おいしかったね。

我が家の食卓で好評だった料理・レシピを紹介します。

冬の思い出(2012年パリ編その15)

2012-02-21 07:30:24 | 食べ歩き・お土産他
パリ観光3日目のディナーは、少し遠出をして「Bistrot Le Sot l'Y Laisse」へ行きました。
このお店は旅行でパリに行ってると知った主人の知り合いが、紹介してくれたお店です。
この日は午前中にルーブル鑑賞、お昼はモンパルナスのビストロ、午後はマレ地区散策と、かなり歩き回って疲れていたので、予約もなしで行くのに迷いましたが、紹介してくれた方は相当のグルメということもあり、地下鉄を乗継ぎ、そのお店にたどり着きました。

ここは日本人のご夫妻が営むビストロで、ご主人は代官山「メゾン ポール・ボキューズ」 元料理長の土井原氏です。

開店ちょい前の時間に着いたので、まだお客さんはいませんでしたが、雑誌の取材が引き上げるところで期待が膨らみます。
が、この日は予約でいっぱいとのこと。主人が○○さんからの紹介で来た事を告げると、地下室から椅子を出して即席の2人席を用意してくださいました。
オーダーの際には奥様が丁寧にメニュー、ワインを紹介してくださったので、それを聞いているだけでワクワクしてきました。
私たちが席に着いてオーダーを終えた頃には地元の予約客でお店は一杯に。
お店を開いてわずか2か月なのに、すでに現地の人気店とは更に期待が膨らみます。

上の写真は私が頼んだ牡蠣の前菜です。
生牡蠣の上に殻を剥いた際の汁で作ったジュレ、ピンクペッパーを乗せた一皿です。
キラキラと見た目も素敵なジュレには海の香りがぎゅっと詰まってて、パリに来て毎日、牡蠣を食べてきましたが、牡蠣そのままの美味しさを大事にしながらも食べる人に新しい味の発見の嬉しさ、楽しさを提供してくれるお店のスタイルに感動しました。

メイン、デザートまで全ての料理が素晴らしかったので写真を掲載します。
料理の美味しさに加え、周りの席でも皿がテーブルに運ばれるたびに歓声があがるのを見て、ここは本当に心地の良いお店なんだな、と思いました。

おまけ
主人の前菜。まぐろの漬けのような懐かしい味にホッとしました。
主人のメイン。白身魚のソテーにかぼちゃのグリルとビューレ。付合せの野菜はどの皿も参考にしたい美味しさです。
私のメイン。この時期しか味わえないジビエ(colvert)のオレンジソース。鴨好きにはたまりません。
メインのおまけ。わずかしかない部位をコンフィに。こんなに美味しいコンフィを今まで食べたことないです。
黒ごまのフロマージュブラン。フォームドミルクの淡雪のような口どけとごまの風味がよく合います。
リンゴのパートフィロ。パイとは違ったパリパリで軽い食感は自宅でもぜひ作ってみたいです。

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