進化するチームK

夢の実現に向けて邁進する、個人と組織の成長日記

フォローメール 【アプローチ】

2012年06月30日 11時33分07秒 | Weblog


今回の内容は、アプローチの研修会にご参加頂きましたクライアントの皆さんに
向けてのフォローメールです。
長くなりますので数回に分けてご紹介してまいります。


優位性について

事業の成功を左右する最も大きな要素・要因について考えてみます。
自営業者、経営者がまず押さえること、それは自社の「優位性」です。
自分の事業において優位性が発揮できる分野の確保。

優位性って何?
ちょっと分りにくいな~、と感じる方は「強み」や「魅力」、あるいは
勝てる分野や範囲と置き換えましょう。

例えば…、
 潤沢な資金があり(他社より)優位である
 良質な商品があり(他社より)優位である
 特別な技術やサービスによって(他社より)優位である
 優秀な人材の存在によって(他社より)優位である
 等々…。

皆さん自身、または組織の優位性は何でしょうか?
当然のことながら、複数の優位性があるほどチャンスは増加。


最も大切な優位性とは

 ~我が社には潤沢な資金、高品質な商品、技術、人材、その他…、
 優位性!?なんてほど遠いと感じる人もいるかもしれませんね。
 確かに上に上げた分野で優位性を獲得するのは困難です。

 ただ最低限というか最大限というか…、
 経営者が最も意識すべき項目…、

 それは間違いなく【マーケット・市場】においての優位性です。
 市場つまり見込み客(既存客)がいなければ、多額の資金投下も
 世界一の製品も超プロ社員の存在など…そんなもの全く意味を持ち得ません。

 今更、私が偉そうに言うまでもなく、
 商売の鉄則は「お客様(見込み客様)ありき」です。
 しかし、「市場での優位性を獲得する!?」ってどういったことでしょうか。

 皆さんが日常生活の中で利用しているお店や業者を思い浮かべて下さい。
  クリーニングを出すとき、一番最初に思い浮かぶお店
  髪を切ろうと思った時に一番最初に思い浮かぶサロン
  旅行の手配をする際に一番最初に思い浮かぶ代理店またはサイト
  友人との食事会の場所として一番最初に思い浮かぶお店
  その他、本、食材、雑貨、保険商品、洋服等々…。
 
 それぞれの分野で思い浮かぶお店・会社・人がいると思います。
 お客様の検索上位に組み込むことが出来なければ、市場からの求めが薄い
 ということになります。
 市場に対して優位性を持っているということは、「思い出してもらえる存在」
 であることではないでしょうか。
 少々幼稚な言い方ですみません。

 お客様から思い出してもらえる存在になるためには…、
 
 【お客様(見込み客様)】から忘れられない 
 その前(ため)に、
 
 【お客様(見込み客様)】のことを忘れない 
 必要があります。

 お客側は利用したお店やスタッフの対応履歴を記憶しています。
 しかし多数を相手にしている店側スタッフはその一つ一つを記憶してない
 ことが多い。

 「お客様のことを忘れない仕掛け(仕組み)」
 を昨年より前月より進化させることが重要です。

 その仕組みについてご紹介するのはブログでは限りがありますので、
 また研修会の機会に。



流動する市場

 お客様(見込み客様)の集合である【市場】は企業にとっては一番の
 【資産項目】です。
 しかしこの資産項目は、最も流動性が高い。
 金庫の現金や通帳の残高が理由もなく一瞬で消失することはありませんが、
 客離れの現象は突然起こり、一気に加速します。

 私も過去に大変生産性の高い組織にいましたが、
 あるきっかけで市場(見込み客)が激減し、アレヨアレヨという間に組織は
 30分の一の規模に縮小しました。

 当時、その下降の勢いは一瞬の出来事の様に感じました。

 顧客の高齢化、顧客の業界の変動、同業他社の進出…など様々な理由により
 現在の市場は数年後(あるいは数か月後)には減少または消滅します。

 常に新しい市場を開発する仕掛けが必要になってきます。

  

ベドーガー氏の教え

 工場生産に置き換えるならば、市場は「材料」に過ぎません。
 その材料を加工し製品化する必要があります。
 質の良い材料も持っているだけでは、後に不良在庫化します。

 同じく市場を持っているだけでは意味がありません。
 市場から利益を生み出すための「アプローチ」が必要です。

 米国で生命保険販売において、偉大な成果を上げたフランクベドガー氏は、
 「営業の仕事は、毎日4~5人の見込み客に熱心に保険の話をすること。
  このことに尽きる」と著書の中で語っています。

 ごくごく単純な事ですが、実際はこれがいかに難しいか!
 営業の仕事が向いていないと言う人の多くは、アプローチの段階で苦手意識
 を持っていると思います。

 しかし、逆に言えばここで優位性を発揮出来たら?

