ON  MY  WAY

60代を迷えるキツネのような男が走ります。スポーツや草花や人の姿にいやされ生きる日々を綴ります(コメント表示承認制です)

プランターで育ったこの花、何の花?

2022-08-21 21:35:14 | 草木花
これ、わが家の庭のプランターで、伸びていった植物なのだ。



ちょっと見ていなかったら、茎を伸ばし、縦に横に、ずいぶん広がってきた。
でも、植物だから基本的に上に伸びようとしているのだけどね。
まあ、強い風に倒されてしまったりもしているけれど。
伸びていって、花を咲かせるようにもなった。
花は、こんなもの。



特別キレイというわけではないが、ずいぶんと小さく可愛らしい。



咲いた後には、綿毛をつける。

さて、【問題】です。
この花はいったい何の花でしょう?
知っている人には簡単でしょうけどね…。










【ヒントにならないヒント】
これは、キク科アキノノゲシ属の植物です。
分かります?
そんな紹介をされても分からない!?

アキノノゲシって、こんな花だったよね。



アキノノゲシの花を見たって、上の花が何の花なのかは分かんない?
ごもっともで。

【ヒントになりそうなヒント】
◆代表的な生野菜の一つです。
◆サラダによく使われる、丸い球型の野菜の名前が使われています。
◆これもサラダによく使われます。


【正解は】
これです。



そう。
サニーレタス(リーフレタス)

育つと、こんな花が咲くのですね。
私は今まで知らなかったので、載せてみました。
皆さん、知っていましたか? (^_-)-☆


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難敵熊本をウノゼロで下す ~2022ホーム熊本戦~

2022-08-20 22:36:18 | アルビレックス新潟
サッカーJ2リーグ、第32節。
新潟は、ホーム、ロアッソ熊本戦。

前節は、火曜日に横浜FCが延期された群馬戦に勝って、首位に浮上した。
アルビレックス新潟は、勝ち点差1の2位で今日の試合を迎えている。

今季開幕以来負けがなかったホーム戦だが、6月の第22節の秋田戦でホーム戦10連勝を果たした後、ホームで勝ちがない。
と言っても、1分け2敗。
この間、アウェイでは、4勝2分け1敗。
トータルで見ると、4勝3分け3敗と、そんなに悪くないのだが、多くのサポーターが来場するホームではしっかり勝利する姿を見せてほしいと思っていた。

今日の試合、絶好調のFW鈴木孝司が、前節の試合で脚を痛めて欠場。
代わりに、第25節の後半に出場したFW谷口が、ずっと怪我で出られなかったのだが、先発出場を果たした。

谷口にとって、熊本は前所属のチーム。
恩はあるが、今は新潟に欠かせない選手。
なのにしばらく欠けていたわけだから、やっぱり活躍してもらわなくては。

その期待のとおり、谷口は、1試合を通してよく走り、勝利に貢献してくれた。
試合は、1-0、俗にいうウノゼロで新潟が、2か月ぶりにホーム戦で勝利した。
その1点は、小見が決めたものだが、ラストパスを出したのは谷口だった。
鈴木と同じようにFWとして貴重な選手だということを証明する試合でもあった。
自身でも打ったシュート数は5。
惜しいものもあったし、鈴木が怪我でもそん色ない働きをしていた。
これからも、鈴木と並んで、大切な存在だということを見せてくれた。

そして、初めて目の前でトーマス・デンのプレーを見た。

一言で言うと、実に
いい!
間違いなく、すばらしい「夏の補強」だ。
ボールを取られない、ミスもほとんどない、競り負けない、スピードでも負けない、迫る相手をターンでかわす、パスも魅力的だ。
どの姿にも、頼りになるセンターバックだと分かった。
入団してからここまで長い時間を要したが、よく故障を治して、戦力となってくれた。

1-0というスコアは怖い。
何かちょっとしたアクシデントで得点が入ってしまう。
どうか「潟り」ませんように、と祈った。
相手の攻めをしのぎながら、後半も75分を過ぎると、新潟はもっぱら熊本の背後をねらって攻め入った。
その組織的なチームプレーが、攻守に本当に見事だった。
それでも、その後は互いに得点はならず、そのまま試合は終了。


