口紅

尼崎に行ったとき

孫６号ちゃんが洗面所で
私の化粧を
じっと下から見上げていた。

ふふふ、見てるな。
そのうち、真似するだろうな・・・。

この孫は、
私をよく見ていて
後で、
ふと、思い出して真似をしてくれる。




案の定、
先日娘からテレビ電話。

ばぁば～、見て　見て！
ハーちゃんが
ばぁばの口紅の付け方を
上手に真似てるよ！

ばぁばに
もう一回、見せたげて。


ところが、本人は
テ・テ・テ・照れ照れテッテッテと
部屋の中を
走り回る。

呼びかけて、
お願いして
やっと再現して貰ったら

“え”の形に
口を開けて、
口紅をつける真似をしてくれた。

娘は、
口を閉じたまま
紅をつけるそうだから
間違いなく
ばぁばの真似らしい。



６号ちゃんは
おしゃれに
とても興味を示す。

おもちゃのネックレスや
ブレスレット、イヤリングなど
沢山持っていて

私がネックレスをして行くと
自分も
さりげなく付ける。

ある時、
持っているネックレス、
ブレスレット、指輪、イヤリングを
全部付けたことがあった。

キンキラキンキンキン


可愛かったので
カメラを向けたら
しっかり　ポーズ

４才にしてこれで
ピカピカの尼っこだから
将来、どんな娘に育つやら・・・。

楽しみでもあり
心配でもあるなぁ。


因みに、娘は
化粧気なし。
ジーパン、Ｔシャツ派です。

ワンコちゃん

通勤途中、
よく吠える犬がいる。


買い物カートを押して
ガラガラと賑やかに通る私に
庭を囲ってある柵の間から
ワンワンワンワンワン・・・。

３０分歩く丁度半分あたりで
こちらも気分転換に・・・。


コレコレ！
そんなに吠えるでないよ。
ただ、通ってるだけやんか！

まあ、そんだけ吠えたら
泥棒除けにはなるわな。

歩きながら適当に
ワンコに話しかけ

バイバイ！と　
通り過ぎていた。


いつもいつも吠えるので

もう、エエ加減で
害のない人間やと
覚えたらどうや！などと
毒づいていたら

ここ２～３回
無視されている。


居るかな？と覗けば
玄関前で
のんびりと横になり

フン、あいつか…てな顔で
こちらを見る。


変に馴れてこないので
泥棒除けとしては
優秀なワンコだが


こちとら
ちびっと
寂しうござんすよ

ワンコちゃん

入れ歯 発見！

昨日、
里の母の所へ行ってきた。

母の表情に活気が無く
表情に乏しくなっているようだったので

きちんと食べているか
食べる物はあるのか
冷蔵庫の中を見ていたら


コーヒーカップが入っていた。


中に、
ティッシュに包まれた入れ歯が・・・・・


お母さん
入れ歯があるよ

どこにな？
アレ、ほんとよ！
まあ、そこへいれとってやな。

ハイハイ、
また、元どおりに戻しておいた。


即、妹にメール。
入れ歯　発見！




母曰く。
洗面所で外したと思ったに
台所だったか…と。

何でもティッシュに包んでしまう母。
昔日の母はもういない。



整理能力ゼロになった母。
寝室に入ってみると
衣類が山積み。

今までは、
母が嫌がるので
あまり手を付けなかったが
今回、引き出しも開けて整理し
使える状態にしてきた。

文字はよく読むので
整理ダンスの引き出しに
中味を書いて貼ろうとしたが
イヤだという。

それで、
引き出しを開けたら
分かるように
紙に書いてセロテープで止めてきた。


おそらく、
