夏の庭へ(3)

2017年07月05日 | 植物園
植物園の北西には、鉢植えのハスが並べてあります。




極楽の世界にはこんな花が咲いているのでしょうか。


温室の中にも行ってみました。
ヘリコニア(オウムバナ科)


バナナの花がついていました。


幹から小さな花が沢山咲いています。
これは何の花かわかりますか?


これが実です。チョコレートの原料になるカカオ豆がこの中に入っています。


こちらの実は、パッションフルーツです。


サボテンの道を進みます。


以前見たときより、手前にある地に広がる「奇想天外」も、後ろ中央の大きな「ランガク」も
元気になっている気がしました。


昼夜反転室では、夜に咲くヤマカルチュウ(ヤマカル柱)というサボテンの花が咲いていました。
このヤマカルチュウ、大きくなると高さ10mにもなるそうです。



この日の温室の目玉は、「まるで唇」ホット・リップス
コロンビア・コスタリカなどの中南米諸国の熱帯雨林に自生する植物とのこと。
 

今回も珍しい見知らぬ熱帯植物を間近に見ることができ、楽しい時間となりました。



追記

7月4日 台風が迫るなか、前日の雨風に倒れたユリをカットしました。
これは、数年間咲いていたコンカドールから新たにできた分球根から咲いたものです。


細い枝にもかかわらず、2輪も蕾をつけて、この一輪の大きさも15cmあります。
夏に咲くユリ。一輪あるだけで美しさが際立ちます。




夏の庭へ(2)

2017年07月04日 | 植物園
7月1日 久々に京都府立植物園へ。

北大路側の正門から右手へ。バラ園を抜けると、突き当りに少し掘り下げた花壇 
沈床花壇(サンクンガーデン)があります。

噴水の周りに、カンナ・ジニアなど夏の草花が植えられています。


カンナはとても大きく、筋目の入った黄緑色の葉はとても綺麗です。


夏の花、カンナ、ルドベキア、エキナセア、タバコ科の植物、ニコチアナなどが植えられています。


この日の目当ては、ハスの池。







ハス池の周りには、花が玉のように大きくなったアジサイが沢山咲いています。
その中でも赤のアジサイは目を引きます。



このあと、葉っぱだけのシャクヤク園や竹の一角を経て、北山門→椿や針葉樹の一帯を抜けて
ぐるっと一回りしました。(3)へ続く。


追記 ~久しぶりの団らんで~

頂いたお土産を息子が帰るまで取っておいて、一緒にいただきました。

アドベリーがしみ込んだラスクとメレンゲは、紅茶といっしょに
楽しみました。


缶詰の丹後オイルサーディン。大葉を半分に切って並べ、その上にオイルサーディンを並べます。
バルサミコ酢と醤油を混ぜたものをその上に少しづつかけ、土ショウガを千切りしほんの少し水にさらして、
水きりしたものを飾りにのせました。

一緒に甘酢につけたオニオンスライスと、白バルサミコ酢とすりごまをかけた胡瓜と一緒に美味しくいただきました。








秋分のころ 

2015年09月27日 | 植物園

9月26日 曇りがちの天気の中、久しぶりの京都府立植物園へ。


北大路側の正門から入ったところにある花壇です。

紫や白のトレニア、赤や黄色、オレンジなどの羽毛鶏頭で色鮮やかです。
 

温室前には、大きなオブジェが登場。

花の女神さま フローラ 


その隣には、パパイヤ。ハート型のような実がたわわに生っていました。
 

四季彩の丘のコーナーでは、見慣れない豆や瓢箪などが実っていました。

かなり長く伸びたつる。なた豆と四角豆
  

四角豆の花と実。
  

 

ホウキモロコシ
 

北山門近くのワイルドガーデンにある ヨルガオ 3時半ごろ。
 

沈床花壇には、クレロデンドロム・ウガンデンセ(ウガンダ・シソ科)
 

