オーストラリアに住んでみれば

南国暮らしに憧れて、住み始めたオーストラリア。
住んで、暮らして、初めて分かる、色々な体験談をお披露目します。

オーストラリア 裁判の後始末 事情

2016-07-05 11:59:17 | 日記
先月、裁判で負けた話をしましたが、


それに伴って、裁判費用の支払いを、前夫に求められた訳なのです。


…そこで、裁判長が2人に出してきた宿題は、



原告は、いくら払ってほしいのか、理由と全額を領収書とともに、今日の日付より3週間以内に提出しなさい


被告は、何故払いたくないのか、原告の理由に対する言い訳を、原告の締切日より3週間以内に提出しなさい



3週間、簡単だと思うでしょ?


ところが、言い訳にしっかりした証拠を提出しないといけないし、どういう方向が受け入れてもらいやすいのか、


弁護士に方向を仰がなければいけない訳なのです。


…そして、できるだけお金、かけたくないので、できることは自分でやる。


前夫が早々と出した供述書を元に、私が示さなければならないのは、


”いかに、財政能力が無いか”

”いかに、貧乏か”

”いかに、今までに子供を色々なアクテビティに連れて行ったか”

”いかに、不健康か”




エトセトラエトセトラ…



子供を連れて行った、遊園地、ワークショップなどの領収書を家中探して、あるだけかき集めてファイルして、


ついでに、引っ越しを6回もしたので、”だから、他の領収書無くしちゃったのよ”、の、証拠の、引っ越し費用の領収書、


各アパートの賃貸証明書、引っ越し中に、車ぶつけて修理したという、修理費用の領収書、


荷物を運んでいて、肩を怪我した、お医者さんの診断書、エトセトラ



書き上げるだけでも、情けなくなるような自分の無能さを探して、証拠をかき集め、


供述書には、相手がいかに嘘つきで、今まで騙してくれたこと、や、前夫が言っている嘘を、


証拠をあげて、こきおろさねばならないのです。



まるで貧乏合戦!?


…あいつこんなこと書いて、自分が情けなくないんだろうか???


と、思いながら、



自分でも、いかに自分は能力なしの、アホであるかをアピールするのです。



…ああ、あいつ、自分が嫌になってこないのだろうか???



これがもし、


日本の裁判官なら、判定を証拠だけを頼りにするんじゃなくて、


裁判官の想像しうる(ほかの人だってそうじゃないだろうか?と想像するような)方法で判決が出たりすると思うのです


例えば、前夫の供述、


 ”昨年は無収入だったので、銀行の利子100万円だけで1年生活した”ーーーーなぁんて、



だったら、週に5万円も管理費(家賃じゃない)のいるマンションなんて住んでられないし、


BMWなんてドライブして、レストランのお持ち帰りなんてしてられない、と思うのです。


ここでは、それは問題にならない。


幾ら、年収100万円と言う証拠があったとしても、おかしいと思わないのは、変じゃありませんか?




で、例の弁護士と相談したら、彼女曰く


”このままいくと、少なくとも貴方私にあと○○万円は払わなければいけないわよ。


  …この値段そのまま、前夫に示談したら?”


ということで、結局、彼女にお任せし、話をまとめていただいたのでした。



前夫には、請求額の3分の1ほど(でも決してお安くはない)を払い、



長かった裁判もこれで、幕切れとなったのでありました。




ナンで私がお前にお金払わなあかんねん!!


オーストラリアの裁判、どうなってるねん?



不満はいっぱいありますが、



負けてたまるか、シングルママ、


気を取り直して、頑張ろう


















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