雀ばぁば

おしゃべり雀、孫7人

母の 米寿祝い

2008-04-29 22:58:25 | Weblog
本人は
お祝いは いらん! と
言っていましたが
田舎のこと・・・。

ご近所雀が

お母さん、米寿よな。
お祝いはもう済んだの?


弟の嫁や 妹が
あの人、この人から尋ねられる。


本人の意に反して
やらねばならんだろう・・・ということになった。

初めは、
お弁当でも取って
家で簡単に済まそう と。

簡単にといっても
嫁や妹はアレコレ動かなければならなくなる。

ヤッパリ、
いつもの料理屋さんに決定。
簡単 イズ ベスト!




ところが、
お祝いは要らんと言っていた
母が
動き出した。

テコでも動かない母が
何ヶ月振りかに風呂に入り
ボサボサだった髪を
美容院でパーマ。

当日着る服を
妹ヒバリと相談しながら
かなり迷いに迷いながら
懸命に選び
ペンダントと指輪まで用意。


オ~ヤ、お母さん。
やっぱり、こういうイベントは必要やね。


妹によれば
母のハッスル振りは
大変なものだった・・・と。

日頃、寝てるような起きてるような
ボ~ッっとした日々を送っている人が
しっかり目を覚ました数日間であったらしい。


祝いの席では
日頃あまり会うことのない
ひ孫3人にも会えて
しっかりご馳走も食べて
無理矢理、
赤いちゃんちゃんこと帽子も着せられて
写真にもいい顔で納まった。

料理屋の女将さんからは
“まあ、きれいに年取られて、羨ましい”
などと、言って頂いて
“あれはお世辞よ”と言いつつも
まんざらでもないようだった。

座ってれば、お母さんきれいよ!
ネックレスがよく似合ってる。
立ったら、腰が曲がってるから
ちょっとね・・・。

娘二人に毒づかれながらも
満足げ。


その後、
父のお墓にも参って
母の米寿を報告。
お天気も上々。


家に帰ってから
妹ヒバリが真っ先にしたこと。

それは、
ネックレスと指輪を
元の場所に納めること。

後でお母さんが
無い無いと言うからね、
元の箱に入れとかんと
大変なんよ。

さも あろう。
私も立ち会って
箱に納めた。


今日、電話で
指輪とネックレスを納めた時の話をしたら
母は、覚えていなかった。

アレ、本当? 自分で箱に入れたと思っていた。
ヤッパリ、頭が呆けてるのかね。



ま、当然ではあるけど
ちょっと残念かな・・・。

する事は あるのよ!

2008-04-28 22:10:30 | Weblog
今日の午後
パソコンでゲームをしていたら
義母がやって来た。

我が家に一歩踏み入れたところに
パソコンはある。
隠しようが無い   


しかし、いつものことなので
別にいいんだけれど・・・。


義母にしたら
またかと思うのだろう。


“今日は、何だか眠いのよ。
どうしてかしら”

“眠ければ寝たらどう? する事も無いでしょ!”

ゲームをしながら答えたら…





“する事は あるのよ!”

思いがけない大きな声で言って
自分の部屋に帰っていった。


そして、バタンと外へ出て行く気配。
程なく、洗濯物を取り入れて
畳んで、持ってきた。

いつもより早い時間帯なのに・・・。
“あら、おばあさん、洗濯物入れて下さったの?”

“・・・・・”    


怒ってる・・・



最近、元気が余ってきている?

腕の痛みでは死なないと
思うことが出来るようになった?

食欲もあるし
然したる心配もない。

元々、強い人だから
いろいろ采配したくなっているようだ。


あ~ぁ、こうやって
嫁姑戦争は 始まるのかな?



