運送業界でも長距離ドライバーと宅配ドライバーの人材が潤沢ではない中で、個別配送ではアマゾンを始めとするネット通販で増え、更に時間指定配達や再配達といったサービス拡大で配送ドライバーが疲弊している。
佐川急便の配送ドライバーが不在先の荷物を蹴る内容が流れているが、確かに当該ドライバーのした行為は良くないが、配送の2~3割が不在で再配達となる現状であり、賃金が上がらない割に更に再配達がキツさを増やすという状況を察する必要もあるだろう。
このうち再配達についてはドライバーの責任ではなく、飽くまで受け取り側が不在によるものなので、時間指定のある場合とない場合と分ける形で受け取り側から再配達料を徴収する必要があるのではないだろうか。
もちろん営業所に来て引き取りの場合は無料を継続すれば良い。
再配達にかかる経費や残業代を兼ねた手数料として再配達料を分配していけば、運送業全体でドライバーの待遇改善がなされるはずであり、通常配送にかかるシワ寄せがある程度減るはずだ。