雀ばぁば

おしゃべり雀、孫7人

愛してます

2005-09-29 22:41:58 | Weblog
ある窯元に、二日続けて行く機会があった。
一日目は、特に欲しいものも無く、
何かしら、小さなものを買った。
それは、店の奥の二級品を置いてある所。

二日目、白地に紺で、菊をアレンジした
伝統的な模様の花瓶が目に付いた。

あっ、昨日はなかった!
きれい!
スッと手が伸びた。

どこかに傷が有るはずと
くるくる回して何度も見たが見つからない。

どうしても手放せなくて
家に帰れば目利きがいるからと
思い切って買った。
2000円くらい…。

家の目利き、義父に見て貰った。
傷物のはずなのに、
どうしても分からないのよ。

黙ってみていた義父は、
この口の所に液だれがある…。

ウ~ン、さ・す・が!

筆の勢いも、青の色も申し分ないのに、
まるで作者の無念の涙のように
一滴、はっきりと液だれが。

以来、時折花を生けて居間に置くときは
つくづく、私の幸せと、作者の無念とを
思い合わせるのです。

この花瓶を、愛してます。
制作者に、この思いが届くように…。

鏡 と 携帯カメラ

2005-09-23 11:48:55 | Weblog
鏡に映るとき、いい顔をして
構える事って多くないですか?

沢村貞子の著書「わたしの台所」の中にも
余り明るくない鏡で、自分を確認、
ウン、大丈夫!と自信を得て
出かけることにしている…とあった。

自分の姿は、見えないから
自身のイメージは、鏡から得る。

実際の私は、背は低く、髪も白く、
小太り体型、見栄えはしない。

イメージすることは自由だから
良いイメージを意識している。

ちょっとお気に入りの服を着て
背筋を伸ばして、全身鏡の前に立つ。
もうちょっと、足が長ければ…などと
思うが、まあ、これが現実!

ニッコリいい顔で、
ウン、捨てたもんじゃない

最近、現実の現実を思い知らされる時有り。

携帯電話のカメラを起動するとき。
何気なく、起動ボタンを押すと
異様な光景が見える。

何だろう?
ウッ、私の顎、イ・イメージには無い…

カメラレンズが、下方から私を見ている!
もう~!  見ないでっ!

銘菓

2005-09-20 15:27:24 | Weblog
かなり前のこと。
年の暮れも押し詰まった頃。

義母が入院中で、義姉が遠方から
お見舞いに見えた。
お土産に、銘菓「外郎」をいただいた。

冷蔵庫には入れない方がいいわよ。
と、おっしゃるので、テーブルの上に
置いていた。

夜、寝る前に夫が、
こんな所に置いたら腐る!

お姉さんが…と言う言葉を飲み込んで
黙って冷蔵庫に入れた。

翌日、冷蔵庫に入っている外郎を見つけた
お姉さんが、
アラ、入れない方がいいのよ!

腐る! と夫。
味が落ちるから! と、義姉。
義姉の勝ちで、テーブルに置かれた。

当時、土日も仕事だった私は、おやつの時間に
お菓子をいただく余裕はなかった。
食べ盛りの子ども達とおじいさんの食事も
大変だった。 

夫は、お菓子を見る度に、腐る! 腐る! と。

夕食後、夫の“腐る”に閉口していた私は
ちょっと一切れ、食べてみることにした。
とても美味しかった。
夫、子ども達も、いる! というので
食べさせた。 

お酒を召し上がっていたおじいさんは
多分、要らないだろうと思ったが、
一応お伺いしたら
私は、要らない! と一言。
しまった!

翌朝、娘に頼んだ。
3時になったら、外郎を切って
お茶と一緒におじいさんに出してあげてね。
ウン、わかった!

夕方、娘は言った。
こういう銘菓は、おなかの空いたときに
美味しいお茶と一緒にいただくものです!
と、おじいちゃんが言われたよ。

ごもっとも!

