☆日本再生ブログ~Byのんpapa

政治・経済・社会を少々保守的視点からの思想やメディアが伝えぬ内容、更に交通関係の趣味も入るという何とも謎なブログです

ISISはヨルダンの内乱を狙っている

2015-01-29 18:26:03 | 社会・政治
今朝新たに出た後藤氏とされるメッセージ、24日木曜日の日没と初めて具体的な日時を出してきたが、編集をせず音声のみとなっている点から、ISIS側が動きを見せている事と後藤氏が直近まで生存している事が鮮明となった。
これまでISISが行ってきたやり方とは明らかに違うので驚いている次第だが、ISISは後藤氏とサジダの交換にこだわるのには深い理由がありそうだ。

第一にISISが既に殺害した人物についての正当性をアピールしている。
ヨルダン兵パイロットは後藤氏の静止画メッセージに写真らしき画像が出てきただけで音声が全く出ていない。
パイロットはISISを攻撃していた軍人の立場であるため、捕らえてからすぐ殺害した可能性があるため、今回湯川氏殺害を正当化する為に利用した後藤氏を再利用する形で、パイロット殺害理由がヨルダン側にあると正当化したい目論見があるのだろう。

第二に日本とヨルダンの関係を引き裂こうとする意図が見えてくる。
仮にサジダを開放して後藤氏を生還させた上でヨルダン兵パイロットが殺されていたとなれば、ヨルダン国民は日本人のせいで自国民が巻き添えで犠牲になったと怒りがこみ上げてくるのは想像に難くない。

第三にヨルダン国内でサジダを開放すべきか否かで割れ内乱を起こすという目論見である。
これは軍人救出を最優先にするか、テロには屈しないという姿勢を最優先するかでヨルダン国内の世論は二分している。
ヨルダン国内を分裂させる事でこの最終目的でヨルダンを弱体化させて進出する足掛かりとするものだ。

日本人として後藤氏の救出は望むが、世界の為にもISISに拘束された人物を救出して少しでもISISの状況を聞き出す必要があるだろう。

昨日の投稿時に新たなメッセージが…

2015-01-28 20:08:57 | 社会・政治

なんというタイミングだろうと思った次第だが、ちょうど投稿した時間に、前回と同じような静止画に雑音入りの後藤氏とされる音声で新たなメッセージが出された。

その内容は後藤氏は24時間、ヨルダン兵パイロットは後藤氏より早い段階で殺害するという事であったが、裏を返すと後藤氏はパイロットが拘束された昨年末まで生きている事と、メッセージは早くとも今年に入って以降作成された物と裏付けられた形である。

後藤氏はジャーナリストだが、ヨルダン兵パイロットはISISに攻撃するための行動をしていた事から、軍人を先に殺害すると示したのだろう。

サジダ死刑囚釈放にヨルダンが応じたとか、 後藤氏釈放の見込みとか情報が錯綜しているが、ヨルダンはパイロットの開放があればサジダ死刑囚を釈放するという情報が出たが、推移を見守りたい。


後藤氏音声メッセージの謎が解ける

2015-01-27 23:31:37 | 社会・政治
政府は湯川・後藤両氏が行方不明になった件で、昨年11月の段階で政府対応の案件とした上でヨルダンに現地対策本部を設けていた事が判明した。

この情報が出る直前に出した前回の記事に於いて、ヨルダンかトルコのどちらかに対策本部が設けられるのは想像に難くないと書きましたが、この部分は昨年11月の段階でヨルダンに現地対策本部が設けられた事をISISが押さえていたという事になるので、当該部分をこの記事でまず訂正させていただきます。

しかしその部分が明るみになった事によって、後藤氏の音声メッセージが昨年11月の段階で録音されていた可能性が極めて高くなり、湯川氏殺害もそれ以前だった可能性が高い事も同時に意味する。
後藤氏の妻は後藤氏が湯川氏を助けに行く目的と承知していたならば、妻宛の身代金20億円が両氏に対してのものと理解しているはずで、政府も承知していた事になるので「アベがハルナを殺した」という音声はこの案件を指したものと見られる。

安倍首相は膠着状況が続く当該案件の進展を図るため中東訪問を行い、そのスピーチでISISを強い口調で名指ししたが、これは安倍首相をはじめとする政府がISISの動きを見定めるためにあえて揺さぶりをかけたのであろう。
これは湯川・後藤両氏の安否を確かめる材料となり得るからであり、今回この動きで湯川氏殺害が判明した形だ。

