男子１００キロ超級で金メダルを獲得した正木健人＝ＡＰ
ロンドン・パラリンピック:柔道１００キロ超級 「オール一本勝ちで金」 先天性視覚障害、正木さんきっぱり ／兵庫
毎日新聞 2012年07月26日 地方版
◇南あわじで壮行会開く
８月２９日に開幕するロンドン・パラリンピックの柔道競技１００キロ超級で日本代表に選ばれた南あわじ市北阿万筒井、徳島県立盲学校専攻科２年、正木健人さん（２４）の壮行会が２５日、同市中央庁舎であり、川野四朗副市長や細川幸宗・同市柔道協会会長がエールを送った。
正木さんは生まれた時から先天性眼球振とうによる視覚障害があり、以前は両眼視力が０・０８だったが、今は０・０３しかない。中学１年で柔道を始め、育英高校（神戸市）から天理大体育学科に進学。大学では柔道部で活躍し、４年の時には全日本学生柔道優勝大会団体戦で準優勝した。
１０年１１月の全日本視覚障害者柔道大会１００キロ超級で優勝。昨年、トルコで開かれた国際視覚障害者スポーツ連盟（ＩＢＳＡ）の第４回ＩＢＳＡ世界大会柔道１００キロ超級に日本代表で出場し、優勝を飾った。今年５月のパラリンピック柔道競技代表候補を決める選考会では同級の出場者は正木さんしかおらず、代表に決定した。
※ジジイのたわごと
パラリンピックで日本人選手が初めて獲得したメダルが「金」とは、痛快である。しかも彼の場合、「一本勝ちで勝つんだ」と宣言した通り、一本勝ちでメダルを掴んだのだから、有言実行である。
この調子で他の選手も頑張ってほしいものだ。なお、国別メダルランキングは下記の通り。まだ始まったばかりといえ、日本がメダル獲得までには前途多難の様相だ。それにしても１位の中国は異常にメダル数が多い。
