雀ばぁば

おしゃべり雀、孫7人

きっと、光が・・・

2011-04-23 21:11:38 | Weblog
今、高齢者と言われている人達は、
幼い頃、今の災害地に似た光景を目にしている。

それは、日本全国に見られた。
今はもう、亡くなられた方々の多くが
戦争で焼け野が原になった日本を
再興するため一生懸命に働いた。


父親が戦死し、母親が都会に出て仲居さんをして
3人の子供は田舎で、子供だけで暮らしていた家族がいた。
男・女・男の兄弟で中の女の子が
私と仲良し、幼なじみで
彼女が家事全てをやっていた。

彼女は明るく、勉強も優等生で
編み物や手芸も上手でやさしかった。
私の姉のような存在だったが中学卒業と同時に
就職しなければならなかった。

その兄は、働きながら夜間高校、夜間大学を卒業、
最後は教師になられたとか。

弟は、兄姉の援助もあって大学を卒業し
大きな出版社に就職されたと母から聞いた。


それを聞いたとき、正直ホッとした。
家事手伝いは必要でなく、食べ物にも不自由しなかった私は
彼女に負い目のようなものをずっと感じていたから。


今は、交流も途絶えて久しいが
きっと幸せに暮らしておられると信じている。

ほかにも、戦災孤児から立ち上がって
沢山の紆余曲折を経てやっと最近、小さな幸せを手にした方も知っている。
その姿を見ると、その方の子供達が舐めた辛酸も許せる気がする。

平成のこの時代に生きて、冷暖房完備に何の疑問も持たない暮らしをしていても、
過去には、今の貧しい国に見られるストリートチルドレンが沢山いた現実、
それから立ち上がった現実が確かに在るのだ。

外国から見ると、きっとそれがよく見通せるのだと思う。

被災された子供達には頑張って欲しい。
あなた達のおじいさん、おばあさん、曾おじいさん、曾おばあさんたちは
あなた達と同じような環境からがんばってこられたはず。

光を信じて下さい。きっと、いい子に育ちます。