ある女性(Aさん)は、簿記3級の学習を始めた当初(6月始め頃のこと)、
今後の計画を語っていました。
「まずは、11月にサクッと3級に合格して、来年2月には2級もパスしたい」
最近(約2ヶ月後)、Aさんに進捗状況を訊ねると、
「あー、2月の2級??無理ですね~」
「3級は、試験対策やってる?」
「何回か、テキストは見直してます」
彼女は、習った箇所を数回直して、…放置。
私もAさん体質なので、彼女の気持ちというか言動がとても理解できます。
学習のやり始めは、そこそこモティベーションも高いし、
少し理解でき始めると、簡単に合格できそうな気がするというか、
無邪気な積極性が出てきます。
でも…、
合格ラインに達する人達の特徴は、
理解力や呑み込みが早い人ではなく、
(早いに越したことはありませんが…)
ポジティブ前向きな人でもなく、
☆☆ 現時点での実力を知っている人 ☆☆
だと思います。
仕事については、若干の大風呂敷はアリですが、
学習では、変なプライドや場当たり的な積極性は邪魔になります。
「自己把握力」のある人は、客観的で冷静です。
では、自己把握力をつけるには…、
☆☆ 実力テストを受けること ☆☆
です。
テストの結果、現在の実力が高い、低いにはあまり問題ないと思います。
でも…、現在の実力を知らないことは、大問題です。
(受験するなら…ね)
仕事では自分の思い違いは、なかなか把握できないんですが、
学習に置いては「点数」という超具体的で客観的な事実(現状)が
把握できます。
正直、嬉しくない事実が多いのですが、
これがなくては進めないのも事実です。
机上の学習は、実務ではそんなに役立たないと言われます。
でも、営業しかやってこなかった私からすると、
机上の学習は、誤魔化しがきかない分、シビアだとと思います。
もう少しモラトリアムな時期としてシビアに取り組みたいと
思っています。