新潟が、勝ち点3をゲットした。
試合後は、みんなで明るく輝くプラネタスワンでお出迎え。


ヒーロー、小見は、「ボクが得点を決めれば勝てると思う」と,若者らしく力強く語っていた。


今日は、横浜FCは4位岡山を1-0で下し、首位を守った。
3位の仙台がJ2残留争い渦中の群馬に0-1で敗れ、2位新潟との勝ち点差は7に広がった。
J1自動昇格圏の2位までの横浜FCと新潟が勝利したために、少し3位と差が開いた。
だが、油断は禁物だ。
1試合1試合、すばらしいプレーを展開し、目指すところに向かって行こう。

Visca Albirex !

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ハスの花、オニバスの花

2022-08-19 21:26:07 | 草木花
夏もこの時期になると、そろそろ咲いているはずだと思った。
福島潟のオオオニバス。
8月下旬から9月上旬にかけて咲くはずだ。
そして、すぐ近くの遊潟公園にはハスの花もまだ咲き残っているはずだ。

ということで、今なら二つの「ハス」の花が見られるはずだ。
それを期待して、福島潟へ見に行ってきた。


だけど、オニバスの花を見るには、少し早すぎたようだ。

オニバスの葉は大きなものなのだが、確かに大きいなというほどのサイズではなかった。

花もあるにはあったが、咲き始めたばかりの小さなものばかりで、数も少なかった。
訪れる時期がちょっと早かった。

だけど、咲いているものをみると、明るい紫色の、いかにも南方で咲く花だと思わせる花だった。

今度は、遊潟公園の方へ行き、ハスの花を見に行った。

こちらでは、ハスの花は咲き残りもあるにはあった。
が、花びらが一部落ちているなど、きれいだなと思うものは少なかった。

訪れる時期がちょっと遅かった。

それでも、あちこち歩き回って、いい感じのハスの花を探した。


水の中から少しだけ顔を出して咲くオニバスの花。
天に向かって背筋をまっすぐ伸ばして咲くハスの花。
どちらも、たくさんは見られなかったが、絢爛(けんらん)という言葉が似合いそうな花たちに会えて、うれしかったよ。


ついでに、傘になりそうな大きなハスの葉も楽しかったな。

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高校野球準々決勝、東北勢2校がベスト4進出

2022-08-18 21:50:43 | スポーツ
今日は、久々に甲子園の高校野球を1日見た。
今日は、大会で一番面白いと言われる、準々決勝4試合。
2年前は、大会そのものが中止となって開催されなかったのを思えば、今年は観客も入っていて、ここまで来てよかったなあと思う。
なにしろ、高校野球だから、高校生にとって出場できるのは今しかないのだ。
チャンスは3回しかなく、戦力が整って出場できたというのはその数少ない3回のうちの1回しかない。
だから、悔いのない戦いを、と願う。
COVID-19感染症に感染した高校同士の戦いを、日程を変更して行ったのは、高校野球連盟の英断だった。

さて、今日は準々決勝。
どこが勝ってもよいのだが、地域的に近いところの応援をしてしまう。
だから、東北の代表を応援してしまう。
私の住んでいる所は新潟県だが、緯度を見てみると、福島県よりも北に位置している。
宮城県と同じような北緯の緯度線に位置している。

その宮城県、福島県の代表校が、準々決勝に進出していた。
平均的に見ると、東北よりもレベルが高く見える関東地方や東京都の代表校は、もう残っていない。
まあ、新潟県の属する北信越地区の高校も全滅してしまったけれども。
残っていた8校は、
東北の2校、仙台育英(宮城県)、聖光学院(福島県)、
東海地区の愛工大名電(愛知県)、
近畿地区の2校、大阪桐蔭(大阪府)、近江(滋賀県)、
中国地区の下関国際(山口県)、
四国地区の高松商(香川県)、
九州地区の九州学院(熊本県)。