直近では日本とヨルダンが協調してISISに両国の人質解放を求めてサジダ死刑囚などの解放要求を呑む可能性を示唆して揺さぶりをかけているが、一見すると日本とヨルダンがISISに譲歩しているかのように見える。
しかしこれは現状どうであるのかを探る意味が込められており、帰せる状況であれば水面下で動く事となり、最悪の結果であれば受け入れ拒否や新たに無茶苦茶な要求をしてくるはずなのだ。

ISISは端から日本を敵国扱いしていたという事であり、安倍首相のスピーチが拘束を煽ったものではないと裏付けられた形だ。

ISISの時系列錯乱に騙されるな

2015-01-27 14:49:41 | 社会・政治
前回の続きである。

後藤氏のメッセージにヨルダンに日本の現地対策本部があると入っていた事で、ISIS側が日本とヨルダンを分断させようする意図と、後藤氏本人が言わされてる感を出した両方が取れるものであるため、あたかも直近に撮られたものであると信じた方も多いのではないかと思う。

しかし引っ掛かるのは後藤氏が「死人が話す」と言った言葉の真意だ。
ISISはメディア技術を巧みに使うのに静止画と雑音ありの録音音声からする当たり、音声を合成する事によるツギハギ部分を隠すため、わざと雑音を入れた可能性があるのだ。
ヨルダンに日本の対策本部があるという内容の発言があたかも最新っぽいが、それも事が明るみとなれば対策本部がヨルダンかトルコに置かれる事は想像に難くない。
つまりヨルダンでもトルコでも対応できる内容で早い段階から録音されていた可能性があるため、この観点からも分析していただきたい。

ISISのやる事は非常に巧妙であるが、共通しているのは無茶苦茶な要求を公開するという事は、非常に厳しい状況となるのが通例である。
ヨルダンが拘束されている自国のパイロットを差し置いて、後藤氏のためにサジダを開放するという事などあり得ない。
だが日本はヨルダンに対し非協力的だとは思ってはならず、これは国民世論として当然の事と受け止めていただきたいものである。
ここで分断してはISISの思う壺となってしまうので…
















ISIS(イスラム国)はメディアを操っている

2015-01-26 04:15:41 | 社会・政治
まず先に前回まで「イスラム国」と書いてきましたが、国として認められない事から当ブログに於いては「ISIS」をメイン標記とし、イスラム国は括弧書き又は省略する事と改めさせてもらいます。

まず1月20日に拘束された2人の映る2億ドル要求する内容の映像が合成であると触れたが、イギリス人の黒覆面だけが最近撮影されたもので、拘束された2人は拘束時に各々撮られたものを合成している可能性が高い。
昨年11月に後藤氏の妻宛に身代金20億円を要求するメールが届いている事がわかり、また昨日新たに後藤氏が湯川氏とされる斬首された後の写真パネルを持った静止画と音声が公開された。
ISISに拘束されると満足な食事が与えられない環境と言われているが、20日に出ていた湯川氏はふっくら状況で出ており、斬首後の画像でもふっくらしていた状態であった事から、早ければ後藤氏拘束前後に殺害されていた可能性が高い。
また身代金からサジダ死刑囚釈放へと要求を変えた音声については、妻子宛のメッセージと安倍首相への批判が主な内容だが、サジダ死刑囚釈放はISISとアルカイダが以前から求めている事であり、身代金というのは1月20日に出された日本に対する2億ドルではなく、昨年妻宛に届いた20億円要求メールの事を指していた可能性が高い。
安倍首相への批判も具体的な中身に触れられて居ない抽象的なものであるが、日本は憲法9条と日米安保の観点からアメリカに追随せざるを得ない立場であり、アルジェリア事件でも日本人が標的にされて早いうちに殺害されていた事から、アルカイダに続きISISも昨年のうちから日本を標的にしていたという事が明確となった。

話を戻してISISはあり得ない要求ばかり突き付け映像や音声を継ぎ足したり削ったりと巧みに編集している事から、後藤氏の画像と音声についても拘束されてからあまり時間の経たない昨年内に撮られたものである可能性が出ている。
サジダ死刑囚釈放についてはヨルダン側が受け入れられないであろう無茶苦茶な要求である事からして、後藤氏については無事である事を祈りたいが相等厳しい状況にあると思われる。

ISISは安倍首相の発言を種にして時系列錯乱を狙っているのが湯川氏殺害後の写真公開により明らかになった。
また一部の人が安倍首相の振る舞いを批判しているが、この問題についてはISISが安倍首相への責任転嫁を画策しており、テロに遠回しに賛同する日本人を増やしたい思惑があるため、この事件については右や左などに関係なく纏まって、ISISの暴挙に断固抗議する必要があろう。