でも、夕方やって来たときは
自制していて
いつも通りだった。

私も、いつも通り。

おばあさん、
私の方が絶対に強いんだから


無駄な抵抗はしない方が・・・。


私の「休め!」の時間帯は
大目に見て下さいね     






電車 二題

2008-04-26 23:03:22 | Weblog
その1

田舎の私鉄の駅。
向こう側に電車が来て
やがて出て行った。

下車した人達が
サァーッと去った後
赤ちゃんが激しく泣いたので
見ると
乳母車を押して
赤ちゃんを抱っこした女性が
まだ、ホームに残っていて
どうやら赤ちゃんは
乳母車に乗りたくないと泣いている。

乳母車には
買い物袋が二つ
重そうにぶら下がっている。

赤ちゃんを抱いたまま
乳母車を畳もうとするが
荷物がバランスを崩して畳めない。

仕方なく赤ちゃんをベンチに座らせた。

あっ! 危ない!
赤ちゃんは、まだきちんと座れない。
ハラハラするが、
杖をついてやっと歩いている私は
向こう側のホームまで
行ってあげれない。

改札のおじさんは比較的親切なんだけど
気付かなかった?


彼女は、やっと乳母車を畳み
赤ちゃんを抱っこして歩き始めた。
その足取りが、
とても疲れた様子で
何にもしてあげられなかった私は
見ていて心が痛んだ。

彼女がホームを降りるとき
同じ年頃の夫婦とすれ違った。
しかも、赤ちゃんを乳母車に乗せて
ご主人が押している。

人生って、残酷!





その2

電車に乗ってから、
私の席の前に空席が一つ。
私より年配のご夫婦が来られて
ご主人が座られた。

と、すぐ横の席の若い女性が
サッと立って
奥様に席を譲った。

おう~!  パチパチパチ!心の中で拍手。

私も最近、杖を突いているので
よく、席を譲られる。
世の中、捨てたものではないと感じている。

その横に、
携帯でメールを打っている若い女性が居た。

次の駅で、
お年寄りが乗ってこられたときのこと。

メールの彼女は
一瞬譲るべきか・・・という目をしたが
勇気が出せなかった?
そのまま、目を伏せてしまった。

次の機会には
勇気を出してね。

大阪へ行ってきました!

2008-04-22 22:12:00 | Weblog
竹馬の友からのお誘いで
足弱も何のその
バスで出かけました。

二人で
大阪帝国ホテルに一泊。

サービス期間なので
1万3千円也。
カードダメ、前金。

お食事はルームサービスで
テーブルごと運ばれてきて

美しい夜景と満月を眺めながら
おしゃべりしながら
ごちそうをいただく、至福のひととき。

前回(2006.09)は、友人がぎっくり腰で
口さえ元気ならば大丈夫!・・・と。

今回は、私が杖をついて
ヤッコラサと歩いていたので
総じて、状況は同じ・・・トホホのホ。


でも、おばさん(おばあさん?)二人は
そのくらいではへこたれない。

ブティックの半額セールを冷やかし
見事引っかかって
1万円也の上着をお揃いで買って・・・。

その時、私が
“ザ・ドーナッツする?”と友に聞いたら
即座に “ウン!”と返事。

お店の方は無反応!

この問答が解る方は
かなりのお年です。

その後、
宝石店にも冷やかしで入って

だ~れもお客が居なかったので
明らかに冷やかしと分かっていても
店員さんはちゃんと応対して下さった。

とっても素敵な指輪があって、72万円  

  良いねぇ~

なんと、
ケースから出して下さって

友は、許可を得て
自分の指に挿してみた。

私も挿してみたが
指輪はとても素敵で
魅入られそうだったが
私の指が 邪魔・・・でした


翌日は
造幣局の通り抜けに行って
何とか無事に
帰ってきました。

命の洗濯が出来て
また、頑張れます。



心の デザート

2008-04-13 21:01:02 | Weblog
毎晩、母に電話している

夕食済んだ?

うん、今済んだとこよ。
デザート食べていたとこ。

アレ、悪かったね。

イイヤ、これから 心のデザートよ!


そう言ってから、母は
“私、エエこと言うやろ!”



ホント!
毎日、大した用事もないのに
電話して
30分近く話すのは
少々気が重いときもあるけど
そう言ってくれると
嬉しい        

錆び付いている母の脳みそに
油を差して居るつもり・・・なので。

枕が 怖い!

