午後の診察待合廊下は、
午前中の受診待ちの人の多さやスタッフのせわしなさ(笑)がウソのように
ひっそりと落ち着きを取り戻し、
患者さんも疎らになる。
だから余計に目に留まる。
待合いソファーに横たわる男性。
直感で、具合いが悪い訳ではなさそう、と思った。
だって、靴脱いで、大の字で寝てるんだもん…。
人は少ないからひとまず静観しようと、
なんとなくスタッフ間での暗黙の了解。
カルテがまわってきて、問診表の記入不備があったので、名前を呼ぶ。
酔っ払いは無反応。
あ、あの人じゃないのね…。
と時間をおくことにした。
少し経つといきなり怒鳴り声。
何事?と思い、廊下に出ると酔っ払いが怒鳴っている。
捕まっちゃった(笑)Iちゃん、スマン…。
話によると酔っ払い(Aさんとしよう)の受付番号は2番。
どうやらいきなり内科の表示が3番に飛んもんだからご立腹した様子。
あれ?さっきの問診不備、2番だったような…。
もしかして外科?(あ、こちらは外科ね)
更に少し経って、別件で廊下に出ると
Aさん、今度はちゃんと外科の診察室に向きを変えて寝転んでいる(笑)
あら、やっぱり外科だったか。
でも、すぐ診察になりそうだから、問診はそのままとした。
程なく医師登場。
無事に診察を終える。
(特に問題なく、あっさり終了。だって転んだのか、顔の擦り傷だけだから。
)
あとは正面の会計前で待つよう伝える。
「ハイ。」とAさん。
だがしかし、診察室を出たAさんはまたソファーに寝転んでいるではないか。
私は思わず、「あれっ?!」と言ってしまう。
するとAさんは、
「胸が痛い時があるから、心電図とって貰おうと思って…。」
と話始める。
先程診察した医師に、その旨を伝えると
「それは内科だね。本当に申し訳ないけど…。
(酔っ払いと、気付いているから)」
私は内科へカルテを届ける。
そして、Aさんに伝えに行く。
「内科領域なので、今度は内科で診察します。
でも、さっきは外科の受付番号(2番)で、内科の受付番号は無いので、
番号表示はされないですからね。」
Aさん「じゃ、どうなるの?(そりゃ、そうだ。)」
私「直接、お名前でお呼びします。」
Aさん「ふーん。」とすんなり納得。
ふーっ。任務終了…。
酔っ払いが来院しちゃいけない決まりはないけれど、
ぶっちゃけ、いい印象がない(自業自得の部分があるので)医療業界。
気をつけてね~。
午前中の受診待ちの人の多さやスタッフのせわしなさ(笑)がウソのように
ひっそりと落ち着きを取り戻し、
患者さんも疎らになる。
だから余計に目に留まる。
待合いソファーに横たわる男性。
直感で、具合いが悪い訳ではなさそう、と思った。
だって、靴脱いで、大の字で寝てるんだもん…。
人は少ないからひとまず静観しようと、
なんとなくスタッフ間での暗黙の了解。
カルテがまわってきて、問診表の記入不備があったので、名前を呼ぶ。
酔っ払いは無反応。
あ、あの人じゃないのね…。
と時間をおくことにした。
少し経つといきなり怒鳴り声。
何事?と思い、廊下に出ると酔っ払いが怒鳴っている。
捕まっちゃった(笑)Iちゃん、スマン…。
話によると酔っ払い(Aさんとしよう)の受付番号は2番。
どうやらいきなり内科の表示が3番に飛んもんだからご立腹した様子。
あれ?さっきの問診不備、2番だったような…。
もしかして外科?(あ、こちらは外科ね)
更に少し経って、別件で廊下に出ると
Aさん、今度はちゃんと外科の診察室に向きを変えて寝転んでいる(笑)
あら、やっぱり外科だったか。
でも、すぐ診察になりそうだから、問診はそのままとした。
程なく医師登場。
無事に診察を終える。
(特に問題なく、あっさり終了。だって転んだのか、顔の擦り傷だけだから。
)
あとは正面の会計前で待つよう伝える。
「ハイ。」とAさん。
だがしかし、診察室を出たAさんはまたソファーに寝転んでいるではないか。
私は思わず、「あれっ?!」と言ってしまう。
するとAさんは、
「胸が痛い時があるから、心電図とって貰おうと思って…。」
と話始める。
先程診察した医師に、その旨を伝えると
「それは内科だね。本当に申し訳ないけど…。
(酔っ払いと、気付いているから)」
私は内科へカルテを届ける。
そして、Aさんに伝えに行く。
「内科領域なので、今度は内科で診察します。
でも、さっきは外科の受付番号(2番)で、内科の受付番号は無いので、
番号表示はされないですからね。」
Aさん「じゃ、どうなるの?(そりゃ、そうだ。)」
私「直接、お名前でお呼びします。」
Aさん「ふーん。」とすんなり納得。
ふーっ。任務終了…。
酔っ払いが来院しちゃいけない決まりはないけれど、
ぶっちゃけ、いい印象がない(自業自得の部分があるので)医療業界。
気をつけてね~。