さすが、準々決勝、どの試合も大変面白かった。
第1試合では、仙台育英が堅い守りと正確なタイムリーで愛工大名電を6-2で下した。
そんなに強そうに見えないのだが、そつがない仙台育英の伝統を見た思いがした。
第2試合は、シーソーゲームとなったが、春の選抜準優勝の近江が、エースで主将の山田降板を補うチーム力を見せて、高松商に7-6で逃げ切った。
そこに、今春のセンバツ準優勝校の意地を見た気がした。
第3試合は、優勝候補筆頭の、春の大会優勝校大阪桐蔭を相手に最終回に逆転し、下関国際が5-4で勝利するという番狂わせ(失礼!)を演じた。
終盤には、トリプルプレーで大阪桐蔭のチャンスをつぶす場面もあった。
第4試合は、先制されながら逆転し大量リードに成功した聖光学院が、雨が降る中終盤の九州学院の追い上げをしのぎ、10-5で勝利した。

この結果、ベスト4に、仙台育英と聖光学院の東北2校が進出した。
これは、なかなかなかったことだと思う。
今回、東北6県の代表校のうち、その2校を含め5校が初戦を突破した。
今大会の東北の実力は高かったといえるのかもしれない。

準優勝こそあれ、優勝旗は、まだ東北の高校に渡ったことがない。
俗にいう、「白河の関」を越えたことがないのである。
今回は、そのチャンスだと思う。
幸か不幸か、準決勝では、その両校が対戦する。
だが、2校のうち1校は決勝に進むということでもある。
あと2戦、ぜひともがんばって、東北の高校に優勝してほしいものだ。
がんばれ、聖光学院。
がんばれ、仙台育英。

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ひと月ぶりの野草の花見RUN

2022-08-17 18:14:11 | RUN
自己記録の更新や走行距離の増加にこだわらず、走りを楽しむことを目的とするようになってから、今は週に1回、多くて2回しか走らなくなった。
ただ、ここのところの猛暑で、走る回数も距離もますます減ってしまった。
7月など、走ったのはわずか3回、合計33km。
8月に入ってからは、2回にすぎず、それも6kmと8kmをそれぞれ走っただけだ。

天候の具合と体調が整わないと走ろうという気にならない。
あまりにも暑くて、
「厳重警戒」 激しい運動はひかえよう  とか
「危険」 運動は中止しよう
なんて表示ばかりを見せられると、さすがに逆らってまで走ろうという気はなくなってしまう。

今日は、もともと(?)新潟県では大雨が降るなどと天気情報では言われていたのだった。
それなのに、午前中雨は降っていなかった。
道路にそなえられた気温表示も、25℃から27℃と、高くはなかった。
だから、久々に走りに出た。
いつも野草の花々を見るのを楽しんでいる自然公園へ、ゆっくりめのジョギング。
ひと月ぶりの野草の花見RUNに出発だ。

田んぼの一角に、ハスの花が咲いていた。


公園に入ると、目の高さでは、ホツツジが多く咲いている。


足元には、キンミズヒキ

ピントが合わないね。


アゼムシロも元気だった。

さらに、もっとも目立ったのは、ギボウシの花。

あちこちの水の流れのそばにたくさんさいていた。
なんだか、キキョウの花のように見えるものもあった。


同様に、水場の近くに多く咲いていたのが、白い小さい花。

オカトラノオに似ているが、これはきっとヌマトラノオだな。



さらに走り進むと、ヒヨドリバナもだいぶ伸びて、先端に花を咲かせていた。


あれ?このツルを伸ばして咲いているのは、

ツルリンドウだ。

もう咲いているのか。

家に戻る途中には、オオハンゴンソウの花を、何年ぶりかで見つけた。

場所によって、咲いているところには多く見かけるのだが、今回見つけたのは久しぶりだった。

こんなふうに、ひと月前とは違う花々を見つけては足を止め、撮っていた。
走って疲れるよりも、花を見つける楽しさの方がまさっていた。
楽しかったな、ひと月ぶりの野草の花見RUN 10km。

30℃に達せず、20℃台の後半なら、こんなに体が楽なのだなあ。
花の季節の移り変わりをたっぷり味わうことができたよ。
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「田中角栄と河井継之助、山本五十六 怨念の系譜」(早坂茂三著;東洋経済新報社)

