今日は ラッキー！だった

大正琴の帰り道、
にわかに　空　かき曇り
家に着く前に　ひどく降りそうな気配。

買い物カートに　大正琴を入れて引いて歩くので
走れない・・・
元々、走れはしないんだけど

帰りにスーパーで買い物予定だったが
大した買い物も無かったので中止、
近道を急いだ。

近道の途中で既に　降り始めた。

“大正琴　濡らしたくないなぁ”

チラッと見ながら　急いでいたら

大きな声で　誰かに呼び止められた。

「早く！　車に乗って！　早く！」

Ｏさん親子だった。
娘さんがサッとカートを車に乗せてくれて
「おばちゃん、あっちから乗って！」

お言葉に甘えて便乗、
あっという間に家に着いた。

お礼を言って家の物陰に身を入れたとたん
ザッザ～ンと　本降りに。

ヒャ～　ラッキー！



で、Ｏさん親子なんだけど、
娘さんは　私の長女と
小学生の時の友達だった。

でも、もう何十年も交流はなく
お母さんとは、たまにスーパーで会うくらいで
ちょっと会釈する程度だった。

今年の３月　お花見の帰りの電車で
久しぶりに娘さんと会って話した程度のおつき合いなのに・・・。

昔とちっとも変わらない優しさが　嬉しくて
その時はおしゃべりした。


雨がひどくなりそうなのに
トボトボと歩く人が　私だと分かって
呼び止めてくれたとのこと。
灯油を買いに行くところだったらしい。

「おばちゃんがこの道を歩いているって　知らなかった」そうだ。
「公民館に行ってたのよ」

そういえば、彼女の家の前を　いつも歩いているんだなぁ。
静かな通りだから　ほとんど人に会うことはない。

思わぬ親切を受けて、
あらためて彼女とそのお母さんの人柄を思った。
今日は　本当に　ありがとう