オーストラリアに住んでみれば

南国暮らしに憧れて、住み始めたオーストラリア。
住んで、暮らして、初めて分かる、色々な体験談をお披露目します。

オーストラリア 仕事のあり方 事情

2015-04-25 22:59:48 | 日記
以前に、言った事ありますが、


お掃除の人たちは、遅刻を毎日のようにします。

タイムカードって無いの?でしょうか??? あっても遅刻してる???かもね?


新入社員にだって、こっちは甘い。


日本で、”かわいがったってやー” なんて言われると、恐ろしくて、全身鎧を着て構えたにもかかわらず、


実際、懲りに懲りて、早々と辞める新参者が、いたものですが、

 
こっちのサービス業専門の学校で勉強をしたときに習ったのは、新入社員にはリラックスしてもらうために


”あたたかくてなぁなぁな雰囲気を提供する” 本当に、かわいがってくれるのですね?


この、なぁなぁさは、あちこちで見られるのです。

例えばスーパーのレジ。


愛想良いのは良いのだけれど、特に自分の気に入ったお客さんにはどうでもいい事を良く喋る。


喋ってる間は、手がお留守。。。愛想よくしなくて良いから、早くして欲しいと思うのは私だけ???


他にもある。


閉店間際、レジは混んでるのに、従業員は自分が帰り支度をするのに忙しくて、お客をほったらかし。


出口では、早よ出て行かんかい、と、半分しまりかけたシャッターの所に、野良犬を追い出すように追い立てられる。


ニコニコ笑顔で従業員皆整列して、”又お越しくださいませ”、、、なんてことは、間違ってもやら無い。


第一、遅い時間に入ろうとすると、もうすぐ閉店だからダメ、
と入れてくれない。


はっきり言うなぁ!

日本なんて、″早よ帰れソング”(=蛍の光窓の雪)を鳴らすのが精一杯なのです。


他にも、目からうろこが落ちるような出来事は色々ある。


前夫が、実家の倉庫の階段が壊れ落ちて向うずねをひどく打って、すりむいて帰って来た事がある。

本当に皮がめくれて、血が出て痛そうだったし、同情もしたけれど、

それがそのままベッドに行って、次の日の朝起きてこない。

痛くて歩けない?、、、えーっ!???骨折れてないよね???


仕事も、休むって?

だって、私なんて、38度も熱あったのに、エアロビクス、教えたんだか

ら、、、疲労骨折もしてたなーーー

責任感と、迷惑かけたくない一心。


日本人って、そうでしょう?


まだある。


朝から雨の日、


”今日は、雨が強いし、通勤危ないから、休もう”


こういった事をこっちの日本人の友達に言ったら、”オーストラリアの人って、結構そうだよ”


と、事も無げに言われた。



今日も、未だ4時だと言うのに、道は帰社ラッシュで込み合う。


残業なんてする人、居ないんだろうなぁー。




PS それでも、最低賃金は日本の倍くらいあります。



オーストラリア ビザ取り学校事情

2015-04-25 21:40:13 | 日記
私が初めて来豪した時、


もういきなり、就職活動を始めた訳ですが、勿論、学生ビザしかとれなかったので、

学校に行きながらの就職活動になる訳なのです。


私が当時行っていた学校は、別名 ”ビザ取り学校”と陰口を叩かれていた新しい学校で、


学費も英語学校に比べると格安で、


大して英語力が無くても入学を許可してくれる、(普通の学校は英語力がかなり無いと、入学許可が出ません)


私にとってはあり難い学校だったのです。


私のように、渡豪が、観光や留学目的で無く、ひそかに(おおっぴらに言うと入国させてもらえませんのでご注意)


心の中で、オーストラリアへの永住を目的にしている人は、


学校に通いながら、ビザスポンサーになってくれる就職先を探さなくてはいけないので、


安くて、学校に行く時間が少なくて済む学校がありがたいのです。


そういう学校は、特にシドニー辺りに沢山あって、もっと安く、もっと勉強時間の少ない学校もありましたし、


そこに行く人も沢山いたけれど、


気をつけないといけないのは、学校自体がオーストラリア政府に摘発されて、

閉校になってしまうと言う事態も多々あったのです。


払ったお金は返って来ないし、次の学校に行くのも難しく、泣く泣く帰国した人も多かったと聞いています。



私はここで、Hospitalityを学びました。Hospitality が一番、英語力無くても入れるコースだったからです。


ホスピタリティと言うのはサービス業のイロハで、レストランやホテル、バーなどが含めて、幅広く接客が学べます。



おまけに、就職活動の心得や、履歴書の書き方まで教えてくれますから、とても有り難かったのですが、 


驚いた事の一つに、面接は日本のように ”礼儀正しく丁寧に”が一番に来るのではなく、


″Frendly and fuzzy " =仲良く、なれなれしく? が一番に来ると教えてくれるのです。


実際、就職活動に行きましたが、確かに礼儀正しく距離をおいて遠慮するより、


胸の中に飛び込んでゆくような、人懐っこさが必要だったかな、とも、今は思いますが、


でも、当時、ビザスポンサーになってもらうのが目的で、英語力も余り無く働いている人たちは、


ビザをたてに取られ、それは厳しい条件で働いていましたから、そういう馴れ馴れしさも親密さも、


関係ないのですが、


耐え忍んでいる心に付け込んで親しげに近づいてくる男性に騙されて、悲しい思いをして帰国した女性も、


かなり知っています。


勿論、幸せな結婚をして、オーストラリアに残った人も沢山いますし、


誠実なビザスポンサーを見つけて、やりがいのある仕事をしている人も沢山います。


そういう日本人に遭うと、何となく分かり合える様な感じがするのは、


言葉に出来ないような思いが、あるからじやないからかな、と、思うのです。