2022-08-16 20:04:10 | 読む


本書は、田中角栄の秘書として知られた早坂茂三氏の著書である。
2001年に刊行されたものが改訂され、2016年に新装出版されたものである。
新潟県出身で県外の人たちにもよく知られた人として、河井継之助、山本五十六、田中角栄がいる。
新潟県、とくに長岡周辺の出身の3人の生涯を紹介しながら、共通することについても語っている。
河井継之助、山本五十六、田中角栄の3氏は、ともに大きな理想を持ち、実行力によってその実現に向けて実績を残し、努力した人たちだった。
それなのに、正当に評価されずに「逆賊」のような汚名を背負わされ、無念のうちに亡くなっている。
副題に「怨念の系譜」とあるのは、そんな背景がある。
今まで知っているようでよく知らなかった3人について知りながら、何かと考え直すことも多かった。



河井継之助が念じたのは、新政府軍の薩長にも幕府軍である奥羽列藩同盟にも偏らない新しい政治状況の構築であり、武装中立国家論と日本近代化の道筋をもっていた。
長岡藩に近代民主国家を建設し、民主化のモデルケースにするために、最強の軍備を整え、藩庫の充実に腐心した。
構想には、3年後に長岡藩が海軍力を持つことまで含まれていた。
ところが、小千谷会談の談判決裂により、新政府軍と戦わざるを得ない状態になってしまい、武力と知力を生かして最後まで戦い、無念の死を迎えた。

山本五十六は、アメリカでの最初の海外生活で、資源の豊富さ・強大な生産力などだけではなく、自立した生活、デモクラシーの根付き、結束力の強さなどの民衆の力についても、日本との圧倒的な国力の差を認識し、深い絶望感を抱いた。
だから、アメリカと戦うなどということは極力避けようとしたのである。
先見性に優れた山本が、いち早く海軍の航空力育成を提唱し、30年後に航空機は、海戦の主力になった。
その海軍の航空戦力があったからこそ、アメリカとの海戦となった場合の見通しを聞かれて、国力の圧倒的な差から否定的に答えていた。
「やれと言われれば、一年や一年半は存分に暴れて見せますが、それ以上は保証できません」。
それは、短期決戦の場合のみわずかな勝機があるが、長期戦となれば勝ち目はないという意味だった。緒戦で大打撃を与え、和平交渉に持ち込みたいという願いが込められていた。
だが、これは、一年半は大丈夫という意味にとらえられ、開戦となってしまった。
その後の展開は、山本の危惧した通りとなり、彼も撃墜死に至った。

田中は、貧農の出身である。
河井継之助が敗れた明治維新いらい、表日本の大都市や周辺地帯が、国家権力に手厚く庇護された過程に比べて、新潟県を含む裏日本の社会基盤整備は後回しにされ、貧困が放置されてきた。
このままでいいはずがない、という深沈とした思いが、青年政治家角栄の心象風景である。

若い彼がしたことは、議員立法活動の展開だ。
昭和25年からの3年間に21件もの法律を成立させている。(生涯33件)
都市と農村の共存共栄を図り均衡のとれた国土の発展を目指す国土総合開発法。
働く人たちに住まいを与える住宅金融公庫法、公営住宅法。
国道の総延長を2倍に伸ばし、地方自治体の負担を軽減する新道路法。
ガソリン税を道路整備の目的税として活用できるようにする、道路整備費の財源等に関する臨時措置法、などなど。
いずれも、日本の戦後復興と成長経済へテイクオフさせる重要な役割を果たしてきた法律ばかりを、田中は次々に成立させていたのだった。

それなのに、著者いわく、
「ロッキード事件いらい、木を見て森を見ないマスメディアは、味噌も糞も一緒にして、刑事被告人・田中角栄を地元利益最優先の政治家とこきおろし、弾劾した。」

このロッキード事件だが、被告人田中の死去によって、彼が本当にクロなのかシロなのかということが、結果的にあいまいになってしまった。
しかし、本書では、田中の秘書を務めた著者ゆえに、検察ファッショとマスコミの世論誘導によって汚名を着せられたと主張している。
主張するだけでなく無罪である根拠にも言及している。

「検察がでっち上げなどしない」
「マスコミが報道するのは正しい情報」
そんな思い込みが、私たちにはある。
だが、元厚生労働省事務次官の村木さんの冤罪事件は記憶に新しい。
そして、マスコミ報道によるバッシングで心身に大きなダメージを受けた人たちの話は少なくない。
そんなことを考えると、反証を上げながら主張する著者が正しかったのだと思う。

