俺はワルポンだっ!

ちょいワルおやじを卒業したワルポンの斜め下から見た現代社会

『逞しき腕』

2012-07-08 12:58:37 | 観光地
穏やかに晴れ上がったある日、天気につられて自転車に乗って出かけました。
田んぼが広がり、いくつかの丘を抜けて走ると、山の中腹の畑の傍らに大きな一本の大木が天を突いてすっくと立っていました。

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目通り幹囲二尋(ふたひろ=約3.6m)はあると思われる巨木で、真っ直ぐ太い幹が直立して伸び、地上から10mぐらい上の所で放射状に思い思いの四方八方へ天を目指して一気に枝分かれしています。
この頑丈で太い枝に、畑に鍬を打ち振る農夫の「逞しき腕」を感じませんか?



ここが下総の国と呼ばれていた頃から代々受け継がれて来た畑仕事を見守ってきたのでしょう。
夏の照り返しの強い日差しを遮り、時には強風を防ぎ、その根には沢山の雨水を貯えて畑地へ送り出して来たのでしょう。
これはまさしく名木です。

青森ヒバ、秋田杉、木曽ヒノキ、京都北山スギ、屋久島屋久スギ・・・ 紫檀、黒檀などの唐木なども銘木ですが、日本ではケヤキに優るものはありませんっ!

名も無い人知れず立つ大きなケヤキの木を撮りました。

〔ニコン90D、18~200mmズーム(70mm)、絞りF6.3、シャッター速度1/640秒、測光モード:スポット、露出 補正-2、2012-4-24撮影、千葉県八千代市〕

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「立派なケヤキですねぇ」と、傍らで一服中の老農夫に話しかけると、
「ケヤキじゃねぇよ、エノキ! ケヤキだったら一財産だよ」

10倍から100倍も違うという。

「ワルポンのこの一枚」、やっぱり入選は程遠いかも・・・




















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