抱えきれない 気持ち・・・

この４年間、癌と戦っていた友人が　７０歳を前に逝ってしまった。

明るくて　優しくて　
自分のことは後回しにしてでも　人に気を遣う人だった。
賢くて　目の綺麗な方だった。

彼女から大正琴へ誘ってもらったお蔭で
沢山の友人が出来、
フラダンスも始めることが出来た。

苦労も多かった人生を　頑張ったご褒美のように
大正琴やフラダンスを楽しんでいた様子を
ご家族が語られた。

家族葬とのことだったが
是非　会ってやってほしいとのことだったので
仲間数人で葬儀に参列、
お別れをした。

彼女を見送って帰り際、
お世話係をして下さっているＵさん。
バイクで来ていたので
気を付けて帰ってねと声掛け。

Ｕさんが
“私、他人事じゃないのよ！
娘がスキルス性胃がんらしい。　どうしよう！”

心に仕舞い切れないように　叫ぶように言った。


私が入院していたリハビリ専門の病院の理学療法士をしておられて
私もしっかり　お世話になった娘さん。
まだ、３２歳、独身。

替れるものなら替りたいけど・・・と
泣き崩れそうなＵさんの
心が落ち着くまでしばらく立ち話。

真面目で　いつもくるくるよく動く働き者で　
まっすぐな気分のＵさんに
なぜ　こんな　酷いことを！

何にもできないけど、こころが爆発しそうになったら
話を聞いてあげることは出来るからと話して
別れた。


７月末には、Ｓちゃんのご主人を見送ったばかり。
Ｓちゃんは　自称“後家”を名乗り
元気そうに　振る舞っている。
親孝行な息子が傍にいるので　まあ、安心だけど。


私の悩みなんぞ　ちっぽけに思えてしまいそうな
今日　この頃。