 私は研修会でよく、「Aランクの見込み客にのみ商談をする」と
 お伝えしてきました。
 その為の手法については、研修会で度々触れてきましたのでここでは
 除きますが…、

 毎日4~5人にコンスタントに話ができるか、そしてその人たちを
 Aクラスにできるかどうかは「アプローチ」の中身次第です。

 商談(商品説明)力は、時間の経過と共に誰でも習得できます。
 工場で加工の初段階で失敗すると後作業が大変になるのと同じく、
 アプローチで失敗するとクロージング率は上がりません。
 
 しかし「アプローチ」は、流動する市場状況と常にリンクしているので、
 それに合わせて改良・改善する必要があります。

 ベドガー氏と同じく各業界のトップセールスマンにはアプローチにおいて
 共通点があります。


 それは…、
 「ワンパターン化」。
 
 彼らは同じアプローチトークを繰り返しています。
 
 私は営業の仕事を始めたばかりの頃、この事が理解できませんでした。
 「相手によって変えるべきでは??」
 と単純に考えていました。

 あるとき、だまされたと思って当時トップだったセールスマンの
 基本アプローチをそのまま真似てやってみました。
 そのやり方は正直、私にはしっくりこないものでした。

 しかし!!
 見込み客にはしっくりきたようで、(内心ぴっくり
 その後、面白いようにアプローチの成功率が上がったのです。

 実践しながら気が付いたことは、
 はじめしっくりこなかったアプローチ手法が次第に自分らしく表現でき
 るようになったことはモチロン、
 相手に合わせた適切な応用が咄嗟にできるようになっていきました。
 
 自分のやり方に固執していると、いつの間にか【市場】から離れている
 ということに気が付きました。




 次回に続く…。

千里の道

2012年06月26日 00時02分18秒 | Weblog
私が通っている簿記の専門学校では、日商1級の授業で、
商簿、工簿共にA編とB編という授業があり、各16回で計64授業です。

2級の時の授業は、A、B編で各12回で計48授業でした。

そして受講者は回が進むごとに減っていきます。
2級の時も徐々に減っていましたが、1級は激減!
授業に出れないときは、DVDでの補講が受けられるのですが、
ライブ授業の方がやはり理解しやすい。
授業一回あたりのボリュームが多いので、1~2回休むと
ついて行けなくなり次第に遠ざかっていく…というパターンでしょうか?
(私の経験上)


昔、「千里の道も一歩から」のことわざについてある人の解釈を聞いたことが
あります。
長い道のりも最初の一歩から始まる、という意味ですが、
その方は、「長い道のり(=大変なこと)も一人から(でも)始める」
という解釈でした。
人がどうであれ、自分たった一人であっても始める、または続けることが、
極意だと言っていました。


私は、群れるタイプではありませんが、仲間と切磋琢磨したいタイプです。
でも最近気が付いたのは、いい仲間を求めるではなく、
「自分が行きたい方向に歩いていると、必要な仲間と出会える」
ということです。

週4日の授業とその復習に多少疲れも出てきましたが、
いい仲間もできてきたし…、
でもきっと一人になっても続けるし…、
という意思も以前より強くなりました。

これを成長(自己満足かも)と呼びたい。




アリ的生き方の夏

2012年06月19日 23時50分09秒 | Weblog
現在仕事の合間に通っている専門学校、今週から簿記の授業に
週4回出席することにしました。

1回の授業が3時間、復習なしでは授業についていけないため
授業1に対して、復習1の勉強時間が必要。(私のレベル基準)

…ってすると、
3h×4授業×2復習=24h
一週間にこれだけ簿記の勉強に割く事になります。

16週間続くので、その期間モティベーションを維持させる自信は…、
正直まったくありませんが、
フェードアウトしない様、小さな仕掛けを作って、と考えています。
ブログに書いておくのもその一つ。


アリとキリギリスのお話を自分に置き換えて考えてみました。
アリのように自分を律する自信はありません、でも
キリギリスのように愉快に楽しく破天荒に生きていく自信もありません。

