◎角川文庫版『綴方教室』(1952)の目次
本日は、角川文庫版『定本 綴方教室』(一九五二)の「目次」を紹介してみる。次のようになっている。
目 次
第一部
桃の節句 光男 ゆうべ
おだんごやさん うずら豆 お湯屋の番頭さん
お昼ごはん うさぎ つゞり方
夜ねる時 えいご えだ豆
井戸そうじ 犬ころし しかられたこと
おびのぶらんこ 馬力 にわとり
自転車 困つていた頃の事 かんじよう
おりえさんのおばさん きつねつき 浪花節
はだしたび 火事 〔二十六篇〕
第二部
お菓子 きつねつき 芸者
家賃 セル 停電
せんべつ袋 残業 友ちやん
お勘定 口ごたえ ペテン 〔十二篇〕
附 録 悲しき記録
その一 父の留守 その二 羽子板市
その三 あらそい
解 説 〔角川文庫編集部〕
以上が、角川文庫版『定本 綴方教室』の「目次」である。角川文庫版の第一部は、中央公論社版『綴方教室』の「前篇」に依拠しているが、そこにあった大木顕一郎による解説は、すべてカットされ、豊田正子の「綴方」のみが紹介される。角川文庫版で、大木顕一郎の名前が出てくるのは、巻末の「解説」の冒頭のみである。
明日は、岩波文庫版『新編 綴方教室』(一九九五)について紹介する。
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