想憲美茶

くだらないですよ、ホントに。

マラソン

2008-12-15 09:46:30 | Weblog
冬が来ると思い出す。
あの辛い日々…

小学生、中学生、高校生とそれぞれ体育の授業でマラソンをした。

一番辛かったのは、高校生の時だ。

体育教諭はやたらと厳しかった。
どう厳しいかったかをこれからダラダラと恨みつらみで述べようじゃないか。

まず、1Kmを走る。
そのタイムが基本となってくる。
この[基本]という時点で既におかしい。

その1Kmのタイムにより以降の距離数の制限タイムがあるのだ。
例えばそれが4分だったら、2Kmは9分とか。

そしてそれは、事細かにランク付けされており、9分で走れたらプラマイゼロ。8分30秒以内なら+1、9分30秒以内だと-1になる。

もちろん、プラス(基本タイムクリアー)ならなんの問題もない。

マイナスのいくつだったかなぁ…、とにかくあるタイムより遅くなると、補走となる。

補走?

補習ならぬ、補走。
放課後にまた走らされるのだ。

ありえね~。

1Kmを5回、2Km、3Km、4Km(男子は4ではなく、5)をそれぞれ4回ずつ、1年間に(正確にいうと冬季だが)走らねばならない。
あ、もちろん、1回の授業で走るのは1回よん。

ここで、不利な人と得な人が出てくる。

それは、1Kmだけタイムがいい人と、1Kmは遅いけど他は早い人。
となると基本表を考えると、どっちが得かわかりますね?

へっへ~。
私は運よく後者。

言っておきますが、教諭が厳しいだけに、手抜きやチョンボはできないのよ。
すぐばれる。
すぐ補走。

嫌々ながらも、走り始めると頑張っちゃう私は、結構いいタイム。
そして、ちょっぴり得している私は補走の経験なーしーよっ。

しかも、3年の時は全学年女子(600人弱)の中で10位以内に入ったのよ。(←自慢げ。でも1位じゃないのが微妙)

マラソン好きなんじゃない?なんて、思わないで下さいね、嫌いですから!
しかも、こんな理不尽な制度。

忘れもしない。
同級生のある男子。
とても頭がよく、自宅から近いという理由だけに、おばか高校に来た人。

何故か、急激な体重増加。
そして、タイムは下がる一方。
補走の回数が貯まり、更にクリアー出来ず、どうにもならなくなり…。

自主退学…。

今の世の中なら「やり過ぎ]とニュースになってしまいそうな出来事。

彼はその後、どうしたんだろう。

単純に計算して、3年間で123Kmも走ったよ?
皇居の周りを走っている訳でもなく、マラソン選手である訳でもなく、
高校の授業のヒトコマよ?

いや~。頑張った、頑張った。

ちなみにその高校は少子化に伴う、統廃合?合併?で今は存在しない。

果たして、現在その体育教諭はどこの高校にいるのだろう。
そして、そこでも理不尽なマラソンをやらせているのだろうか…。

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2 コメント

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まいど (まつ)
2008-12-15 16:18:51
なかなか 読ませてくれる
 長編小説のようで 面白かった~

ま~ 要領がよく 足が速いという自慢を
 頭が いいけどマラソンで 退学

(それって頭いいか~)した奴とで

対比してるのね っうか どんだけ
 マラソン漬けなのという 疑問と

今ごろ 小出監督ばりの いいマラソン
 指導者に なってたりして その先生!

1キロからの 算出法が お馬鹿だから
 そんなわきゃないよね 
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考えてみたら… (ヌー)
2008-12-16 12:39:18
当時、その先生は40代くらいだったかもしれません。

あれから20年くらい経っていますし、公立でしたから、もう退職していますよね、きっと。

それと、対比はしたつもりはないんですよ~。
自慢はしましたけど(笑)
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