マッタリ風景

散歩写真と戯れ言のブログ

博物館の御台様

2008年04月26日 | 鉄分補給

ヒストリーゾーンのど真ん中に鎮座するC57135。




このところ、NHKの大河ドラマ篤姫が面白くて、毎週欠かさず見続けています。
今までの大河ドラマシリーズとはいささか毛色が異なっていて、歴史上の女性が主人公です。
篤姫は歴史上の人物ではありますが、ドラマの中で、篤姫が高輪の屋敷へ乗り込むとか、徳川斉昭と渡り合う等のシーンは実際にはあり得なかった場面でしょうね。
でも、この乗りが面白くて、見続けています。
何となく、あんみつ姫の乗りに感じてしまうのです。


歴史上の篤姫は、江戸幕府十三代将軍徳川家定の御台所(御台様)となった方です。
先日、我が家の子供のお供で、大宮にオープンした鉄道博物館を見学してきました。
鉄道博物館のメインは、各種鉄道車輌が一同に展示されたヒストリーゾーンです。
荘厳さを感じさせるヒストリーゾーンに展示された鉄道車輌の中で、ひときわ目立つのは唯一転車台に乗っているSL C57135です。
ヒストリーゾーンを御台様が済んでいる大奥に見立てると、鉄道博物館の御台様は間違いなくC57135でしょう。
貴婦人の愛称を持つこのSLは御台様の様な高貴な雰囲気を感じさせてくれます。
御台様が乗った転車台は、一日に二回回転するので、集まったギャラリーが御台様へお目見えできます。
しかも、博物館が壊れるかと思うような大きな汽笛を鳴らしながら回転するのです。
と、まあいささかこじつけ+戯れ言になってしまいました。
でも、博物館に展示されている展示物は、間違いなく日本の鉄道資料としては、第一級品です。
乗り物に少しでも興味がある人であれば、老若男女誰もが楽しめるスペースです。


この博物館、本当に広いです、いや広大と言った方が正解かと思います。
この博物館の前身と言える、旧万世橋駅にあった交通博物館とは比較にならない広さです。
五時間ほど滞在したのですが、最後は足が言うことを効いてくれなくて、体力の低下を自覚せざるを得ません。
健脚が必須でしょうね。


さて、JR東日本がお金をかけてリニューアルオープンしただけあって、見方によっては「エキナカ博物館」とも感じます。
いま、エキナカは流行ですよね、駅構内へお店や施設を入れて、お客にできるだけ長く滞在してもらって、結果的にお金を下ろしてもらうスキームです。
鉄道博物館も例に漏れず、お土産とか食事は、完璧にエキナカ化されていて、お金を落とさざるを得ないシステムになっています。
お金をかけた以上は元以上を取ると言う、商売っ気がいささか鼻についたことも確かです。










C57135の鎮座する転車台が回転している様子です。
この時鳴らす汽笛は本当に大きな音なので、怖い方は事前に耳を塞ぐようにアナウンスされます。






ヒストリーゾーンに展示された鉄道車輌を俯瞰した様子。
その時代時代の花形列車が揃っています、壮観です。






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