自衛隊員の命をどう考えてるのか？

　自由民主党・安倍政権は「自衛隊員の命をどう考えているのでしょうか？」。

　昨日も「安全保障法制の整備に向けた与党協議会で、朝鮮半島有事のような周辺事態に限定した船舶検査活動の拡大と、検査の際に船長の承諾を不要とする要件緩和を提案した」（ネットニュースより）と報じられた。

　検査する船舶に自衛隊員が武器を持ち込んでいったら、船員が武器で抵抗してくるということも考えられる。

　例えば、北朝鮮の工作船だったとしたら、どうなるんだろう？

　相手は、当然のごとく撃ってくる。

　銃弾がそれりゃいいけど、もし当たってしまったら怪我だけじゃ済まないことになりかねない。

　そんな場合に、政府は自衛隊員や家族に対してどんな補償をしてくれるのか？

　また、そう言うことがあって当たり前だという前提で法制度を変えようとしているのか？

　自民党議員の「ああしたい、こうしたい」というだけの議論なら別にかまわないが、これら違憲に近い法律が制定されて、実際に運用されることになったら、誰がどう責任をとるのかを明確にしておかないといけないんじゃないだろうか？

　自衛隊に入る人が少なくなってる時に、遠い国へ派遣されて、日本の国益にもならず、国民のためでもない戦闘に巻き込まれて命を落とすという不本意な死に方をしてしまう自衛隊員に対して、政府はどんな声明を出すんだろう？

　今ならまだ机上の議論だけで済んでいるが、こんなことが実現すれば、犠牲者は必ず出てしまう。

　絶対に犠牲者が出ることはないなんてことはあり得ない。

　ましてや原発は絶対安全だと言っていたのに、実際に福島第一原発事故が起きるとこれまで推進してきた政治家たちは「東電は何やっとる！」と恫喝し、税金をつぎ込んで収拾を図ろうとしているが、ちっとも収まらない・・・、これと同じようなことになりはしないだろうか？

　政治家にとって、自衛隊員は単なる駒にすぎないのだろう。

　官邸や国会でギャアギャア言ってるだけで、危ないとこへは絶対に行かないはずだからね、彼らは・・・。

　武器使用基準の緩和にしたって、これまでＰＫО活動で他国軍に守ってもらいながらやってた後方支援や復興事業の際に、不測の事態があっても武器を満足に使えなかったところだけ修正すれば十分じゃないだろうか？

　日本の国際社会での貢献は、あくまでも日本国憲法に則って行われなきゃいけない。

　安倍政権のやりようは、どう考えても現行憲法の考え方から逸脱している。

　もし、彼らが考える国際貢献がしたければ堂々と正面から憲法改正をすればいい。

　それができないなら、慌てて軍事法制だけを変えようとするのは、間違ってるとじいちゃんは思う。

中一男子殺害、18歳逮捕

　多摩川の河川敷で遺体で発見された中学一年生の上村君を苛めていたグループのリーダーとみられる１８歳の男が逮捕されました。

　３学期から急に登校しなくなった上村君に一体何があったのでしょうか？

　彼を殺害した犯人の捜査では、防犯カメラがとても役立ったとか・・・。

　殺害当日、防犯カメラに写った上村君と一緒に歩いていたグループが、次に写った時は上村君だけいなかったことが、警察の網に引っ掛かったようです。

　上村君は、殺される数日前に友達に「殺されるかもしれない」と話していたようで、よくないグループに入ったものの、そこから抜け出そうとして殺されてしまったというのが大方の見方です。

　中学生になれば、親や友達、世間との関係でイライラする年頃・・・。

　どうしようもなく頭にくることやそんな状態から逃れたいという思いで、世間からあいつら悪いぞというグループに入ってしまったりする子もいます。

　年上の不良たちに顎で使われたり、金を要求されて断ったりすると、急に態度を変えられて殴られたり、蹴られたり・・・、ＴＶでよく見る風景が現実に起こってしまったんでしょう。

