萩の花

母の初彼岸にお墓参りに行ったとき
紅い萩の花が　　　　　　　　　　　　　　　　（これは携帯で撮ったものです）
お寺の境内に溢れるように咲いていた。

母が大好きな花で
裏庭にも植えていたが
満開になるかならぬかの頃
弟は、
裏道の通行の邪魔になると言って
バッサリ切り込んで
母を嘆かせていた。


とかく男は、
植木の枝をバッサリ切りたがる・・・
新緑のモミジ、
花が咲きかけた酔芙蓉、
今切ったら来年花が咲かない紫陽花、サツキ　etc.

ちょっと枝が伸びていると思ったら
あっという間にバッサリ


弟、夫、義弟みな同じ。
他にも同じような嘆きを
女性から聞くことが・・・





萩を見て思わず近寄り
携帯で写真を撮った。

“母が好きだったのよ”

“じゃあ、ボクも”
義弟がカメラを向けた。

彼は、写真が好きで上手。
母の病室にも
母のふるさとや母校の門（昔のまま残っている）を撮って
A４サイズに印刷、
壁に貼ってくれたりした。

お陰で、
母の最期は、気分は女学生・・・？




後日届いた写真には　　　　　　　　　　　　
見事な萩の花が・・・

“きれい　”　

思わず嬉しくなって
スキャンして
パソコンのデスクトップに貼り付けてしまった



ま・ん・ぞ・く・・・・・

減る 食器

子供が小さい頃
よく、食器を割った。
毎日のように割られて
見る見る、数が減っていった。

結婚祝いに叔父がくれて
大切にしていた
真っ白なチャイナボーンの
コーヒーカップも一客失った

その頃は
食器の安売りを見つけると
１０枚単位で買い足していた。




そのうちに、
子供も成長して
いつの間にか食器は割れなくなり
安物の食器がいつまでも
棚に並ぶことに。

それはそれで
惜しげなく使えて
大勢揃うときには活躍！


コップは、
口が強化ガラスになっていて
大衆食堂に備えてある
上半分に斜め線が有るヤツ。

取り替えたいけど
割れないから
ずーっと使ってます

夫が気に入ってて
他のもあるのに
うっかりしてると
お客さんにもそれを使うので
困る・・・







ところが最近、
異変が・・・・・

小皿や小鉢の割れたのが
時々　倉庫の片隅に・・・。

何だか小皿が少ない…とは感じていたが


昨日の朝、
私は小皿を取り落とし　割った。

サッサと片づけて　
台所の隅に　皿のかけらを置いていたら
夫が、“割ったのか？”と聞いた。

“そうよ、ポロッと落としてしまった”

“ワシも今朝、割った”
指先からポロッと落ちるとのこと。

ハハハハハ
いよいよ始まったか
老化

食器が減るはずだわ


仕方ないから
また安物を探して
小皿を買い足すことにします

ちょっとは良い物を
使いたい気はあるけど
う～ん、どうすべぇ


セット物はムリやねぇ

古い 痛み止め

今日は食事会に参加した。

３月以来で
母の入院、葬儀、初盆と忙しく、
お仲間と会えなかった。

久しぶりだったが、
まず、電車の中でのＮさん。

“あなたに薬のことを聞きたかったのよ”
バッグの中から手帳を取り出す。

手帳には、「カロ○ール」「ロキ○ニン」のメモ。
“前にもらったものだけど、頭痛のとき時々のんでいる
どちらがどう効くのか？”

いくつか質問してみたが
まあ、正しく認識しているようだったので
空腹時を避けて服用するよう話した。


さらに続けて、彼女の言葉。
“お父さんがのんでた薬なんだけど、
まだ、沢山あるから私がのんでいる”



“ご主人の薬なの？何時だっけ、亡くなられたの？”

“２年前”



“止めて下さい、そんなの、のまないで！”

“ヤッパリ！？　ちょっとは心配だったけど
のんだら効くからのんでいた”

薬の有効期限は何時までかと他の人からも聞かれたが・・・。




原則、薬の処方された期間のみを保証するものなのです。

まだ、こんなに有るのよと１００錠はありそうな手つき。

“古いのは処分して、新しく処方をしてもらってね”
処分すると言ってもらったのでヤレヤレ。

食事会は楽しかった。






私の知っている患者さんで
２０年前のニトロ（小瓶入り）を大切に持っていて
数年前、胸痛時にそれをのんだという強者がおられた。


“これなんだ”と、胸のポケットから
小瓶を出して見せてもらった。

“のんだんですかぁ～？”
“のんだけど効かなかった”

そりゃそうでしょ、怖ろしい・・・

色んな方がおられます。
古い薬は、早めに御処分ください。

パソコン中毒

読書の秋というテンプレートに替えましたが・・・

実際の私は近年、
さっぱり読書と縁遠くなっています。

ブログを書くお陰で文章力はまあまあで
仕事上の疑義照会などに役立っており


ゲーム“牌牌２”に夢中になればストレス発散できるし
義母の干渉にイライラしたときも
ひたすらゲームに熱中することで解消。

これは目の運動になって
調剤の時の監査に役立っている？などと
勝手に思ったりして

視力は落ちたが
先日の眼科受診では
逆まつげを２本ほど抜いてもらっただけで
視力　ＯＫ、緑内障　なし、
よく見えていますと
お墨付きをもらった


６８歳でほとんど眼鏡無しで過ごせるから
まあ、良いんじゃないかと・・・

ほとんどパソコン中毒に近い状態だけど
なんとなく安心して






パソコン漬けの毎日・・・


オイオイ！
他にすること、いっぱいあるだろ？



・・・・・

茄子カレー

今夜は、茄子カレー。

最近の義母は
カレーは刺激があるから
胃に悪いと思い込んでいる。

尋ねたら、
食べる！と答えるが
無理して
ほんの少ししか食べないので
こちらも気になる。

しかし、茄子が沢山採れて
メニューが限られると飽きてくる。

手っ取り早く茄子を消化するには
カレーが　一番！

夏は、やっぱりカレーでしょう！

という訳で
義母には、全く同じ材料で
ケチャップ炒めにした。

茄子は皮をとって薄く切り、
玉ねぎも薄切り、
ピーマンは細く、
トマトは湯むきして皮を取りざく切り、
牛肉の薄切りも　キッチン鋏で細切りに。
あと、にんにく１かけを薄切りにして
３分の１使った。
残りはもちろん、私たちのカレーに。

野菜はオリーブ油で炒め
少ししんなりしてきたところで
みりんを少しかけ回す。
（野菜に甘みが出て美味しくなると信じている）

野菜がしんなりしたら
肉と中華味を加え
火が通ったら塩コショウして
ケチャップで味を調える。

薄切り茄子が溶けて
程よくとろみがついた。

茄子で、とろみは　新発見
これからも応用が利きそう！

カレーの方は特に言うことはありません。
切り方もざく切りで
その途中でチョコチョコと
義母用のを切り刻んで分けておくだけ。


今日の義母は
“こんなに特別にして頂いて・・・”
小さくつぶやいただけで
“こんなにしなくても　いいのに！”
と、強くは言わなかった。


義母は今日の夕方、庭に出ていて
通りかかった昔の知り合いに　出会った。

ゲートボールで仲の良かった方で
“まあ、奥さん、お元気だったの？”
そう言って、ポロポロっと涙をこぼされたそうだ。

寄っていくよう勧めたが
首を振って行ってしまわれたとか。

事情のある方のようで
義母は心を痛めていた。

そんな気持ちが
あらためて我が身の幸せを
噛みしめさせていたのかも・・・。




よ～く味わって下さいませね。

　　　　嫁