2008-04-09 09:55:19 | Weblog
整形外科に通っていると
実に多くの方が
様々な痛みと不自由さを抱えて
リハビリをしておられる。

その中で、
意外と多いのが
布団の上で怪我をした…という方。

我が家も、
畳に布団派。






名医を受診して
思わぬ宣言を受けてしまった私。

なんと、
膝はそんなに悪くないが
股関節が両方、
かなり悪い。



膝痛を訴えていたのは
股関節の関連痛ではないのか?
片方ずつ手術すれば
もう一方に負担が掛かりすぎるので
両方一度に手術した方が良い。
大学病院か日赤で手術を受けなさい。


  
さらに、
事故の時、
左の股関節もやられた可能性がある。
手術後のリハビリも視野に入れて
手術の紹介は掛かり付け医にして貰いなさい…と。

元々、右の股関節は
すご~~~く悪いと思っていたが
左がそんなに悪いなんて
ショッッッック!!!!!


私の希望で
掛かり付け医に手紙を書いて下さった。

掛かり付け医には
大学病院の紹介をお願いした。
娘が近くに住んでいるので
何かと心強い。


で、枕の話だが、
布団の上の枕、
躓きやすい。

怖い! 怖い!


元々、足が覚束ないから
転べば、骨折必須!

これ以上、悪くなりたくない!

ベッドにすればよいが
家の事情が・・・。


布団をたたむとき
枕を真っ先に片づけることにしている。


でも、私、O型、粗忽人間。
ホントに 気をつけよう!





雨のち晴れ

2008-04-07 23:54:15 | Weblog
土砂降りの中を夫の運転で
母の所へ行った。

今日は妹Kも一緒だった。
1歳半違いのこの妹は
或る宗教にのめり込んでいて
忙しいのか
あまり母を訪ねない。

訪ねても
お客顔で話をするだけで
掃除や布団干しなど
何もしない。

母の大好きなお菓子や洋服は
贈っているようだ。

まあ、姉弟各自
出来るところで
母の為に動いてはいるのだろう。

足腰の弱った私は
実働出来ないので
近くに住む、末妹のヒバリに
実際の母の世話が掛かってくる。



“ヒバリがしたらエエんよね!”
妹Kが、明るく言い放った。

“それは違うよ!
あんたも私もするのが本当よ!
何にもしないあんたが
それを言っちゃいかんよ!”

その時、ヒバリは居なかったので
良かった。
妹Kはちょっとしょんぼり。

商売をしている弟がちょっと来て
すぐに帰って行った。


午後になって
所用を済ませたヒバリ夫婦現る。
雨も上がって
日が差した。

母を
花見に連れ出そう!

初めは良い返事をした母。
次の瞬間、渋り始めた。

ヒバリはすかさず
“お母さん、新しいお洋服を着ていこう!”
娘3人で
アラ、よく似合うじゃないの!と
褒めまくって着替えさせた。

寒そうだから・・・。
なんか、眠くなってきた・・・。
いろいろ言ったが無視。

母の愚図りに
妹K:眠かったら寝た方がいいよ。
   無理したらいかん!
妹ヒバリ:お母さんが好きなお洋服
   着てもいいんよ。
   寒くないようにしていったら良いんだからね。
   そのスカートが嫌なら
   これは、どう?
私: 1年365日
   いつでも寝れる。
   今日、眠らんでもよろしい。
   お花見に行こ行こ!

三人三様の対応が面白かった。

斯くして
花を見て、風に吹かれて
お茶して、散歩して
楽しいひとときを過ごせた。

お母さん、
眠とる場合じゃなかったでしょ?

ウン、お陰で楽しかったよ。
ありがとう!

自転車の三人乗り

2008-04-03 21:13:41 | Weblog
交通法規で
親子の三人乗りが
禁止になるという。

娘は、子育て真っ最中で
三人乗りをやっている。

禁止になったら
たちまち困るだろう



ところで、この私、
その昔、
三人乗りどころか
四人乗りをしておりました


後ろの篭に 二人、
下の子を背中に背負って
自転車で何処までも
出かけていたものです。

思えば、元気だったのね!
今は、すっかり足弱になってしまったけれど・・・。

最近、たまに三人乗りを見かけると
“おっと! お母さん、頑張ってるね!”
そう思って見送ることがある。

私は、それより+ワンだったから
人が振り返って見たのも道理だわね