W杯が開かれているカタールのLGBT問題などの人権侵害に抗議しようと腕章をつける計画を立てていたドイツチームがFIFAから拒否されて、試合前の記念写真で全員が口を手で覆って抗議しました。
「何も言うな」とFIFAに言われて反発の意志を現わしたのです。
それに比べて、人権意識の低い日本人には欧米から非難の声も聞かれます。
島国で歴史上為政者から様々な形で抑圧されてきた日本人は、上から抑圧されたら、自分より下にいる人を抑圧するという恐ろしい構造がじいちゃんが子供の頃にも、たくさん残っていて「あの子は、○〇地区の子供だから一緒に遊ぶな」とかいうこともありました。
そんな刷り込みがあったから「〇〇君は移民の子供」と聞くと、高校生ぐらいまで一瞬タジログこともありましたが、大学への進学で東京に出て、生活する数年間の間にいろんな人たちと交流する中で、そうした刷り込みは薄らいできました。
なんつっても、最初に友だちになった女の子が母子家庭だと聞いた時には愕然としましたね。
自分が育った田舎町では、両親が揃っていない同級生なんて皆無でしたから…。
映画業界で働くようになってからは、そんな人たちばかりで、40年前では本当に珍しかった(というより隠してた)LGBTの人たちが周りにワンサカいたんですから…。
すぐ慣れっこになって、人間としてのお付き合いを深めました。
日本の田舎町では、今でもそれらの人を特殊な人として拒否する風潮が濃く残っています。
政権内に蔓延っていた旧統一教会の考え方も同じで、安倍政権が掲げていた「美しい国日本」という標語の中には、古い体質の家族制度や男女間の関係なども含まれていました。
今時、アホみたいな考え方だとじいちゃんは思いますが、本当に人権意識が低い国だと思わずにはいられません。
自民党の政治家は、みんな田舎のオッチャンばかりで、意識変革ができていないばかりか、金をくれれば尻尾を振って金持ちに近寄っていく輩ばかり…。
世襲政治家たちは、地盤・看板・鞄に雁字搦めにされて票が取れるならなんでもする。
政策のベースもそこら辺にあって、田舎を捨てて都会で暮らす人を蔑にするばかりです。
「都会に出て捨て去った田舎の親を政府が代わって助けている」とでも思っているんでしょうか。
田舎の選挙区の票田を潤わせるために交付金や補助金でかき集めた選挙民に、選挙運動の時だけいい顔して、あとは金で操る奴らが今の自民党の政治家たちです。
だから、岸田政権で短期間に3人も更迭しなきゃ~ならない人材不足に陥り、岸田さん本人にも政治資金規正法違反の疑いが出ている始末です。
LGBT問題を声高に叫んでいても、裏へ回れば知らん顔の奴らばかり…。
こんな環境に育った若い日本人にも、そんな意識が引き継がれて、人権意識の高い西洋諸国の人たちから白い目で見られています。
政治家たちは、日本国民の意識変化が怖いんでしょう。
新しくなればなるほど、自分たちの人権意識が低いことが露呈してしまうんですからね。