10月30日、エヴァンゲリオンや北乃カムイという奇抜なラッピングで有名となっていた札幌の長栄交通が破産申請して手続きに入った。
業界ではこういう取り組みは注目こそ集めるが、地元利用者目線で見ると恥ずかしくて敬遠されがちであり、高齢者が主な客の三越に並ぶ『痛タクシー』を避ける光景を目にする事が多々あり、また手を挙げても見送って別の車に乗る光景も見ていた。
ビジネス目線で見ても、その車からスーツのサラリーマンが降りてくる光景も違和感たっぷりだろう。
札幌には日本ハムやコンサドーレなどのスポーツに因んだ派手なラッピングをする会社もあるが、こういうのを喜ぶのはコアなファンであるため、せめてイベントに特化すべきであったと思う。
なお長栄交通は自動車工場が小泉改革による規制緩和でタクシー事業に新規参入したが、無茶な事業急拡大により数年前に一度不渡りを出していた。
