進化するチームK

夢の実現に向けて邁進する、個人と組織の成長日記

ニワトリが先?タマゴ?

2012年12月20日 10時21分17秒 | Weblog
よく刑事ドラマなんて見てると、
「上の奴らは現場のことをを分ってない(理解してない)!!」
なんてセリフが出てきます。(定番的な)


組織で働く以上、それぞれの役席や立場があり、与えられた責任を果たさなくては
いけませんが、
トップの意思決定によって組織の舵取りが左右されます。

そしてトップの意思決定となる判断基準は、その人物の経験や目線の位置によって、
大きく変わります。


よく勉強会で、

 戦略を考えるときは・・・
   お客様と市場(マーケット)【外】に目を向けて、
   お客様に付加価値が提供出来る仕組みづくり

 戦術を考えるときは・・・
   個々の社員や組織の【内】に目を向けて。
   現場の社員が生産的・機能的に働ける環境づくり

を意識して考えましょう!

とお伝えしていますが、
簡単そうでこれは本当に難しいと思います。

顧客(市場)満足と顧客満足の両方を叶えることは至難の業。
ニワトリが先か?タマゴが先か?


私が考えるに、

今迄市場にない製品(商品)やサービスを提供する企業は、「戦略」が
最重要。
トップダウンでガンガン。
とにかく、どこにもない魅力的な商品や市場を開発・開拓すること。

逆に、すでにある製品(商品)やサービスを提供する企業は、「戦術」
組織力の強化が大きな影響を与えるように感じています。
ボトムアップが鍵。
既存の商品でも魅力ある売り方でまだまだ差別化できる。


先日、ある大企業の支店で、赴任してきた支店長と課長の研修がありました。
彼らの最初の仕事は、パート社員と同じ架電業務です。
一人一人の顧客に丁寧に接客していきます。
これまでのキャリアも管理職の権限も皆無。
新しい業務において彼らは完全に新人。
部下から実務指導を受け現場を覚えていきます。

その組織では、管理職が現場をとても理解しています。
また社員・パート・派遣社員がとてもテキパキと働き自分の業務をこなしています。

その理由がわかった気がしました。