そのおじいさんも、今は亡い。

父と息子と娘に対応しきれなかった
息子の嫁の愚痴でした。

くちなし と 青虫 の戦い

2005-09-19 16:26:33 | Weblog
ポトスの話のついでにもう一つ。

庭の隅っこに、挿し木した くちなし。
ホンの一枝貰ったものだったが
無事育って、花を付けるようになっていた。

大きくなりすぎないよう刈り込んで
大切にしていた。

数年経った頃から、大きな青虫に
取り付かれてしまった。
身の丈1メートルも無い木に
人の中指ほどの青虫が10匹近く
取り付く。

気付くと懸命に取ってやる。
すると、元気になって
葉を伸ばす。

しばらくすると、また、同じ状態。
退治すると、葉を伸ばす。

健気さは、2~3年も続いただろうか。
最期の年は、花を付ける力もなく
4回くらい虫との戦いをして
とうとう、力つきてしまった。

虫も、つくづく馬鹿な野郎だ。

当時、私と夫も戦っていた。

くちなしは、私の身代わりみたいやね。
夫は、黙っていた。

植物の不思議 その2

2005-09-18 23:27:07 | 植物の不思議
折り鶴蘭 と パキラ

この二つも台所の西の出窓で
水だけで育っている。

折り鶴蘭は、もう3年目、
庭から取ってきて、一応土に植えている。
株も増えて元気いっぱい。

一週間くらいは水やりしなくても大丈夫
というガラスとステンレスで出来た
ドイツ製の植木鉢を
私にピッタリと張り込んだ。


パキラは、一番新顔で今年の母の日に
篭に詰め合わされて我が家にやってきた。
根元は黒いビニールポットのまま。
湯飲みくらいの大きさなのに
上はドンドン伸びて、今や50センチはある。
まだまだ、伸びる気配。

送り主の娘が言うには
パキラは居場所を選ぶから
きっと、ここが気に入ってるのよ!

可愛いパキラちゃんと折り鶴蘭ちゃん
いつもいつも眺めています。
ありがとう


植物の不思議 その1

2005-09-18 22:46:56 | 植物の不思議
ポトス

もう20年近く、我が家のトイレで頑張っている。
殆ど枯れそうなときも多々あったが、
なんとか生き延びた。

最近は、時に
葉を水洗いして貰ったりして
こじんまりと収まっている。

この間、栄養は水だけ。
容器はお椀くらい、
土の代わりにセラミックが入っていて
黴が黒く住み着いている。

この黴が、すべての栄養を生み出している

はたまた、ポトス自身が
空気と水から栄養を作っている



今日で戦争は終わったのよ!

2005-09-13 22:31:21 | Weblog
60年前、母が私に言った言葉だ。

4歳の私は、「へ~、戦争って、終わるものなんか!」
そう思ったことを覚えている。

ベトナム戦争が終わったとき、
世界中からマスコミの記者が
ベトナムに押し寄せた。

戦争が終わって良かったですね、
感想は?

生まれてからず~っと戦争だったから
平和がどういうものか知らない…
20歳の青年の答え。

この言葉を聞いたとき
ウン、そうなんだ!
と、母の言葉を思い出した。

母の言葉で
他にも、印象深いのが二つある。


ペニシリンが発見され、一般に
売り出された頃、自転車の練習をしていて
良く転んで膝小僧はいつも傷ついていた。

これはペニシリンといって良く効くのよ
と軟膏を塗ってくれていたのに、
ある時から、急に使わせてくれなくなった。
あれは怖いから、絶対に使ってはいけない。

どうやら、ペニシリンショックが
問題になった頃らしい。


「ソープレスソープ」というのが出来たのよ。

この言葉を覚えている人は
殆どいない?

決して怪しい言葉ではない。
「石けんでない石けん」という
意味とのこと。

それまでの石けんは
油脂と苛性ソーダで作った
アルカリ石けんだったが、
ソープレスソープは
中性石けん、つまり
これまでにはなかった新しい石けんだった。

母は、歴史の一コマを言葉にして
語りかけてくれた。

私は、子ども達に何を語りかけたか?
子ども達に聞いてみないと分からない。


カラー セラピー

2005-09-12 22:26:57 | Weblog
雑誌などで見て、面白そう…と思っていた。
ほんとに分かるのかな?

