
今日も、残暑を超える残暑が続いています。朝から気温は30℃。もう、うんざりですね……。
一番上の写真は、福島潟のオニバス沼で撮影したもの。被写体はミズオオバコです。
オニバスの葉が繁茂していない水面の隙間に、ひっそりと花を咲かせていました。
かつては、水田脇の水路などでよく見かけた“雑草”の一種でしたが、今では絶滅危惧種に指定されています。
オニバス沼の一角には、ミズアオイが群生する池があり、そこに同居するように咲いていたのが昨年までの光景。
今年は、この花を見かけたのは、わずか2回だけでした。
理由は、昨年咲いていた沼に背の高い雑草が繁殖してしまったことのようです。
昨年はその雑草を除去していたのですが、今年は沼の手入れがされていない様子。
オニバス沼は、人の手によって維持されている場所。おそらく、予算や人手が足りないのでしょう。
これは、遊潟広場のハス沼や、福島潟の自然観察園にも言えることです。
残念ではありますが、私は“無料”で撮影を楽しませてもらっている立場。大きなことは言えませんね。
そして、今年一番残念だったのは、以前は可憐な花を咲かせていたガガブタを、まったく見かけなかったこと。
この花も、ある程度の水面が必要なので、オニバスやミズアオイとの生存競争に敗れてしまったのかもしれません。
オニバス沼は、いわば“ビオトープ”のような存在。
自然のままに任せることと、人の手を入れることのバランスが、なかなか難しいですね。
……写真撮りの戯言でした。(苦笑)
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