秋霖~すすき梅雨の中で~

2013年10月19日 | バラの手入れ

台風24号が去ってからも14日くらいまでは昼間はかなり暑かったのですが、
15日から急に昼間の気温も秋になりました。

10月10日 晴れ(京都の最高気温は30.7℃。最低気温は20・8℃)
左「テス・オブ・ザ・ダーバービルズ」・中「セプタード・アイル」・右「アイスバーグ」
  

「コーヴェデール」
 


青空に伸びる「ジェームズ・ギャルウエイ」
 

10月13日 晴れ(最高気温、25.6℃、最低気温14.2度、朝晩は冷え込みました。)
「レディー・オブ・メギンチ」
 

「ジェームズ・ギャルウエイ」の蕾がはっきり見えてきました。知らないうちに「アンジェラ」にも蕾が。
さらに下のほうで、1輪開花したものもありました♪
  

10月16日 雨のち晴れ(最高気温19・8℃、最低気温17.2℃)この日前夜に台風26号通過。
黄色い「セント・オルバン」、繰り返しよく咲く「ザ・シェパーデス」、薄桃色の名前忘れの花。
  

5月だけに咲く「スイート・ブライヤー」の実(ローズ・ヒップ)、毎年咲く「アメジストセージ」、デージーのような「浜菊」
  

10月19日 曇りのち雨(最高気温20℃、最低気温15℃)

「ジェームズ・ギャルウエイ」の蕾が大きくなりました。「ザ・シェパーデス」はどんどん蕾が膨らみ、開花しています。
   

秋の寄せ植えをしました。今までに育てたことのない花があり、調べてみることに。

バコパに似た、赤い花「サンブリテニア」は、南アフリカ原産の花で、ジャメスブリテニア(ジェームズブリテニア)属。
約3℃まで耐寒性があります。

黄色の小花は、「ウインターコスモス」

ピンクの花は、ジンチョウゲ科のピメレア「フォーシーズンズ」。オーストラリアやニュージーランドに分布する花の
園芸品種の一つのようです。9月から12月、3月から6月が開花期とあります。
    

淡い紫と白の花の咲く背丈の低いサルビアとキク科の小花。
細長い赤ワイン色のケイトウの仲間に小ぶりの黄色い花が咲く、ウインターコスモス。
9月に植えた寄せ植えは、手前の星型の花が「ペンタス」右が「アンゲロニア」左に広がるピンク色の花は
「千日紅」。桃色のいちごがいっぱいという感じです。
  

昨夜から降り続いた雨が上がったものの、お日様も厚い雲に隠れてあいにくの肌寒い日となりました。
しかし、お昼前に、この地域を散策する会の十数名の方々に、秋の庭の様子を見ていただく機会を得ました。

庭について、いくつかのご質問がありました。この庭のバラの種類は、50種類ほどで、イングリッシュローズを
中心にオールドローズなどを育てていること。秋のバラは小ぶりで、色が濃いものがあることや、香りが良いことなど。
また手入れについては、虫は手で取ることにしていて、農薬は使わずに育てていることなどをお伝えしました。

今にも雨が降りそうな寒い中で、立ち止まって多くの方に見ていただけたことは本当にありがたく感謝しております。

5月とは違い、秋の花数は圧倒的に少ないのが残念ですが、今年もバラは、長い暑さにも耐え、何度も何度も台風の
風にさらされながらも次々に蕾をつけ、花を咲かせてくれました。秋の花が終わると花柄だけを切り取り、出来るだけ
葉を残して養生します。

「レディー・オブ・メギンチ」「セプタード・アイル」「モーティマー・サックラー」この3つはイングリッシュローズ。
一番右の白のバラは、秋に来た「プリンセス・オブ・ウエールズ」このバラの種類は、現代バラのフロリバンダ種。
1997年にイギリスのハークネス社が育種したバラで、故ダイアナ妃に贈られた品種です。
   

5月に1度だけ咲くバラ「スイートブライアー」の柿色になった美しい実。この時期ならではの光景です。
 

秋霖(しゅうりん)とは、秋の初めに降りつづく雨。秋の長雨。すすき梅雨とも。

近くの遺跡には、黄色い花のセイタカアワダチソウやススキがいつもの秋のように広がっています。