俺はワルポンだっ!

ちょいワルおやじを卒業したワルポンの斜め下から見た現代社会

『木曽路・奈良井宿』

2009-11-22 12:36:19 | Weblog
奈良井宿は、江戸・板橋宿から数えて中仙道六十七宿の内の三十四番目で、奈良井千軒と云われ、奈良井川沿いにおよそ1kmに及ぶ日本一長い宿場町です。

1978年に国の重要伝統的建造物群保存地区の選定を受け、2007年に「美しい歴史的風土100選」に選定されました。

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ここは「標高が900m以上ある」と中仙道の通人にお聞きしましたので、雪が心配になり、前日、地元の観光協会に電話で伺いましたら、「山は真っ白ですが、宿場は現在みぞれで、夜には道路はシャーベット状になりますから、靴はそれなりのものを準備して来てください」と云われちゃいました。

それに、ネットで見ましたら、「鳥井峠では熊が出没のため、鈴を身に付ける、ラジオを鳴らす、大声で話しながら歩く、熊に自分の存在を知らせること」だと・・・

でも、半井小絵さんの天気予報では「明日は晴れ」とのことなので、車はノーマルタイヤのまま、チェーンも何も準備しないで出立致しました。
朝5時半の出発予定だったのですが、いつもの事で、結局、6時半になってしまいました。

富士山は見えません。怪しい雲行き、本当に晴れるのだろうか?
諏訪湖を過ぎた辺りから雨も降り出した。
これから向かう木曽の方角には、暗雲が垂れ込めています。
雪じゃなかろうか? 心配で~す・・・

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塩尻ICで高速を下り、国道19号線へ入りました。
進むに連れて山が両側から迫って来ます。
すぐそこの山の上は雪を被って真っ白です。
雨が時々ぱらつきます。道路の雪は大丈夫みたいですけど・・・

そうこう考えて走っているうちに、木曽路の玄関口「贄川宿」に着きました。
再建されたという奈良井川端の「贄川関所」へ下り立つと、“おー寒いっ!”
そこはすでに冬の風です。
首にスカーフを巻き、厚手のセーターとジャンパーを着込みました。

木曽の山々に挟まれた街道を更に進むと、やがて、第一の目的地「奈良井宿」の案内板が見えてきました。
駅前の小さな駐車場に車を停め置いて、宿場の中へ入りました。

さすが日本一の宿場町です。歴史を感じます。
水曜日定休のお店が多いのか、宿場の多くは閉まったままが多いようでした。
でも、観光客は結構ぞろぞろです・・・往時の賑わいもいかばかりか・・・


写真クラブの会長さんからお聞きしていた“飛び切り美味い酒”の「杉の森酒造」は、宿場町の中程にありましたが、生憎の定休日で休みでした。


諦めきれずに、斜め前に饅頭屋があったので、さして食べたくも無い野沢菜の饅頭を1個買って店番のおかみさんに聞くと、5,6軒先の酒屋で扱っているとのこと。

売れてしまってはいけません。
すぐに走って行って、上撰「杉の森」、「純米酒」、「原酒」の3種類を購入しました。


「杉の森酒造」は寛政五年(1793年)創業の老舗の造り酒屋、ここ以外では販売して無いらしいので、お求めの方は直接申し込み下さい。

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帰宅後、早速に呑み比べたのですが、上撰「杉の森」が、我が口には一番合いました。

白地に藍色の文字で「杉の森」の名の入った小さなお猪口が一個、ビンの口に被っていました。
木の小さな四角いお盆に、そのお猪口と白い一合徳利を置いて、ちびちびやるのが寒い夜にはお似合いです。


一献いかがですか?・・・と、やさしくお酌してくれる者もおりませんが・・・

・・・手酌でいいんですよっ!

(因みに、四合ビン1本1,000円で、この中で一番安かったのです)


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