しかし!
この夏~秋にかけてはアリ的生き方をちょっと試みてみます。

効率化と専門家

2012年06月14日 11時09分09秒 | Weblog

「それについては…、私どもではわかりかねます」

昨今の企業対応でよく聞く言葉…、
言い方としては丁寧語なんでしょうが、私的にはすごく(かなりスゴク)
冷たく聞こえます。

コールセンターでのお仕事を受けることが度々あります。
業務の分業化により、電話担当者は当然、全部のシステムや体系に
対して熟知しているわけではありません。

よって自分の担当外の質問には、
「~んなことこっちに聞いてくるなよ」といった気持ちが
「・・・私どもではわかりかねます」
の言葉に表れている感じがします。

お客様に添いつつ、適切にリードしていく。
何でも全部知ってます!何でもできます!
それはないとしても
せめて相手のお困りごとに寄り添うコミュニケーションの力は
必要だと思います。

経費を抑えて高いパフォーマンスを出すことの大変さは企業努力
はわかります。
特に最近は、専門知識だけでなくコンプライアンス含め様々な縛りが
多く育成時間が限られています。

細かく、深くより、
広く、浅く、多くが主流になっている現状をどう改善できるか?!
私の仕事に置き換えても新しい課題が出てきています。


100名様分の時間価値

2012年06月10日 10時37分18秒 | Weblog
改めて、私の仕事ですが…、

 営業担当者
 経営者・自営業者
 代理店主
 後継者
 部門長 マネージャー

などの業務や立場にある方々に、研修や勉強会の講師をさせて頂いております。

もうかれこれ18~19年(?)になります。
はじめは本当にちっちゃなステージでしたが、
素晴らしいクライアントの皆さんのお蔭で、国内(たまに韓国・中国も)色んな
地域でたくさんの方々と出会わせて頂きました。

始めた当初は、ガンガン、ノリノリ、イケイケ的な面もありましたが、
ここ数年、回数を増すごとに、その難しさというか責任の重さ、深さを感じるように。

殆どの仕事が出張なので、仕事が終るとホテルの部屋で一人反省会をします。
反省しているうちに自然に体操座りのポーズで、頭を沈めていること多し。
この数年は体操座りの回数が凄く増えました。


来週は久々に100名レベルの講演会。
何度も資料の見直しをして、お集まりの皆さんの時間価値に応える内容に…、
準備中です。

時間給、単価の高い方々なので、
1人平均1時間10000円と考えて、×100名×2時間、
ということは…、

ギョッ… 


準備
準備
準備





中身を見る力

2012年06月03日 12時47分36秒 | Weblog
先日の勉強会で少しご紹介したのですが…。

高校時代、お嬢様といわれる友人が数名いました。
そんな友人宅でホームパーティが開かれ結構お呼ばれいただく機会がありました。

新築祝い、改築(増築)祝い、本人やご家族の記念日会等々、
お金持ちはこんなにパーティ好きなのかと子供ながらに
感じてました。

その中で、私が好きだったのは友人のお母さんの手料理がふるまわれるパーティ。
うちの母ではありえない手料理に驚きの連続でした。

我が家の「おでん」も充分美味しいのですが、
友人宅の「ポトフ」はこれまた絶品。
我が家の「牛のたたき」好きですが、
友人宅の「ローストビーフ」は、格が違う…といった感じ。

ある日、牛ほほ肉のお料理が出てきたとき、お呼ばれされてた別のお嬢様が、
「お母さん、とてもおいしいです。これ赤ワイン入っています?」
と聞き、加えてワインの産地を言い出したので、どひゃ~と驚いたことを覚えています。
私はただ「美味しい!!」しか言えません。

あれから、~ん十年経過し、
当時ワインの産地を言い当てた友人は、ご主人のレストランでソムリエ役を
して手伝っています。


漫画家になった友人がいます。
10代の頃から彼は漫画を読むとき一つ一つの描写を自分なりに解説していました。
私はボーっとただ単に読んでました。


ソムリエの彼女も漫画家になった彼も若いころから「中身を見る力」がありました。
と言うか、日常の中で「中身を見る力」を鍛えてたというか…。

出来上がりの外側だけ見てもプロには成れないことを、彼らに教わった気がします。












満喫な土曜日

2012年06月03日 00時11分33秒 | Weblog
前々から行ってみたかったK石さんのホームパーティ、
おじゃましてきました。


古民家、陶芸、おもてなし料理、花いっぱいのガーデン、手作りビール、沖縄




私の好きなワードの数々が存在しているK石さんの古民家。





フレッシュオリーブ初めて食しました。
知らなかった。
こんなに美味しいなんて…。
自分ぎねすに登録です。

沖縄久米仙も初銘柄(名前忘れ)をいただき、
そうそうこれこそ!焼酎!の醍醐味ムンムン。

一流のおもてなし料理と、美味しいお酒と、いいお仲間とで
満喫すぎる時間。

…にしても、K石さんのサービス精神には脱帽です。