オーストラリアに住んでみれば

南国暮らしに憧れて、住み始めたオーストラリア。
住んで、暮らして、初めて分かる、色々な体験談をお披露目します。

オーストラリア 在住日本人 事情

2016-10-01 00:29:46 | 日記
オーストラリアに来て、考えさされることはいっぱいあるけれど、その一つ、悩んだのが礼儀という事。



若いころから、学校でも、社会に出ても、ビジネスをするにしても、



 “礼儀正しいことは、最大の攻撃である” と思っていたので、ここにきて、それが使えないとなると、戸惑ってしまうのです。



皆さまもお聞きになったことはあると思うけれど、だいたい、敬語とか、謙譲語と言うものが無く、


先生や、目上に対しても、ビジネスで、お客様に対しても、



(クレヨンしんちゃんじゃないけれど)お母さんのことだって、名前で呼んだりすることは、



日本じゃあり得ない。



礼儀と言うのは、相手を尊重する気持ちからすることで、



日本語なら、言葉遣いで、”あなたのこと、尊重してますよ”と表せるけど、まして下手な英語では、それができない。



言葉が使えないから、態度だって、そういう言葉にマッチした態度でないと、やりにくい。



例えば、あなたが、社長に、 ”晋三、よくがんばったな!”



なんて言ったら、ジミー大西になっちゃうけれど、


こっちじゃ、そうとしか言いようが無いんだもん。



  ”お疲れ様でございました。有難うございます”と、深々と頭を下げる、なんだけどね。


だって、 ”Well done! Thank you!"  でしょ?              





以前書いたことあるけれど、以前行っていたホスピタリティの学校。



ホスピタリティっていうのは、病院のホスピタルじゃなくて、カフェとかバーみたいな、もてなし、接客業全般のことを習う訳で、


(私は病院のお仕事かと勘違いして入学したんだけれど...)


そこの先生が、”Nice & Fuzzy" という事を頻繁に言っていて、


職業採用試験だって、緊張してないで、親しくなれなれしくした方が、合格しやすい、


と言う話にまつわる実話を聞いたのは1回や2回じゃないのです。





そうは言われても、やっぱりそこは日本人。


思い切りが足りなくてなくて、そこまで慣れ慣れできなし、尊敬してますよ、、、と言うサインを、あちこちに出してしまうのです。



こうして、まじめにやって、損してきた在豪日本人ですが、ここにきて、ふと気が付くと、



日本人は礼儀正しい、と、好感をもたれているのです。



やはり人間、世界中共通してのヒューマンニーズ、って、自分を大切にされること?



尊敬されて嫌なわけないでしょ?



こうして、私たち、在豪日本人は、オーストラリアでの日本人の評判を良くしたのでした!






まあ、在郷日本人の知らないところで、悪い評判、立ってるのかもしれないけれど?



でも、もしも、悪い評判聞いたら、教えてくださいね!



在豪州日本人の代表の一人として、頑張らねば、と思うのです。