チョコハナな日々

ちょこっとした日常のさまざまなことに対する想いを書いていきます。

知事選が本格的になってきました。

2009-12-01 | 日々のひとこま
噂はありましたが、本当に今度こそオオニタアツシさんが出馬するらしいですね。
これで、役者はそろいましたか....。
ある意味賑やかになりそうです、今度の知事選。

誰がいいのか、民主党推薦の橋本さんのブログや高比良県議のブログを見たりしていますが、どちらも「」です。

じゃあ、東さんは...というとこれもよくわかりませんので、チョコハナでお会いして見極めようと思います。
その前にさきほど久しぶりホームページを見てみました。
あれっ変わっていましたよ。今度はちゃんと後援会の連絡先も記載していました。
読んでみて、東さんの考え方はよさそうです。いいかもしれない
5日、楽しみです

アウンミャッウィンさんのお話

2009-12-01 | チョコハナ
土曜日の朝、アウンミャッウィンさんと野崎さんを迎えに浦上駅へ。
待ち合わせの時間にオレンジ色の民族衣装?を着た男性と小柄な女性の二人組みを見かけたので、車中から手を振って合図しました。
挨拶もそこそこに車に乗せてコミセンへ向かいました。
運転中、野崎さんの早口にも日本語できちんと返すアウンミャッウィンさんに驚き。
もっと日本語がしゃべれない...と思っていました。

やはり、チョコハナの知名度不足のため、参加者は少人数を更新してしまいました。
なんかもったいなかったです...滅多にない機会なのに....。
でもね、嬉しいことに新聞記者さんが同席したし(今朝の長崎新聞に掲載..らしい)、最初からコーヒーとお菓子をつまみながらじっくり聞くことができました。

さて、アウンミャッウィンさん、端正なお顔に英語とビルマ語と日本語で会話できるという素晴らしい頭脳の持ち主です。アウンサンスーチーさんが率いるビルマ国民民衆連盟青年部の一員であった彼は「自分もこのままではやばい」と思い船に乗りました。船が着いた先が、たまたま日本でした。言葉もわからない日本で難民申請もできないでいると、つかまってしまい2年間入国管理センターに入れられました。

この入国センターというのは「収容所」という言葉がぴったりのところ。当初は、茶色の水しか飲めなかったのが、マスコミの力で今はきれいな水が飲めるようになりましたが、今も刑務所のように運動も作業もない、いつ強制送還されるかわからない、マイナスなことを考える日々です。
「刑務所に入る人は何らかの罪を犯した人です。わたしたちは、難民です。日本は難民条約に締約しています。」と訴えていましたが、わたしは刑務所のほうがマシだと思いました。

寝床は、床に寝る。ひとり最高5枚の毛布が与えられるので、3枚を敷いてその上に寝る。
「夏は蒸れるでしょう」と聞くと、「そう、それにダニがいる」という返事でした。
週1回のシャワー。ただじっとひとりで考える毎日。気が狂っても当たり前な環境です。医師はいても何百人を診ないといけないからか、机の上にはずらっと薬が並んでいて「どれにする?」と本人に選ばさせるとか。

また、日本政府が「難民」と認定しても、何も支援がない。ただ一枚の薄っぺらな難民認定の紙が与えられただけ。再発行しないという紙を持っていれば、再度収容所送りにならないというだけ。逆に、万引きなどの犯罪を犯したら、執行猶予は付かずに政治的理由の難民であれ、強制送還される。
アウンミャッウィンさんは、日本政府発行の難民パスポートで海外に講演しに出かけるが、日本へ戻ると毎回1日ががり空港で足止めされる。

そんな「へんな日本」をいずれは出て母国のビルマへ戻るつもりだといいます。
「但し、それは生きてか、そうでなく魂でかもしれないが、必ず戻る。自分は他の人と違う考え。軍事政権、スーチーさんとも違う、本当の民主化とは許すことだと思う。それが本当の平和、だから民主化になったとしても軍事政権の彼らの命を奪うことはしないで許すこと」..のようなことをいわれましたが、わたしはとても共感しました。

でも、...許すこと....確かに素晴らしいです。知人を殺されたら、いや身内を殺されたら....その相手をわたしは許せるかな....無理みたいです。