12の楽しみ!

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船越の頭・小蓮華山(大日岳)・白馬岳 2022.10 後編

2022-11-18 12:28:44 | 

2日目の早朝、ヘッドランプを点けて歩き始める登山者を窓から眺める。

今日の行程は白馬岳まで。そこから少し下った白馬山荘まで行く。

コースタイム6時間30分、写真を撮ったり休憩を入れても時間の余裕はある。

 

折角なので内風呂の温泉に入りに行く。ここも源泉かけ流しである。早朝からは誰も入っていない(笑)。

部屋に戻り、昨夜注文した弁当を食べる。時間はあるものの朝食の時間が山小屋のように早くないのである。

準備して、他のお客さんが朝ご飯を食べてる時に出発。

良い野湯と美味しいご飯をありがとう!

 

 

昨日降りてきた道を登り返す。朝日が入ってきた。

 

 

透き通る朝だ。

 

 

昨日はガスで見えなかったのだが、木立の間に雪倉岳が堂々と構えていた。

 

 

標高が上がるにつれて、その全体が見えてくる。迫力だ。

 

 

あのねじれた樹も朝見るとまた雰囲気が違う。何度見ても凄い!

 

 

結構な登りが終わり、チングルマの草原に来た。カメラの露出が少しアンダー気味(笑)。

 

 

こちらはキレイに。😄

 

 

ロッジを出て3時間少し、分岐に戻ってきた。テントはほぼ撤収されている。

 

 

大池山荘で、バーナーを取り出しコーヒータイム。

白馬岳はまだ先だが、こんなにいい天気、たっぷり山旅を味わう。

😃

さてまずは手前に見えるピークだ。登山者が適度な間隔で続く。

 

 

振り返ると大池と山荘、日本海にはまだ薄雲が掛かっている。今日も青空だ。

 

 

ハイマツが広がりその向こうに稜線が伸びる。先は長いが気持ちの良い歩きだ。

 

 

1時間弱で『船越ノ頭』に到着。

大池からここまで来て引き返す登山者もいるほどその眺めは素晴らしい。

 

 

白馬村と深い山並み。冬は、真っ白なんだろうな。

 

 

あの台形のような山が高妻山~乙妻山かな?奥の稜線で高いのが妙高山で、左のが火打山だろうか。😅

 

 

これから向かう稜線。いいねぇ。😍

白馬大池側から登ったのは、この景色を楽しみながら進みたかったからである。

 

 

次のピーク、小蓮華山に向かい歩みを進める。

 

 

白馬岳、白馬鑓ヶ岳(やりがたけ)、奥に双耳峰の鹿島槍ヶ岳を望む。縦走ルートだ。

 

 

歩いてきた稜線。大池が遠くなった。

目を凝らしてかろうじて日本海が分かった(笑)。

 

 

ほどなく、小蓮華山に到着。新潟県最高峰である。この先は長野県に入っていくことになる。

 

 

小蓮華山に立つ鉄剣。デザインが良い。

 

 

ここから白馬岳までは1時間半ほどである。風も穏やかで再びティータイム、行動食を食べる。😄

その白馬岳が眼前にある。もうひと頑張りだ。

 

 

太陽が眩しい。

 

 

登りに入り、振り返る。こちらから見ると山全体が白い。

 

 

最後の登りだ。

 

 

この急登、見上げるとなかなか。😅

 

 

白馬岳、日本海側はなだらかな斜面なのだが・・・。

 

 

反対側は、浸食が進み急峻な斜面となっている。

 

 

この急な稜線を登っていくと、山際の端に見えてくるものがある剱岳だ。

 

 

頂上に到着。

 

 

こういうの、日本人だからかな(笑)。

 

 

それはさておき、360度の展望が素晴らしい。😆

 

 

剱岳方面。雲が湧きあがり、気象と山のなんという力強さ、迫力である。

 

 

今日の宿泊地、白馬山荘が見える。

 

 

10分足らずで到着。受け付けはこちら。

 

 

泊りと食事は隣に立つこちら。

 

 

ここからの眺めも良い。

 

 

山はすべての時間が早い。小屋にもよるが。夕食17時、消灯21時。朝食は5時。その前に出発する人もいる。

と言うのも山の天候は、午後ガスが湧いたり崩れたりするので安全登山のためである。

自分のリズムで動きたい人はテン泊(テント泊)にする。料金も安上がり。

ただ、国立公園内はどこでもテントを張って良い訳ではない。緊急時のビバーグ以外は指定地でのみキャンプが可能。

装備にテント、寝袋、食料など重量も増える。大自然と近くなるには、体力が必要(笑)。

 

出発前にカメラだけ持って散策。

右側に虹色が見える。彩雲だ。

 

 

アップ。

 

 

朝日が差し込む剱岳。なんか雰囲気良いね。

 

 

はるか向こうに、槍ヶ岳。

 

 

そしてうっすらと、富士山。

 

 

もう1度白馬岳頂上へ登り返し、コーヒーも入れて景観を楽しむ。

何度見ても見飽きない、剱岳(笑)。

 

 

この後は、大雪渓目指して下山開始。

イワヒバリをたくさん見かける。

 

 

この時期の大雪渓は、小さくなって迂回ルートの秋道を下ることになる。

 

 

この道がかなりザレザレの道で、下りだと滑りやすく滑落したら大変なことになる。落石も注意だ。

 

 

雪渓には、道標としてベンガラがまかれている。陶芸をしている者には馴染み深い顔料(笑)。

 

 

雪渓を通過後もザレ道が続く。😅

 

 

猿倉着。無事下山。

 

 

後日、ニュースで知ったのだが、雪渓に落ち高齢登山者が亡くなっていた。

死因は低体温症らしいのであの秋道から落ちて、衝撃で動けなくなってしまったようである。

ちょうど自分が通過した日付けだった。まさかである。

考えていた水平歩道、下の廊下でも今年2名が滑落して亡くなっている。

遭難は他人ごとではないと改めて肝に銘じる次第である。

 

ハクサンシャジン、詩的な愛。😎

 

 

白馬岳は天候に恵まれ良い山旅だった。

そして、蓮華温泉はかなり良くお気に入りの一つになった。春スキーの人達が入りに来るのもわかる。

春スキーの実力が付いたら行ってみたい。いつの日になることか・・・(笑)。

 

💖