今季最下位に終わったドラゴンズでは、支配下選手の大量解雇が行われ、球団を離れることになったのは17人…。
そのため選手の補強に、ドラフトでは即戦力になりそうな有力選手を指名したが、当然それでは足りず立浪監督らがドミニカ共和国に視察に出かけました。
球団と縁が深いドミニカですが、なんでそこばかりに拘るのか?
今ドラゴンズに入団したいと思う日本人選手なんて、よほどのモノ好きか、ヘンな奴でしょうから仕方ない話かもしれません。
どう見ても今季役に立たなかった選手とも契約更改をしていますが、中には本人のためにも移籍を考えてあげた方がいい選手もいます。
選手としても、移籍を希望するよりドラに残った方が年俸も下がるけど無職になるよりいいと思ってる人もいるでしょう。
なんせ、万年下位球団に甘んじて、負け癖の付いた選手を欲しがる球団もないでしょうからね。
さて、ドミニカに行って有望な選手は見つかるのでしょうか。
支配下登録して外人選手を育成してる場合なのか。
現有勢力を鍛えて成長させるのにも限界がありそうだし、来季も心配でなりません。
ドラゴンズというチームは、いつからそんなチームに成り下がってしまったのか?
慎重すぎるゲーム運びがつまらなくて金儲けがうまく行かないからとフロント主導で落合監督をクビにした頃から、始まったような気がします。
ドラキチとしては、つまんなくても勝ってくれる方がまし…。
それを分かってなくて金儲けに走ろうとするから、優勝はおろか勝つことも難しい球団になってしまいました。
グランパスも同様に、守備重視の試合運びや年俸が高いからと外人監督を追い払って日本人監督にしたはいいけど、結局守備も攻撃もどっちつかずのチームになってしまい、期待できるのはカタールW 杯の日本代表になった相馬君ぐらいです。
彼もW杯で活躍すれば海外のチームからオファーが来て、早晩チームを離れることになるでしょう。
後に残るのは、歳くった年俸が安い名前だけある選手たちを買いあさるだけのフロントに支配されたチーム…。
ドラもグランも、名古屋に近いど田舎の大企業に支配される自由の利かないフロント連中が牛耳るチームになってしまいました。
その企業が考えてるのは、イカに安くて見栄えのいいモノづくりをするかということだけです。
高い部品を安く買い叩いたり、契約せんぞと恫喝して、言うこと聞かせる独自の何たらいう生産方式にならった「ジャスト・イン・なんたら」…。
活躍しない選手はドンドン入れ替えて、即ゲームに間に合わせるというスタイルです。
これじゃ~、下位組織の選手が育たん訳だ。
長年金を掛けて育てるより、他チームが育てた選手を買い叩いて所属させる。
選手も大企業に支えられた環境がいいからと勘違いして、甘んじてやってくる。
そんなことでいいんでしょうか?
ドラもグランも、選手の育成がヘタッピな理由は、そこらへんにあると思うのです。