マーラー
交響曲第2番「復活」
指揮…ギーレン
演奏…南西ドイツ放送響
合唱…ヨーロッパ合唱アカデミー 他
好み度…5(5点満点)
世間の評は精密で分析的で情は入っていないといったタイプ、との評が多いようで、確かにがむしゃらとか熱い感情むき出しとかといった演奏ではない。が、私にはいい。
録音のよさもあるだろうが、オケの響きはアンサンブルも整って美しくほどよい緊張感と濁らない力強さも感じられて、第1楽章はじめからして低弦やトランペットもしっかり決まって、整然としつつ無機的でなく、テンポの動きや歌い回しなど聴いていても情が入っていないということも感じない。
オケもいいが合唱もまたいい。これも録音のよさも関係しているとは思うが、奥行きと適度な残響を漂わせながら澄んだ敬虔な響きで、入りも声量を絞りすぎずその美しい声の重なりをしっかり聴かせてくれるのがかえっていい。フィナーレの合唱はもうあとちょっとだけ迫力みたいなものを期待したい気もないではないがないものねだりの域でしょう。
スケール感もあって、美しく力強くカッコいい、そんな印象の盤でむしろ名盤の域と思う。
交響曲第2番「復活」
指揮…ギーレン
演奏…南西ドイツ放送響
合唱…ヨーロッパ合唱アカデミー 他
好み度…5(5点満点)
世間の評は精密で分析的で情は入っていないといったタイプ、との評が多いようで、確かにがむしゃらとか熱い感情むき出しとかといった演奏ではない。が、私にはいい。
録音のよさもあるだろうが、オケの響きはアンサンブルも整って美しくほどよい緊張感と濁らない力強さも感じられて、第1楽章はじめからして低弦やトランペットもしっかり決まって、整然としつつ無機的でなく、テンポの動きや歌い回しなど聴いていても情が入っていないということも感じない。
オケもいいが合唱もまたいい。これも録音のよさも関係しているとは思うが、奥行きと適度な残響を漂わせながら澄んだ敬虔な響きで、入りも声量を絞りすぎずその美しい声の重なりをしっかり聴かせてくれるのがかえっていい。フィナーレの合唱はもうあとちょっとだけ迫力みたいなものを期待したい気もないではないがないものねだりの域でしょう。
スケール感もあって、美しく力強くカッコいい、そんな印象の盤でむしろ名盤の域と思う。
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