マッタリ風景

散歩写真と戯れ言のブログ

オニバスの種

2012年09月28日 | 福島潟





今日は、久し振りに「暑さ」を感じました。
日中は、日差しが強かったです。
ただ、雲の感じは、秋の雲ですね。


下の写真は、先週末福島潟のオニバス沼で撮影しました。
トラフグの用に膨らんでいる部分は、オニバスの果実です。
中には、種が入っているはずです。
オニバスは、恐ろしく大きな葉っぱにまで成長するんですが、なんと一年草なんです。
池のあちこちで撮影しましたが、なんともユーモラスな姿に感じました。

先日聞いた、福島潟の研修の受け売りです。
オニバスは、2種類の種を作るそうです。
一つは、撮影した写真のとおり、開放花と言われる、水面上に花が咲いた後に結実する果実に入っている種です。
もう一つは、水中で咲く閉鎖花にできる種です、これは当然のことながら自家受粉になります。
不思議な事に、実際に芽吹くのは、ほとんどが閉鎖花の種だそうです。
遺伝子の交換をしない方の種が優勢になるとは、不思議な話です。
遺伝子の交換が少ないので、固有種に近くなります。
だから、福島潟のオニバスは、他のオニバス自生地と比較すると、花の紫色が強いそうです。

なお、オニバスの種も、ミズアオイの種と同じく、「かく乱」を好むそうです。
それが原因で、絶滅したと思われた福島潟のオニバスが復活しました。






















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