遺伝は恐ろしい？

母から聞いた話。

幼友達で、家もすぐ近くの方。

彼女は、お母さんと一緒に
その家に来た。

子供の頃、そのお母さんが
こぼしていたのを
聞いたことはあったが…

彼女の父親は
身分もお金もあったが
女癖が悪く
家に連れてくることもあったらしい。

新しい父親は
真面目一方で
仕事も大きくし
彼女は幸せそうになった。

大きな瞳の
おとなしい子だった。

お婿さんを迎えて
子供も出来た。

その子も長じて
商売をを継ぎ
恋愛結婚して
かわいい孫にも
恵まれた。

二人目の孫が出来る頃
彼女の息子は
女を作り
家を出て行ってしまった…

自身は、しあわせな結婚だったのに
自身の体を通じて
父と息子に裏切られてしまった
彼女の心境を思うと
むごい！　と感じざるを得なかった。

お嫁さんは、今も
大切にされておられるようだ。

私の７人の孫たちに
悪い遺伝子が
何卒、出ませんように…

ビデオ教室へ通い始めた

ビデオを取り始めてから
かれこれ６～７年。

娘一家と旅行したり
みんなが帰省したりと
楽しい場面が
ビデオテープに残っているが、
嵩張って困る。

あちらこちらに
ダビングして渡すとき
しょうもない場面は
除けたいのに
付きっきりでは
手間がかかる。

パソコンを使って
編集、説明の追加、
タイトルなど
入れてみたいではないか！

という訳で
思い切って申し込んだ。

いいおばさんが…と
白眼視されるかと思いきや
行ってみれば、
私と同じような
おじさん、おばさんばかり。

今時、
こんなことに手を出すのは
ちょこっと余裕があり
ちょこっと暇があり
ちょこっと機械好きの
この年齢なのかな？

若い先生には
お気の毒！

雲雀の 鳴く 空

この季節、
豆取りに畑に行くとき
一番の楽しみは
雲雀！

その鳴き声が
響き出すと
手を休めて空を仰ぐ。

反り返って
時には倒れそうになりながら
雲雀を探す。

いた　いた！
黒点のようにひらひらと
中空に舞っている。


雲雀の井戸は天にある。
あれあれ、
あんなに雲雀はいそいそと
水を汲みに舞い上がる。

そう、詠ったのは
三好達治だったかな？

いつか、
雲雀を間近に見たい！

出来るなら
写真かビデオに
撮りたい！

私のささやかな夢です。

スナック豌豆 と 空豆

今年も
豆の季節がやってきた。

夫のスナック豌豆は
孫たちにも大好評！

この季節だけは
私も畑へ豆取りに。

夫は大張り切りで
娘、息子に
宅急便で送る。
近くの娘には
大量に届ける。

少し遅れて
空豆も。　

私の父が元気だった頃
よく、野菜を送ってくれた。

自分の姉妹たちにも
送ってやるのに、
私の母に送ってやろうとは
夫は言わない。

少しでいいから送ってやって！
私から要求。

送っても食べんだろう！

それでも、
喜ぶと思うから
少しでいいから
送ってやって！


母から
喜びの電話があった。

あの、何もしない母が
豌豆を自分で茹でて
食べたそうだ。

宛先を
弟でなく
母にしたのも良かった。

自分が食べれるだけ取って
後は、弟妹に分けてね。

弟妹それぞれから
母が、自主的に動いた　と
報告が来た。

生き生きと
生きてね、お母さん！
また、空豆も送るからね！

町内運動会の次は？

町内運動会があった。

この春、前会長の体調不良で
夫が、いきなり町内会長に。

毎年運動会に
出たことがなかったのに
今年は逃げられない。

なんだかんだと言いながら
参加したら
意外と面白かった。

日頃、ご無沙汰のご近所さんと
おしゃべりして
踊りも
分からんちんながら踊って
天気も上々
弁当もおいしかった。

日頃、会釈くらいはしていた
副会長の奥さんは
意外と気さくな方。

次は、盆踊りね！
あれ、結構ダイエットにいいよ！
との、お誘い。

そのあたりにいたほかの奥さんとともに
何となくそんな気分に。
フッフッフ！
次は、盆踊りね！

幸せを 感じ取るのは 難しい ？

外から見て、幸せそうに見えても
当人は、そう思っていないことは
よくあること！

義母は、口では　幸せ　と言うが
時によると
こんなに不幸せな私…を演じることがある。

温かい食事を毎日食べれて
呼べばすぐに息子が来てくれて
嫁もそこそこ面倒見てくれて
９０歳にはとても見えない
若々しさを保っている。

私がもしも９０歳になっても
とても真似できない！
息子夫婦が
そばにいてくれる保証もない。

こんなに幸せな年寄りはいない！
そう思うけれど
人生、いくつになっても
悩みは尽きないらしい。

義母を見ていると
もう、悩むのは止そうと思う。

私だって、人様から見れば
幸せに見えるのだろうから。

幸せの部分を感じ取って
暮らしたい。

母の日のプレゼントのお礼の電話で
隣町に住む娘に
将来のお願いもしておいた。

任せといてと
二つ返事を貰ったので
私も幸せなおばあさんになろう！

青虫の旅

孫の所に送ったキャベツに
青虫が潜んでいた。

今年、幼稚園に入ったその孫は
育てたい！と、母親に言った。

今、タッパーの中で
青虫はサナギになった。

言葉が出るのが随分遅かった孫が
嬉しそうに電話で
様子を伝えてくれる。

今日、幼稚園、楽しかった！
と、話してくれる。

とてもわがままで
食事が遅くて
好き嫌いがあって
幼稚園に行くのを
嫌がりはしないかと
心配していたのに。

一昼夜旅して
千葉まで行って
サナギになった青虫のように
ちゃんと適応していける
力を感じて
ばぁばは
とても　嬉しくなってしまった。

息子夫婦は
携帯テレビ電話を
買っただけで
未だ使いこなせていないらしい

顔を見ながら
話がしたいと
お母さんにお願いした。

話す相手もいないので
使い方がいまいちとか。
勉強しておきますので
明日まで待ってもらえます？

はいはいはい、
待ちますとも！