萩の花

母の初彼岸にお墓参りに行ったとき
紅い萩の花が　　　　　　　　　　　　　　　　（これは携帯で撮ったものです）
お寺の境内に溢れるように咲いていた。

母が大好きな花で
裏庭にも植えていたが
満開になるかならぬかの頃
弟は、
裏道の通行の邪魔になると言って
バッサリ切り込んで
母を嘆かせていた。


とかく男は、
植木の枝をバッサリ切りたがる・・・
新緑のモミジ、
花が咲きかけた酔芙蓉、
今切ったら来年花が咲かない紫陽花、サツキ　etc.

ちょっと枝が伸びていると思ったら
あっという間にバッサリ


弟、夫、義弟みな同じ。
他にも同じような嘆きを
女性から聞くことが・・・





萩を見て思わず近寄り
携帯で写真を撮った。

“母が好きだったのよ”

“じゃあ、ボクも”
義弟がカメラを向けた。

彼は、写真が好きで上手。
母の病室にも
母のふるさとや母校の門（昔のまま残っている）を撮って
A４サイズに印刷、
壁に貼ってくれたりした。

お陰で、
母の最期は、気分は女学生・・・？




後日届いた写真には　　　　　　　　　　　　
見事な萩の花が・・・

“きれい　”　

思わず嬉しくなって
スキャンして
パソコンのデスクトップに貼り付けてしまった



ま・ん・ぞ・く・・・・・