覚えていないから
毎日の電話で確認しなければならんだろうが

今日はうっかり
電話するのを忘れていた。

夫にちょっと腹を立てていたので・・・

待っていただろうなぁ　　　　
　　　

老人力

今の仕事に就く前
ある消費者グループに
入れて頂いた事があった。

そのグループは
もうとっくに解散したのだけれど
しっかりしたリーダーと
気持ちの良い人達の集まりだったので
そのまま
月一回のお食事会として
続いてきた。


創設時から３０年も経っているらしいが
私が関わったのは後期の２～３年だけ。

研究発表や一泊旅行など
楽しい思い出がいっぱい。


リーダーの方は
今や９２才。

他の方も
８０代、７０代、
６０代は私を含めて
二人、
総勢１０名ほど。



私は、
足が悪くなって
仕事も減ったので
ツイ最近、お仲間として
復活させて貰った。


十数年ぶりに
お会いしたのに
皆さんのお変わりの無いこと！

ホントに驚いてしまった。

７０代、８０代は
みるみるうちに老ける方も
多いのに
この方達は
印象が、
ほとんど変わらない・・・。

姿勢も良い。

前向きに生きる
お手本の様な方ばかり。


でも、やはり
老人力はしっかり進行？

リーダーは
杖２本で歩くのがやっと。
しかし、姿勢良く、
上品なおしゃれもバッチリ。
今も、風格は衰えない。

そもそも、足を悪くした原因は
８０代後半、
足腰強化のため
頑張って歩きすぎた…とのこと。





また、
心優しい方々のうち
一人気炎を吐くＮさんがちょっと気になった。

昨日のお食事は
どれも美味しく
量も年寄り向きに多すぎず
にぎやかに頂いたが、

“煮物の味が濃すぎる！”

突然、Ｎさんが言い始めた。

私に同意を求めてきたが
丁度良い味に思えた。

他の人も
口々に　濃くないと言って

Ｎさんが普段、
薄味だからだろうと結論づけた。

そしたら、
“私だけが、正常！　　みんなが、異常！”
そう、言い放った。

どこでお会いしても、
ニコニコと話しかけて下さるＮさん、
昨年、ご主人を亡くされたばかり。

息子さん夫婦と同じ敷地に住まわれている。
しかし、
お嫁さんにアレコレ言われたくない…と
鼻息荒く元気いっぱい。
お友達も多く、
毎日忙しく、楽しく過ごされているらしい。

元気なうちは良いけれど、
体力が衰えたときのＮさんが
ちょっぴり心配・・・。
Ｎさんに
徐々に、上手に
老人力が身に付きますように・・・。

手術決定

股関節の手術の日が決まった。

１１月２０日。

手術時の出血に備えて
自己血を準備しておくとのことで
昨日
４００ｍｌを採血された。

その昔
ひどい貧血に悩まされたことがあるので
いささか不安だったが
何事もなく終了。
あ～、ヤレヤレ！

次回は３１日に
４００ｍｌをもう一度。


いよいよ、まな板に乗ったので
覚悟も出来て
気分はスッキリ！


今日はフラダンスにも行って
新しく縫うドレスの話で
盛り上がった。


入院までに
何とか仕上げたいが
まだ、
布を裁った段階・・・。

他にも、
行事が目白押し。

同窓会の役員会。
その監査。
同窓会の研修会。
日帰り旅行。
町内会の仕事。
その為の人集め。
もちろん、仕事も・・・。

覚えきらないので
全部、
携帯のスケジュールに入れて
ピーピー　ピーピーと
教えて貰っている。

携帯が鳴るたびに
“ハイハイ、分かりました。ありがとう”