カンナ・トウガラシ・ケイトウなどが満開です。
   

  

 

植物園では、珍しい植物を見つけたときの喜びや、大型の植物の成長に
感心したり、いろいろな刺激があります。

9月は、中頃まで秋雨が長く続き、台風も通過しました。しかし、
お彼岸には晴れ間が戻り、ようやく爽やかな秋らしくなってきました。

(温室前のフローラ等は、9月27日から10月11日まで。ライトアップされるそうです。
18時から20時まで夜間開園、入園は19時半まで。)



追記
アンの庭では、9月上旬までに切り戻ししたバラは、漸く緑が伸びてきました。
一季咲きのスイートブライアーの実が柿色に色づいています。
紫色の花は、宿根草のアメジストセージと、高く伸びた先端に咲くバラは、
ジェームズギャルウエイです。

  

  






早春の植物園 (3) 2015年

2015年03月03日 | 植物園


キク科 サイネリア。原産は、北アフリカ、カナリー諸島、マデイラ諸島。
園芸種は18世紀にイギリスで作出された交雑種がもとになっている。

葉は蕗の葉っぱのような形をしているので、和名は、1896年に「蕗桜」
という名が付けられた(wikipedia 抜粋)

 

上の茎が長い品種は、木立性セネシオ。 サイネリアの原種と交配させて、
寒さ、暑さに強い品種改良した園芸品種(ヤサシイエンゲイ 抜粋)

これらは、イタリアの庭をイメージして作られたコーナーにあります。




夢のような花畑もここに。
 

 

最後は日本の里山にありそうな早春の風景。雪割草(左)とリュウキンカ(右)
 

雪割草は、山地の湿った岩場などに生える植物です。リュウキンカ(立金花)は、水辺や湿地に生えます。
ちなみにリュウキンカの花言葉は、「必ず来る幸福」

後ろに白いユキヤナギ。黄色のマンサクとレンギョウ、薄紫のコバノミツバツツジ。手前下にあるのは沈丁花。


菜の花に、こぶし。
 



世界の各地の花をめぐり、最後は日本の早春で締めくくられています。↓大芝生地にある特設会場。



大温室の向こう側は、春待つ桜の庭です。


今年もバラモミ(ハリモミ)がいっぱい実をつけていました。
 

写真中央の色の濃い三角錐状の木↓がバラモミです。


北大路側にある正門入口には、白象がお目見えです。
 

本物の、俵屋宗達の杉戸にかかれた白象図は、養源院(東山三十三間堂の前)にあります。






早春の植物園 (2) 2015年

2015年03月02日 | 植物園
2月13日から3月22日まで、京都府立植物園の中心にある、大芝生地では、
第10回「早春の草花展」が開催されています。

テーマは、「世界の春」



ここは、オランダのアムステルダムにある「キューケンホフ公園」を
イメージして作られたもの。チューリップ・ムスカリ・わすれな草。











地中海原産コーナーでは、ストックがいっぱい。
 

中国原産コーナーでは、色々な種類のプリムラが展示されています。
一番上と最下段は、プリムラ・マラコイデス。2、3段目の大きい花はオブコニカ。


南カナリア諸島原産。キク科 マーガレット。


プリムラの仲間、ポリアンサの壁面仕立て


オーストラリアのコーナーで、見知らぬ植物がありました。
筒状の花に細かい毛がびっしり生えています。↓



この花は、ハエモドルム科 アンゴザントス 「カンガルーポー」とあります。
初めてみる科の名前で、カンガルーポーとは、「カンガルーの脚」の意味です。
カンガルーの脚も見たことはありませんが、こんな感じなのかと撮りました。



この「カンガルーポー」には、赤やピンク色の花もありました。
 



乾いた大地の、荒野のようなところに咲いている「カンガルーポー」。華々しい花を見てきたあとで
通り過ぎてしまいそうですが、名前に惹かれました。