俺はワルポンだっ!

ちょいワルおやじを卒業したワルポンの斜め下から見た現代社会

『モズのはやにえ』

2009-11-14 13:24:05 | Weblog
北東の角は鬼門である。

辞書を引くと鬼門とは「陰陽道(おんようどう)で、鬼が出入りするとされる不吉な方角」とありました。

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うちの庭の北東角にスモモの木が植えてあります。
梅雨時に甘酸っぱい実が生るのを毎年楽しみにしています。

狭い庭ですけど、植木の手入れは大変です。年に2回は剪定しないと、直にぼうぼうに伸びてしまいます。
のこぎり、枝切り鋏に脚立は必需品です。

と言う事で、そのスモモの枝をつめたのです。

脚立の最上段に立って枝を落としていると、“ドラゴン”と目が合ったのですっ!
“天に昇るドラゴン”とです。
ビックリして脚立から落っこちそうになりました。


「鯉の滝登り」は勇壮に滝を登ろうとしている図ですが、登り切ると“竜”に化すという。
立身出世の突破口を登竜門(とうりゅうもん)といいますが、こうした“昇竜”は運気上昇のシンボルとして縁起が良いのです。

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昔の時代劇で、主役が難関に出会うと“八大竜王お守り給え!”と祈願の声をお経のように上げてから敵と戦いましたよね。
又、八大竜王は雨乞いの神様でもあるのです。

そうそう、相当に昔の若かりし頃のことですけど、お祭りの行列に日本神話に出てくる「ヤマタノオロチ」で参加したことがありました。
この大蛇(おろち)も竜なのです。

須佐之男命(すさのおのみこと)が、頭が八つで尾も八本の「ヤマタノオロチ」を酒で酔わせて退治し、奇稲田姫(くしなだひめ)を救い出し、退治した大蛇の尻尾を切り裂くと、「三種の神器(さんしゅのじんぎ)」の剣・「アメノムラクモ」が出てきたと云うあの話です。

と云う事で、ワルポンも神様になって、優勝しちゃったのでありました。


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話が脱線しましたので、元に戻しまして・・・

モズは「速贄(はやにえ)」と云って、捕まえた獲物を木の枝に刺しておく習性があるのです。
トカゲ、蛙、バッタ、ミミズ、オケラ・・・
冬の食用に貯蔵しているらしいのです。

で・・・、昇竜じゃなくてトカゲなので、北東角に、更に南天を植えました。
難を転ずるとか・・・