ベートーヴェン
交響曲第6番「田園」
指揮…スクロヴァチェフスキ
演奏…ザールブリュッケン放送響
好み度…5(5点満点)
洗練された美しい響きの田園である。
録音も大変よく、第1楽章から重なり合う明るく美しい弦の響きが印象的。
全編通して、高音も低音も弦の美しさは印象的。
第2楽章は 田園風景の小川のせせらぎというよりむしろ静かなしずくの光る山中の源流のような静けさの印象。
第3楽章は明るく美しく快活に踊りの風景が奏されている。
嵐は十分な響きの厚さと緊迫感を伴って美しくも激しい仕上がり。
続く終楽章は弦の調べにのるピチカートも美しく始まり、続くホルンも大変美しい。
その後も大げさに騒がず、清らかに自然への感謝がにじみでるような美しさで、
最後の高揚部はワルターほどではないが少し波のような処理をしつつも引ききらず高揚は持続させ、
終盤は厳かなほどに美しく、終始美しかったこの演奏にふさわしいフィナーレを形作っている。
終始丁寧な音作りはスクロヴァの長所が非常によく出ていて、アンサンブルの完成度も高く、何とも美しい田園であり、これは名盤といってよいと思う。
交響曲第6番「田園」
指揮…スクロヴァチェフスキ
演奏…ザールブリュッケン放送響
好み度…5(5点満点)
洗練された美しい響きの田園である。
録音も大変よく、第1楽章から重なり合う明るく美しい弦の響きが印象的。
全編通して、高音も低音も弦の美しさは印象的。
第2楽章は 田園風景の小川のせせらぎというよりむしろ静かなしずくの光る山中の源流のような静けさの印象。
第3楽章は明るく美しく快活に踊りの風景が奏されている。
嵐は十分な響きの厚さと緊迫感を伴って美しくも激しい仕上がり。
続く終楽章は弦の調べにのるピチカートも美しく始まり、続くホルンも大変美しい。
その後も大げさに騒がず、清らかに自然への感謝がにじみでるような美しさで、
最後の高揚部はワルターほどではないが少し波のような処理をしつつも引ききらず高揚は持続させ、
終盤は厳かなほどに美しく、終始美しかったこの演奏にふさわしいフィナーレを形作っている。
終始丁寧な音作りはスクロヴァの長所が非常によく出ていて、アンサンブルの完成度も高く、何とも美しい田園であり、これは名盤といってよいと思う。