こわれかけのカセット

日々日常で目にするおもしろ~いを紹介していこうと思ったけど、結局なんでもアリなんです。

パリつれづれなるままに買い付け-879/Le Tabouret de l'École des beaux-arts 01

2016-01-17 01:04:45 | パリつれづれなるままに買い付け
昨日、近所の蚤の市ヴァンヴのある業者さんのお店で買い付けた逸品”Le Tabouret de l'École des beaux-arts”のご紹介です。お世話になっております、ご本人も既に数脚所有されていらしゃる、あるお客様に頼まれて長きに渡り探していた、パリ国立高等美術学校/エコール・デ・ボザール http://www.beauxartsparis.com/fr/ で、かってデッサン用に使われていた希少なスツールだそうです。本来ならば、木製の座面に緑に塗装されたスチール脚部という様相ですが、今回はおそらく前の所有者によって全体的に白ペンキが塗られ、それもかなり使い込まれて所々剥がれ、何とも言えず良い雰囲気を醸し出している一台です。エッフェル塔の作りに似た、当時の造形物から大いに影響を受けたと思われる、曲げ加工の施された細いスチール板で構成された脚部の作り、大小二枚の無垢木板を微妙な傾斜を付け隙間を空けて配置した座面、見た目も使い勝手もデザインされた、まさに「座るための建築」のような一脚です。皆さんは、このまま白の塗装が残った状態で使っても良いでしょうし、将来的に一手間掛けて塗装を落とし磨き、木とスチールの各素材感を生かしても更に良くなるのではないかと思われるこんなスツール、どのように思われますか?個人的には、コレクション用にまたはインダストリアル系デザインインテリア空間作りのアクセントに取入れてみると良いのではないかと思っております。椅子・スツール好きの方、インダストリアル系デザイン好きの方にも勿論、お薦め致しております。参考サイト : http://salvage303.exblog.jp/16617340 http://miyawaki.exblog.jp/4564480/ http://www.fertravail.jp/seat/beaux-arts-school-stool.html