ブラームス
交響曲第1番
指揮…ヨッフム
演奏…フランス国立管
好み度…4(5点満点)
いぶし銀の演奏とはこういう演奏をいうのだろうか。
といっても結構荒々しいいぶし銀である。
ハスキーな弦の響きからか、華麗とか潤いとかとは反対をいくような響きであり、重い刃物のような鋭さと重さと何か得体のしれない凄みを感じるような、そういう意味では結構凄い盤と思う。
金管の鋭く強い響きは随所で強いアクセントともなっていて印象的。
第2楽章の渋く深い美しさもこの盤ならではの響き。
テンポは比較的ゆっくり展開されるが、終楽章はフィナーレへの追い込みの迫力は結構激しく、凱歌もそれ以降も特に速度は落とさないがちょっと荒々しいまでに豪快。
流麗とは反対のほうを向いた、どちらかといえば聴くほどに引き込まれるタイプの、他の盤では替えのきかない強い個性を持った盤。
交響曲第1番
指揮…ヨッフム
演奏…フランス国立管
好み度…4(5点満点)
いぶし銀の演奏とはこういう演奏をいうのだろうか。
といっても結構荒々しいいぶし銀である。
ハスキーな弦の響きからか、華麗とか潤いとかとは反対をいくような響きであり、重い刃物のような鋭さと重さと何か得体のしれない凄みを感じるような、そういう意味では結構凄い盤と思う。
金管の鋭く強い響きは随所で強いアクセントともなっていて印象的。
第2楽章の渋く深い美しさもこの盤ならではの響き。
テンポは比較的ゆっくり展開されるが、終楽章はフィナーレへの追い込みの迫力は結構激しく、凱歌もそれ以降も特に速度は落とさないがちょっと荒々しいまでに豪快。
流麗とは反対のほうを向いた、どちらかといえば聴くほどに引き込まれるタイプの、他の盤では替えのきかない強い個性を持った盤。