私自身、当時はマスコミ報道ばかりを信じ、「地元利益優先の金権政治家」ととらえてしまっていた。
だが、本書で田中が行ってきたことについて、今回改めて別な視点で見ることができた。
自分の過去の貧しさがあるからこそ、民衆の幸福を実現したいということ。
そのために迅速な判断力と確かな実行力をもって実現していくこと。

3人とも異彩を放つがゆえに、反発を受けたところがある。
理想の実現が果たせずに、無念だった。
その「怨念の系譜」。
読後、この3人は、新潟県人として誇れる存在なのだと再認識した。
そして、メディアなど大勢の意見に流されず、衆目を気にするより自分の考えをもち行動する人でありたい。
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夏の補強がなくても

2022-08-15 20:33:25 | アルビレックス新潟
「今上位にいるからJ1昇格の絶対のチャンスは逃しちゃいけない」
「去年のように、後半戦は失速しそうだ」
「J1昇格のためには得点力のある選手の補強が必要だ」
「至恩の海外移籍、イッペイや三戸のケガなどから選手不足。補強は絶対必要」
「至恩の移籍金はじめ金はあるはずだから、いい選手を連れてこい」
…などなど、熱心なアルビレックス新潟のサポーターには、いろいろな選手補強必要論が渦巻いた。
それらの人たちは、8月になって今か今かと選手の移籍情報が届くのを待っていたようだ。
だが、結局、アルビレックス新潟の選手の補強はなかった。

最近の対戦では苦戦している試合もあるけれど、私は、移籍による補強は現状では必要ないと考えていた。
なぜなら、至恩が移籍したり三戸が負傷離脱したりしていても、今季の新潟の得点力は落ちていないからだ。

去年は、出場する選手がほぼ固定されていて、特定の選手が欠場すると、代替出場する選手はどうしても見劣りがした。
そして、攻めの形についても、ボールは後ろでつないでも前でチャンスは作れないままだった。

ところが、今年は違う。
戦い方が浸透しているが、去年のようにただ後ろでボールを回すだけではない。
鋭い縦パスがあったり、細かいパス交換があったりして、シュート数や得点が多い。
ゴールに迫る攻撃力が磨かれている。
また、代替出場や交代出場する選手のレベルが上がっていて、他選手と比べてもそん色ない長所となる武器を持っている。
さらに、そのことを各選手が互いに知り合っていて、勝つために活かし合おうとするから、チームとしての総合力が高くなっているのだ。
そのうえ、互いの個性を認め合っているせいか、若い選手もベテラン選手も非常に仲が良く1つのファミリーのようになっていて、厳しいことを言い合いながらも仲が良い。

移籍した選手を連れてくると、どうしても使わなくてはならない事情が生じる。
そして、今のチームとしての戦い方になじむのに時間がかかる。
新しい選手の性格やプレーの長所短所を知るのに時間がかかる。
そんなことを考えると、移籍した選手が本当に戦力になるのかどうか、疑問なのだ。

それよりも、今の選手たちの技量と戦い方をさらにブラッシュアップする方がよい。
そう思っていたら、栃木戦前の監督談話に、その思いが載っていた。
ああ、やっぱりそうだったんだな、と補強なしに心から納得した。
(以下新潟日報から)

◆シーズン途中補強なし「今いる選手を信じている」
 Jリーグの夏の登録(移籍)期間が12日に終わり、新潟は今季シーズン途中での補強がなかった。松橋監督は「強化部と話してきた中で(補強しないという)結論に至っている」と説明した。
 効果的なポジショニングと連係で、ボールを保持しながら戦う新潟。シーズンは既に終盤戦で、「時期的に、誰でもというわけではない。スタイルに適応する前に終わってしまうというよりは、今いる選手を信じている」と指揮官。既存の選手で首位争いをしていることも鑑み、「このメンバーが、これまでをつくり上げてきた要因の一つ。彼らのためにも今の状態でどこまでやれるかを求めていきたい」と語った。


この言葉を裏付けるかのような、先発メンバーの6人入れ替え、シマブクの初先発、トーマス・デンの初出場初先発起用であった。
そして、控え選手への交代も活用して、昨日のアウェイ栃木戦の試合は見事に2-0で勝利したのであった。

