イスラエルでの暮らし

イスラエルでの暮らしなど、紹介します。そして今現在の生活で感じたことなど

英語の事始はこれで決まり。

2012年02月12日 17時47分59秒 | Weblog
ディクテーションと言うのをご存知でしょうか。

これは何も見ずに英文だけを聞いて

その英文を書き取ると言うものです。

やってみたのです。

できない。まるでできない。

もちろん聞き取れる音もあるのです。

でも何度聞いても聞き取れない音もある。

いやしかし何か音は聞こえてくる。

それでハタと気付いたのです。

そうだ、聞こえたままにカタカナで書いておこう、と。

そうして後で答え合わせをしてみて

僕は驚愕の事実を知ったのです。

一つ一つの単語の発音は知っているのに

続けて話された単語はまるで別物だということです。

たとえば「サナダ」

何度聞いても「サナダ」に聞こえるのです。

答えあわせをしてみると「some of the」でした。

つまりね、話し言葉の中では

もはや発音記号はあまり意味を成さないということです。

発音記号どおりになど発音されていないのです。

いや、言葉が過ぎた。

もちろん多くの言葉は発音記号どおりに発音されています。

でもね、似ても似つかないような音に変化してしまうものもあるのです。

「掘った芋いじるな」ですよ。

ウオーターではなくワラなんですよ。

その原因はリエゾンという音の変化のせいでした。

これハングルだと一番最初に教える項目なんですけどね。

しかし、悲しいかな

学校の授業ではこの音の変化はまるで触れられることがない。

しかもローマ字の弊害もあってますます本来の音から遠くなる。

これでは聞き取れないはずです。

言葉の最初の学びは「音」です。

その音が聞き取れないのだから

「日本人は英語ができない」は当たり前のことなのです。

それでぼくは思ったのです。

まず一番最初に学ぶべきことは発音だと。

半年くらいかけて徹底的に発音をマスターさせる。

LとRの違い。THとSの違い。VとBの違い。

それとリエゾンによる音の変化。もちろんこれだけじゃないですよ。

発音の全て。

これらをできるだけ簡単な文章で何百回も練習させるのです。

もちろんネイティブな英語で。

そうすれば日本人の英語は劇的に変化すると思います。

これはね、文科省の怠慢です。

一番最初に習うべきは文法でもスペルでもなく「音」です。

間違いない。かな。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