雀ばぁば

おしゃべり雀、孫7人

篠原裕太さんの昆虫食の話を聴いて思い出したこと

2022-06-02 22:28:00 | Weblog
昔々、私が子供の頃。
終戦後の数年間は特に、食べ物がない時代だったので
世間一般的には食べれそうな物は何でも食べていた。
私自身は酷くお腹を空かしたことは無かったが、
遊びの中で色んな物を食べた。
草もそれぞれのシーズンにツバナとかスイジンコンボとかイタドリもよく食べた。
ヤドリギの実は小さな実の中身を少しずつ口の中に貯めてガムのように噛んだ。
野苺は食べてもいいけどヘビイチゴは駄目と教えられた。
庭に生えていた秋海棠もちょくちょく食べてたなぁ!

虫は二種類、食べた経験有り。
イナゴは友達と取りに行って、自分で串に刺し、カマドの火に炙って
醤油を垂らして食べた。
蜂の子は男の子たちが取った蜂の巣から取り出したのを
焚き火に乗せた鉄板か何かで焼いて
美味いから食べてみろと言われて手を出した記憶が。
さすがに気味が悪かったので味は忘れた。

先日、娘夫婦がドライブに誘ってくれて
久しぶりに立ち寄った道の駅で
蜂蜜🍯の中に大きな蜂が漬け込んである商品が棚に並んでいて驚いたが、
振り向いたその背中側にコオロギの食品がズラリ‼️
新しいこと、結構好きな私としては
おかきかクッキーを買ってみようかとちょっとは思ったが
食指が動かなかった😅

偶々ラジオで、昆虫食パイオニア篠原裕太さんの話を聴いた。
子供の頃から虫が大好きで、虫の味に惹かれた。
生き物を飼育・観察するなかで虫も人間もその他の生物もすべて
繋がって生きているという感覚を持ったそうだ。
しかし、私の子供時代と違って、虫は嫌い、汚い、気味悪いというのが
一般の感覚になっていたから、
誰にも言えないで表向は自分を偽って成長したとのこと。
大学生の頃、やっと本当の自分を出せる機会に出会い、
同じ時期にFAO(国連食糧農業機関)が昆虫食必要性のレポートを発表。
メディアも取り上げるようになり、本当の自分で居られるようになった由。

地球温暖化、ロシアによる戦争、疫病の拡がり等が原因となり
この先地球規模の食糧不足が囁かれている。

篠原さんの存在を知り、
意外と身近に、昆虫食に取り組む人達がいる居ることを知って興味深い1日だった。