また、チームの雰囲気がよいことも、昨日の試合後の振る舞いでとてもよくわかった。
昨日は、控えメンバーのまま終わった、千葉と阿部が2人してあいさつが終わった後にサポーターのスタンド前まで戻って行き、肩を組んで「アイシテルニイガタ」をサポーターたちと一緒に大声で歌っていた。
それをメンバーたちは、笑ったり飛び跳ねたり拍手をしたりしながら見守っていて、いいなあと思った。
YouTubeなどで見られる、「アイシテルニイガタ」を歌う千葉と阿部の姿には、涙が出た。
いいチームだなあ。
選手もサポーターも、みんな一緒になっているって、すばらしい。

補強がなくても、控え選手たちも、サポーターたちも、支えることでチームを補強してくれている。
そんなことがとてもよくわかった、昨日のアウェイ栃木戦であった。

Ⅴisca Albirex !!
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久々の声出し応援も後押し、アウェイ栃木戦で快勝!

2022-08-14 21:50:04 | アルビレックス新潟


サッカーJ2リーグ、第31節。
新潟、結果的に快勝であった。
台風の影響で、横浜FC対群馬ほか、昨日中止となった試合もあった。
新潟は、今日の試合で、アウェイ栃木戦。
カンセキスタジアムで行われる今日の試合は、一部の応援席で声出しが可能だ。
アルビレックス新潟にとって、声出しができるのは、2020年2月の開幕戦・アウェイ群馬戦以来なのである。
だから、その後に入団した小見やシマブク、トーマス・デンなどのメンバーは、1試合も新潟の声出し応援を見たことがないのだ。
今日は、初めて新潟の声出し応援を味わってもらえる。
試合前から、それが楽しみだった。
でも、私は、家でDAZN観戦にすぎないのではあるけれども。

午後4時前に発表されたメンバーの発表を見て、驚いた。

半数以上の6人の入れ替えである。
(赤字は、今節の変更)

上記に、あえて書いたメンバー(小見、シマブク、トーマス・デン)は、今節を迎えるまで先発での起用がなかったメンバー。
驚きの起用であった。

それゆえに、連係に難しさがあるのではないか、と少し危惧した。
前半は、試合が進むにつれて、パスのちぐはぐさが見られた。
それよりも、栃木の積極的な守りによって、新潟のパスが前線にまで届かない場面が多いと感じられた。

だが、相手のチャンスを防ぐうちに、前半40分、デン→伊藤→鈴木とゴール前につながったボールを、鈴木が相手2人を翻弄して左足できれいなシュートを決めた。
守勢の新潟が、先制点を挙げた。

後半も、どちらに転ぶか分からない展開になっていたが、選手交代もうまく活用して相手に得点を与えなかった。
そして、86分、交代出場した松田が右から進入して横にパスを送ると、そこに駆け込んだ藤原が、なんと3試合連続のゴール。
2-0。
ここで、勝利を確定した。

蒸し暑い中で初めてフル出場した小見は、終盤げっそりした表情ながら走り続け、相手の決定機も防いでいた。
そこに代表されるように、各選手が自分の役割をきっちり果たしていた。
初出場のトーマス・デンも、無難にセンターバックの仕事を果たし、力があるところを見せていた。

そんな選手たちを支えていたのは、今日の声出し応援で鼓舞激励していたサポーターの声援だった。
先制ゴールを挙げた鈴木は、インタビューで、新潟サポーターの声の応援に、
「入団して初めての声援を聴いたが、ゲーム前から鳥肌が立ち、泣きそうになった」
と、背中を押してもらえたことに、大きな感謝の気持ちを表していた。

その言葉通り、DAZNの放送画面を見ていると、新潟のサポーターたちの選手を応援する歌声がスタジアム内にいつも響き渡っていた。
その声援が、間違いなく選手たちの背中を押していた。
アウェイの試合なのに、聞こえてくるのは新潟の応援の歌声ばかりだった。
選手とサポーターと、一丸となって戦って勝利した試合だった。
スタジアムに応援に行って、声援を送り続けてくれた皆さん、本当にありがとうございました。
試合後、選手たちがサポーターの皆さんの前にとどまって長く交流している姿が、とても素敵でうらやましく思いました。


さて、この勝利で新潟は、試合が台風で中止された横浜FCを抜いて、暫定首位に立った。
松橋監督のいうように、一戦一戦目の前の相手が最強の敵だと思って全力を尽くして勝利に向かっていってほしい。
Visca Albirex!!