デパートで健康フェアをやっていたので
ちょっと立ち寄った。

血液サラサラ度や骨密度のコーナーなど
人気コーナーは受付終了か行列で敬遠。

オヤ、カラー セラピーをやっている。
暇そうだし、でも、1500円の有料。

や~めた!
でも、ちょっと気に掛かる。
横目で見ながら立ち止まっていると
案内嬢が説明をしてくれた。

めったに機会があるものではないので
気持ちが動く。

ツートンカラーや単色の沢山の瓶から
4個の瓶を選ぶ。

これは、はずせない…と思って選んだ
綺麗なツートンカラーの一瓶から
いきなり、思いがけない質問が…

ウッ、ア・アタリ

馬鹿にしてはいけない
カラー セラピー

ジキル博士とハイド氏

2005-09-08 23:40:22 | Weblog
ジキル博士というには程遠いが
ハイド氏にはかなり近~い我が夫。

普段は、良く気が付いて、よく働く。
優しいというのとはちょっと違うが
表面的にはそう見える。
特に、他の人が居るときは親切。

私以外の人には、それはそれは親切。
至れり尽くせりの言葉通り。

この10年、怖い思いをしてきた。
なぜ、彼が怒りを示すのかが理解できないでいた。
殺されないよう、随分注意もしてきた。
攻撃が及ばないようどんどん無口になった。

直接の暴力はなかったが、
ホンの些細なことにも難癖を付け
私を悪者に仕立てた。
それは、天才的…

浮気をしていることは分かっていて
相手が誰かも知っていたが、
決して認めなかった。

承伏できる相手ではなかったので
とても悔しく情けなかった。
何とか、彼女よりいい女になって、
見返してやりたかった。

そんなにボロボロになりながら
なぜ綺麗でいられるの?

夫の姉妹達にうち明けたとき
桃の妹から言われた。

もし、別れることになったとき
ちょっとは惜しかったな…と
思わせたいから。

3人は頷いてくれた。

家を出ると決めたとき、私の妹は
あんた、なんか悪い事した?
悪いことしたのは兄さんやろ?
兄さんが出るべきよ!

新聞やテレビでDV(ドメスチック バイオレンス)が
話題になり始めて
私も、夫もそのことに気付いた。

2~3年前から、夫の心理が読めだした。
DV報道以後、大分軟化した夫に、
私も少し気持ちの余裕が出来てきた。

気が小さくて、自信のない人。
自分のしていることを認められなかった。
だから、私を悪者にしなければならなかった。

浮気は次々と発覚し、あきれるばかり…

平氏崩れの夜盗が先祖だから
何をしてもいいんだ…と
酒の勢いを借りてのたまっている。

私は、年金法が改正されたら
年金半分貰ってさようなら。

プール初め

2005-09-07 21:53:58 | Weblog
今更?
でも、私にとっては正真正銘。

5月からずっと、両親の看病に明け暮れ、
一区切り着いてやっとこさなのだ。

考えてみれば、プールなるものに水着を着て
入ったのも初めて

子供の頃はプールなんて無かったし
川で泳いでいた。
中学生以降は泳がなかった。

子供や孫の小さい頃、プールについて行ったが
短パンでジャブジャブ。

エッ、ほんとに初めてだぁ…


流水プールで初めは恐る恐る、
慣れてきたら、短い足を出来るだけ伸ばして
大きく歩く心で。

次第に手すりフリーに。

35分くらい、フルに歩いた。
小さい私は、胸元まで水の中、
両手で大きく水をかいて
いい調子。少しは痩せるかも…

水から出てビックリ
な・なんと身体が重い~
まるで、鉛を体中に貼り付けているような…

いつも、この重さに耐えていたんだ…
知らなかった