ブルックナー
交響曲第8番
指揮…チェリビダッケ
演奏…ミュンヘンフィル(1993年盤)
好み度…4(5点満点)
テンポは、遅いとわかって聴いてもやはり遅い。
さすがに躍動感のようなものは感じられず、テンポを遅くして失ったもののかわりに得た魅力がどれほどか、といえば評価は分かれるかもしれない。
叙情楽章の第3楽章はチェリならではの雰囲気を聴けるような気もするが、チェリの演奏でときに聴かれるその曲が別物に思えるような新鮮味を伴うほどではないようにも思う。
むしろ終楽章に躍動感でなく叙情性を感じるあたりに新鮮味を感じる。
重量感のある立派な演奏と思うが、リスボンライヴに至高とまで言われる評価がありながらこちらにそこまでの評価がないのは、全体的に何か「活きた」ものが感じられないというか、そんな印象があるのかもしれない。これも好みの範疇かもしれないが。
交響曲第8番
指揮…チェリビダッケ
演奏…ミュンヘンフィル(1993年盤)
好み度…4(5点満点)
テンポは、遅いとわかって聴いてもやはり遅い。
さすがに躍動感のようなものは感じられず、テンポを遅くして失ったもののかわりに得た魅力がどれほどか、といえば評価は分かれるかもしれない。
叙情楽章の第3楽章はチェリならではの雰囲気を聴けるような気もするが、チェリの演奏でときに聴かれるその曲が別物に思えるような新鮮味を伴うほどではないようにも思う。
むしろ終楽章に躍動感でなく叙情性を感じるあたりに新鮮味を感じる。
重量感のある立派な演奏と思うが、リスボンライヴに至高とまで言われる評価がありながらこちらにそこまでの評価がないのは、全体的に何か「活きた」ものが感じられないというか、そんな印象があるのかもしれない。これも好みの範疇かもしれないが。