　それにしても、グループから抜けたいというだけで殺してしまうなんて、最近ではヤクザでもしないようなことになったのが不思議です。

　この不良グループがもの凄く悪いことをしていて、上村君が抜けて、彼から警察にバレたら大変なことになるということでもあったんでしょうか？

　警察は、この犯行の動機をしっかりと捜査して世間に発表してほしいと思います。

　国会の予算委員会の議員達も冒頭で必ずこの話題を取り上げ、寄付金疑惑の最中の下村文科大臣や安倍首相の答弁を求めたりしていますが、議員達の薄っぺらな質疑応答で問題が解決されることなんてないでしょう。

　だって安倍内閣がやろうとしていることは、国際社会？と協調して自分たちに逆らう人間（ＩＳなど）と戦って殺してしまおうというのが目標なんですからね。

　

ayameちゃん、長靴で保育園へ

　今日の名古屋は雨模様です。

　ayameちゃんは出かける時にいつもの運動靴を履いて玄関を出て行きましたが、雨が降っているので引き返して来て「じ～じ、長靴履いてく」と、ばあちゃんに買ってもらった新しい長靴にはき替え、真っ赤な傘をさして、クルマに乗りこんで行きました。

　先ほど震度４の地震があった宮城県を含む北日本では暴風雪への警戒が叫ばれているようです。

　急速に発達する低気圧で日本列島は強風にさらされるそうです。

　先日は、春一番が吹き荒れた地方もあり、少しづつ春が近づいてきています。

　ただ、暖かくなったり、急に寒くなったりという時期はじいちゃんのようにガタガタの体力のない身には、かなりコタエテしまいます。

　昨日から喉がガラガラして、咳ばかりしています。

　体温が高いという症状はないんですが、何となく気だるい感じがします。

　でも、ayameちゃんは元気です。

　今日もじいちゃんが朝食を食べてるとリビングへやってきて、ダア～と走り回り、「ば～ば、ピザ食べたい！」と２階にいたばあちゃんのとこへ駆け上がり、焼き上がったピザを頬張りながら「じ～じ、行ってきま～す」と玄関へ・・・。

　そんなayameちゃんの様子を見ていると、ちょっとだけ元気になるじいちゃんです。

東電の隠蔽、また発覚？？？

　福島第一原発で高濃度の汚染水が外洋に漏れ出していたことが発覚しました。

　東電は昨年四月にこの事実を確認しながら、何の対策も取らずに放置していたようです。

　高濃度の汚染水のもとになったのは、２号機の建屋の屋根の放射性物質が雨で流されて溝に流れ込んだのではないかと言われています。

　これで安倍首相が、オリンピック誘致の際に「福島は完全にコントロールされている」と言ったのは、全くのウソだということがバレテしまいました。

　こんなことをやっていながら「原発の再稼働」なんてよく言えるもんだと思います。

　電力会社も、それを監視する行政ももっと真剣に対処しなけりゃ、原発稼働に賛成する人も不安でならないでしょう。

　大企業が儲けるためには何をしてもОＫという与党の議員達の傲慢さが最近目立っています。

　今朝の中日新聞では、「最初の改憲候補として自民党内で優先度が高まっているのが、緊急事態条項の新設だ。」という特報面での紹介がありました。

　安倍さんが改憲を進めたいのは９条だけど、国民を改憲に慣らすためにまず「緊急事態条項」を憲法に組み込もうとしているという内容で、２０１２年にまとめられた改憲草案によると第９章に「９８条」と「９９条」を新しく加えるというものです。

　この草案では、９８条が緊急事態の例として、（１）外部からの武力攻撃（２）内乱などによる社会秩序の混乱（３）地震などによる大規模な自然災害－を挙げる一方、「その他の法律で定める緊急事態」とも定めています。

　さらに９９条では、「第一四条（法の下の平等）、第一八条（奴隷的拘束・苦役からの自由）、第一九条（思想・良心の自由）、第二一条（集会・結社・表現の自由）を最大限尊重」としています。（以上紙面を引用）

　この条項の前には「有事や大規模災害の発生時には、首相が緊急事態の宣言を行い、首相や内閣に一時的に緊急事態対処のための権限を付与することができる」と書かれています。