これらを全部クリアしてから
入院するつもりです。



手術後３日間は
身動きできないらしく
付き添いが必要。

夫と娘にお願いしている。

入院は
術前術後を入れて
３週間…と。

「２週間で歩けるようになって貰います。
歩けるようになったら
家に帰って貰います。」
ドクターから宣言された。

エ～～～！

リ・リハビリはどうなるのですか？

主婦は
お家でアレコレ動くでしょ？
それがよいリハビリになるので
敢えて、帰って貰うのですよ。


ムムムムム・・・
術後、女王様の暮らしを
目論んでおったが
やはり、下女かぁ・・・。

ハァ～～～
頑張るしかないな～～～～～

夢の話

昨夜、
火事の夢を見た。

何やら、持って逃げるものを
懸命に
風呂敷に包んでいるうちに
逃げ遅れそうになって

それでも、まだ
あれも　これも
持たんならん・・・（かなり　欲張り…）

あ～　こんな事してる場合やない！！

そう思ったとき
目が覚めた。



目覚めて一番に思ったことは

火事の夢　久しぶりやなぁ・・・

そして、
小学六年生の頃を思い出した。

その頃毎晩、
火事の夢を見たことがあった。

ふっと気付くと
天井裏がメラメラ燃えていて
大変！　早く知らせなきゃ！

驚いて目覚める。
夢であることを確認して
ホッとして　眠る。

さらに、
続きを見ることもあったような・・・。

のんき者の私が
さすがに、
夜、寝るのが怖くなるくらい
それは続いた。

何故だろう？
何故、こんな夢を
毎晩見るのだろう？

そう思ったところまでは
記憶にあるが
誰かに話した覚えはなく
いつの間にか忘れて
見なくなった。



四人兄弟の長女だった私は
自分の中で何でも解決するタイプ。

周りの大人は皆　忙しかった。
子供の夢の話など
聞く耳は無かった。


高校生の頃、
親友は毎日のように
彼女の夢の話を
私に聞かせた。

文学少女の夢には
ストーリーがあり
色が付いているらしかった。


彼女の夢に比べて
私の夢の
なんと　つまらぬ事よ。

語るほどの夢は見ず
ほとんどは
目覚めと同時に
忘れてしまう・・・などと
ちょっぴり、劣等感。


乙女心は　傷つきやすかった？

その親友と
いつも歌ったのが
「ローレライ」

近くの山の大岩に登り
風に吹かれながら
髪を梳かす真似をしつつ

　　麗し乙女の　巌に立ちて
　　黄金の櫛とり　髪の乱れを
　　ときつつ口ずさむ　歌の声の
　　奇（くす）しき力に　魂（たま）も迷う



そんな夢を見ていた
麗し？の乙女達も
今や、老境に。

最近、
爽やかな風に吹かれるとき
「ローレライ」が無性に
恋しくなる。


　　髪涼しき時　ローレライ　口ずさみ

ちょっと一句、詠んでみました。

詰問攻め

義母はこの頃
機嫌が良くない。

夫が
町内会の行事で
忙しく
夜、出かけることが多い。

当然、一杯飲む機会が増えている。



義母と二人の夕食時、


夕べは、
何時に帰ってきたの？

夕食は食べたの？

お酒は沢山飲んでいた？

ひどく酔っぱらっていたの？

あんまり飲まないよう
あなたから言って下さい。

詰問調である。





いえ、そんなに遅くなかったですよ。

何時だったの？

７時半くらいだったかな。
ご飯はちゃんと食べましたよ。
お酒は、飲んでませんでした。


私は
テキトーに　答える。



９２才の母親が
６９才の息子を
一々　心配して　　どーするの

私に
どーせーと　言うの


世話役なんだから
仕方ないじゃないですか



言いたいけど
言わない。　　



いくらしっかりしていると雖も
９２才の脳みそは
思い込んだら　　　　　　
解しようがない。　　　　




夫に言っても
無視されるし・・・




あ～～～～～～～
ストレス　溜まる～～～


なんか、
ドカ～ンと
買い物など　したいな～～～～～～

そう言えば
最近、デパートにご無沙汰　　　
行くべし
　

尼崎へ

行ってきました。

娘が車の免許証試験で
丸一日　孫６・７号ちゃんのお相手。

まあ、おんぶや抱っこの時代は終わっているので
専ら遊び相手として
リップサービスでいけたけど・・・。


教習所通いの間は
託児所にお世話になったらしいが
無理矢理お昼寝さされるのを嫌って
嫌がったらしい。

それでも、
教習所での時間は
長くても
半日程度？

本試験は
一日掛かりになるので
託児所は無理…と。

ばぁば～、お願い！

仕事を替わって貰って
飛行機賃自前で
足を引きずり、
カートを杖代わりに
行く私も
末っ子に甘い・・・。






６号ちゃんはママゴトが大好き。

ミニミニキッチンに
パンやケーキやピザ、
ラーメン、カレーライス、ロールキャベツ、
ワインにお皿にコップ。


どれもどれも　とても小さいミニチュアが
沢山あって

ばぁば、何がいいですか？
何か、注文して下さい。

そうねぇ、
オムレツがいいわ。

エエもんは？
（デザートのこと）

うーん、プリンにしようかな。

はい、わかりました。
しばらくお待ち下さい。



７号ちゃんは
自分の遊びに入っていて
時々、ばぁばの様子を覗う。


目は、７号ちゃん。
口は、６号ちゃん。


一度だけ、
７号ちゃんが泣いたが
ばぁばが
ポケットから出して
涙を拭いてあげたハンカチが気に入って

ばぁばのハンカチ！　　と
すぐに機嫌が直って良かった。


ミニミニキッチンは
パーティーをする事になって
全ての食べ物が
お皿を総動員して並べられた（写真）

この後、食べ物はひとまとめにされ、
食器は全部、
一応、流しに置かれて
種類毎に
食器戸棚に並べられた。

６号ちゃんのそのこだわりが
なかなか面白かった。


母親やお友達との遊びの中では
ここまで到達するのは
難しい？

全部、並べたことに
本人も大満足だったらしい。


写真に写っている手は
６号ちゃんの左手です。

疲れたけれど、
ばぁばも結構
楽しかったわ！

ありがとう！