民主党政権時代の1ドル=70円台後半となれば異常な円高であるが、その間に原油価格が暴騰して現在も高止まりしており、鉱工業の原材料も値上がりしている。
またバイオ燃料への使用で小麦価格も高騰して一向に下がる気配はなく、海外からの輸入価格全体が押し上げられている状況下では、過去のような1ドル=120円となると国全体が輸入コスト上昇により経済が圧迫される。
例えば自動車関連では販売台数は減っており、大手では輸出による為替で利益を上げているものの、下請けでは原材料輸入費用増と販売数減で経営は苦しくなっている。
中小企業への対策を打ち出さなければいけないところまで来ているのではないだろうか。