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盆の入り

2022-08-13 21:44:27 | 自然・季節
連日暑い日が続く。
そんな中での盆の入りだ。

墓まで砂の坂道を上って、父母や本家、親戚の方々の墓のところに行く。
墓のある場所は、実は夏は大変なのだ。
なぜかというと、草が生い茂る。
墓の周囲を荒れ放題のままにはしておけないから、誰かが草刈りをしに行かなくてはならない。
だが、ここ数年は草刈りをしに行ったことがない。
母が亡くなってからの数回は、私たちも除草に行ったが、近年は本家や親類の若い人たちに任せてしまっている。
(今年もありがとう。)

夕方近くに行けばいいのだが、午後から雨が降るという予報もあったので、今年は、同じ午後でも早めに行った。
早めに行ったのはいいが、日はかんかんに照っていた。
簡単に汗が出てきた。
持って行った紙を丸めて線香に火をつけたら、地面の刈り取られた草の残りが枯れ草となっていて、まるで導火線のようにほかに移って行こうとしたので、あせった。
急いで、供える花を入れて持って行った水をかけて、その火の広がりを防いだ。

近くに墓参りに来ていた人は、本家の遠い親戚にあたる人だった。
お会いしたのは、10数年ぶりだろう。
私の母世代に近かったはずだから、90歳近くの方だろう。
うちの墓にも、線香を立てていってくれた。
まだかくしゃくとして歩いていたから、「お元気そうでなによりです」と、声をかけた。



それにしても、日ざしが強かった。
墓参りを終えて、汗びっしょりになった。
ここまで暑い盆の入りはなかなかなかったはずだ。



今回特に思ったことは、自分の周りで生きていたたくさんの方が亡くなってしまったなあ、ということだ。
子どものころに、私に声をかけてくれた近所の人たちで残っている人は、本当に少なくなった。
空家のようになっている家もある。
自分はあと何度盆の入りを迎えられるのだろう、なんて考えて、思わず首を振った。
そんなバカなことを考えずに、まずはもっと前向きに、やりたいこと・やるべきことに取り組んで生きていかなくちゃな。
そう考えた、今年の盆の入りであった。
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日がな一日、アマガエル

2022-08-12 21:33:09 | 自然・季節
その存在に気がついたのは、朝7時ころだった。
茶の間の窓の外には、グリーンカーテンにしたくて、アサガオのツルを伸ばしている。
昨日書いたように、アサガオの花のピークは過ぎ、今日も一つしか咲いていなかった。

そのアサガオの一枚の葉の上に、鎮座まします存在を見つけた。

一匹のアマガエルだった。
どっしりした感じで葉の上に腹ばいになっている。

よほど気に入ったのか、時折向きは変えるものの、この葉の上から動かない。


昼どきになっても、動かずにいた。




カエルよ、お前はいったい何をしているの?
獲物が来るのを待っているの?
それとも、座禅を組んでるの?
悟りでも開こうとしているの?

さすがに午後3時を過ぎると、高い気温と強い太陽の光で、アサガオの葉も水分不足になってしおれてきた。
カエルが乗っているには少しずつ厳しい条件になってきた。


それでも、この葉の上から動こうとしないカエル。
体が傾いていったが、ぎりぎりまで我慢しているようであった。


そして、ついに動かなければならないようになった。


別の葉から顔を出して、その表情は「動かなくてはいけないなんて、無念じゃ」とでも言っているようであった。


次に見たとき、どこかに行ったのか、カエルの姿は見えなくなっていた。
一枚の葉の上の滞在時間、約8時間。
人間様なら、普通に仕事をする1日の勤務時間じゃないか。
カエルよ、それならお前は1日、いったいどんな仕事をしていたのだい?

…とまあ、日がな一日、一匹のアマガエルの姿に目を奪われていたのであった。

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