　つまり、何かあったら国民の意思に関わらずアホな議員達が勝手に国を動かすことができるということです。

　もっと言うと自衛隊や警察をはじめとする官憲を自由自在に使って私たちを拘束し、国民不在の行政が遂行できるということです。

　９９条で国民のことは最大限に尊重するとありますが、嘘八百・・・。

　国民が自由な活動や発言をするとたちまちひっ捕らえられて牢獄行きです。

　確かに、大規模災害の際に自衛隊の車両が自由に通行できず、救助が遅れるなんてこともありました。

　そんな時には、こうした条項は必要でしょうが、現行法でも十分に対応可能で、それができないのは政治家や官僚たちのプライドが邪魔をしてるからだということは国民はよく知っています。

　改憲する前に、もっとよく考えて自分たちの頭の中の構造を変えた方がいいんじゃないでしょうか？

　戦後７０年間、自民党は党是である「平和憲法の改正」を懐に隠したまま日本を動かしてきました（自主憲法の制定というのは、単純に戦争ができる国にするということではないと思う）が、いよいよ国民に牙をむき出して、戦前のような苦境に私たちを追い込もうと企んでいます。

　本当に為政者という人たちは、何で国民を自由に使おうとするんでしょうか？

　口では、「みんな自由で平等な生活を送れるように」なんて言っておきながら、一方では締め付けを厳しくするように画策する。

　そんな二枚舌の政治家たちに、私たちはいつまでお付き合いしなけりゃいけないんでしょうか？

　安倍さんや麻生さんら世襲議員達が自分たちのじいちゃんが、戦後の日本をどのようにしたら平和な国として復興させるかを考えに考えて、やってきた政治（いっぱいミスったとこもあるけど）をすべてぶち壊すこと（平和憲法を捨て去ること）が使命だと勘違いしているなら、さっさとこの国から出てって戦争ができる国に移民して欲しいとじいちゃんは思います。
　
　

西川農相の辞任・・・

　西川農相が政治献金疑惑で辞任しました。

　相変わらずの「政治とカネ」問題に、呆れてものが言えません。

　これで新しい安倍内閣になってから三人目の辞任で、安倍首相の任命責任が問われていて「任命責任は私にある。国民におわびしたい」と述べています。

　今の自民党では、誰を任命してもどっかに落とし穴があるんじゃないでしょうか？

　いっそのこと閣僚は議員以外から選ぶことにすればいいんじゃないかと思ってしまいます。

　西川さんは辞任の会見で「私がいくら説明しても分からない人は分からないということで、農相の辞表を出してきた」と言っており、世間の人たちは「俺の言うことを聞かんから」という思いが込められているのかも・・・。

　今回は西川さんが代表を務める自民党の支部が受け取った政治献金が、国が補助金の支給を決めた企業やその関連会社からのものだったということで、本人いわく全く法律には触れていないということだけど、専門家に言わせると限りなくクロに近いらしいとのことです。

　抜け穴だらけの政治資金規正法を作ったのは国会議員だから、それも仕方ないのかもしれないけれど、国民から言わせるとこんなザル法があってよかんべか？ということになります。

　まあ、辞めちゃった人のことをトヤカクいっても仕方ありませんが、こんなことばかり続くんで国民は政治不信に陥って投票行動にも影響が出るってもんです。

　それからもうひとつ今日気になったニュースは「選挙権を１８歳から与えましょう」という記事です。

　これは国民投票がらみで出てきたお話ですが、「２０歳から大人だよ」というこれまでの認識と「１８歳で大人だよ」というのでは大きな違いがあると思います。

　確かに高校を卒業して親元を離れて進学したり、就職したりということもありますが、彼らは本当にちゃんと大人になりきれているんでしょうか？

　じいちゃんなんて気分はまだ高校生ぐらいのつもりなのです。

　高校卒業して大人になるための準備期間が２年あって、「２０歳になったから成人だよ～」と言われた方が何だかきちんと大人になれるような気がするんですが・・・。

　外国で１８歳が成人年齢としている所は、徴兵制度と密接に繋がっているようで、安倍さんが大慌てで推進している軍事法制と連動しているんではないかと勘ぐってしまいます。

　高校を卒業する年齢になれば、どんな政治家が頑張ってて、どんな政治家がアホなのかは判断がつくと思いますが、政治に関する意識が醸成していない若者を有権者として加算するのは時期尚早じゃないかと思います。