熱海に沈められている砂利運搬船は 30年以上の年月が過ぎ 朽ちかけてはいても
カラフルなソフトコーラルが付いてサカナ群れ まるで竜宮城
以前から潜りたかったけれど 初めての所に単独で乗り込むのは無理・・・
行きたいなぁ~~~と思っているところに 好いタイミングでお誘いが
喜び勇んで 雨降りの肌寒い10月初めの平日に 行ってきました
この砂利運搬船は かなり大きくて 半分のところで 切断してしまい 前後が少しずれ離れているとのこと
最初は 後部から~~~~~
最後部から 少し進んだところに タイヤのようなリング状の人工物がつる下がっていて
周囲にはネンブツダイの大群が!!
太陽光が射さない海中は 暗く ストロボ光が届かないところは キレイな色彩も写らず
カメラの感度をどんどん上げていかないと ただ暗い藍色の海中写真になってしまい
何度も設定を変えたり 近づいてみたり 苦心の連続。。。。
船縁の内側と外側に キレイなソフトコーラルが まるでお花畑のように付いている光景には
これは何としてでも 色を撮らなければ!!と モチベーションが上がり 頑張って設定を見直して
お気に入りの1枚です
前方に潜ったときに 船内に入ると 小さいサカナの大群や 船の構造の柱にびっしりとソフトコーラルが付いて
不思議な光景が広がり ミステリアスな空間になっていて
目の前に 巨大なサカナがいて度肝を抜かれ 撮るまもなく 逃げられてしまいました
後で確かめてみると クエ だったようで 多分2mはあったと思う と言うと他の人たちに 盛り過ぎだと
言われましたが・・・・・・本当に巨大でした 証拠写真は必要ですね
船縁の穴から 覗くと フレームのようで向こう側が額絵になっていました
一番前 何を巻き取るのかよく分からなかったのですが・・・ 巻き取りをする大きな機械
ハナダイが群れていました
水深が深めなので 船底には行かず 船縁の群れを見ながら泳いでいても アカオビハナダイや
サクラダイがいっぱいで 楽しませてくれます
3本目 15時を過ぎた頃 このハナダイたちが 産卵をはじめるタイミングだそうで
それを是非とも見てみたくて ほんの少し寒いのも忘れて かなり暗く見える海中
真っ赤になって メスを追い回すサクラダイのオスの行動を観察
大きくて ヒレを思いっきり立てて メスに向かってアッタック
見ていると 何故か メスは逃げているような。。。。。。。
逃げられても しつこくアタックを続けて
2匹が寄り添っているような~~~~オスのランデブーが成功したのか よく分かりませんが
気に入ったオスがいると メスは産卵して そこにオスは放精をするそうです
あちらこちらで ビュンビュンとしていて ペアが寄り添っていたり 逃げていたり・・・・
右に 少し大きなサカナがいますが メジナ
サクラダイの乱舞の傍らに もれなく メジナが見ています
ただ見ているのではなく 放たれた卵をちゃっかりと 食べているそうです
自然界は 厳しいですね~~
やっと ペアが成立して産卵をしたと思った途端に メジナの餌にって。。。。。。。。
こんなにも劇的で 激しい種の保存の行動を目の当たりにして面白くも切ないサカナの世界を
思い切り楽しませてもらいました
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