こわれかけのカセット

日々日常で目にするおもしろ~いを紹介していこうと思ったけど、結局なんでもアリなんです。

パリつれづれなるままに買い付け-436/LE MONT-ROUGE 1930年代フランスワークジャケット01

2015-02-07 06:38:59 | パリつれづれなるままに買い付け
つい最近、パリの中心部マレ地区のある古着屋で、出会った瞬間恋に落ちてしまっていた逸品のご紹介です。フランスの古いワークウェアではたまに見掛ける「ル・モン・ルージュ」製の青モールスキン素材使いのジャケットが、歴史を経てスペシャルなアート作品のような一点モノにアレンジされております。左胸ポケットのV字型ステッチから推測すると、1930年代頃のモノのようです。使い込まれ色抜けした絶妙な風合いの青モールスキン生地ベースに、四種類の色目が異なる青とグレーのコットン・リネン生地を使って、リペア・パッチワークした前身頃や袖口周りの手作業の跡が素敵です。様々な時代を通り抜けて来たであろう、百戦錬磨の凄みや存在感があります。愛着のある古いモノを、ボロボロになっても修理して変わらず大切に使っていく姿勢に感動します。サイズ表記はありませんが、177cm60kgの自分が着た感じでは、ちょっとキツイぐらいなので、42~44/S~M相当だと思われます。普通のフランスワークジャケットでは満足出来ない粋なお洒落好きの方に最適だと思います。皆さんは、ユーズド加工品では絶対に出せない、本物だけが持つ味のあるこんな一着、どのように思われますか?個人的には、現代アートを着こなす感覚で選んでみると良いのではないかと思いました。一点モノ好きの方、人と違ったモノをお探しの方にも、勿論お薦め致しております。