こわれかけのカセット

日々日常で目にするおもしろ~いを紹介していこうと思ったけど、結局なんでもアリなんです。

フランス便り-93/フィリップ・スタルクデザインニーム市紋章図版01

2012-09-01 00:00:57 | フランス便り
少し前にも触れさせて頂きましたが、ニームの街中を歩いていると、至る所で目にする「ヤシの木に繋がれたワニ」ニーム市の紋章。ローマ時代から引き継がれている重厚なタイプから、現代的なイラスト風なモノまで様々です。実はこのイラスト風の紋章、フランスの大御所デザイナーフィリップ・スタルクが、1986年にリデザインしたモノだそうです。旧市街の石畳の鋲、円形闘技場周辺ポールのキャップ、新しい建築物、観光案内所や案内板には、このデザインが採用されており、ニーム市民や観光客にもマスコット的存在として愛されております。ポールキャップは幾つも記念に持ち去られておりました。今回行きそびれましたが、スタルクはニームのバス停やショップも幾つかデザインしているようです。度々述べておりますが、ここにも、古いモノと新しいモノを共存させ、街を活性化させていこうとするニームという歴史的都市の魅力が伝わってきました。参考サイトはhttp://starckinblog.blogspot.fr/2010/09/starck-clou-de-nimes.htmlです。皆さんは、このワニマークどのように思われますか?個人的には、さすがにスタルクらしいウィットに富んだ、すっきりとしたデザインだと思いました。


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