千代は6月27日亡くなりました。
翌日千代のオーナーは家に来るなり
「仏壇の横に千代の写真があるといいね。」
とてもそんな気になりませんでした。
少し指の傷が治り始めたせいでしょうか、
昨日知り合いの美術堂へ電話をしました。
「17年間飼っていた犬が亡くなりました。」
「千代ちゃんですか?」
「はい、千代のオーナーが仏壇の横に遺影があるといい。
と、いうのでお願いしたいのですが。」
「ええ、ええ。」
「まだ、写真を選ぼうと思っても涙が出て
まだなんです。
こうして電話をかけていても涙が出そうです。」
「おいでになる前お電話してください。
私は病院へあちこち行っているもので・・・」
「私もです。
千代は亡くなる前に私の指をかんで、
今日も整形外科に行きました。」
「お利口な千代ちゃんは思い出を残して行ったのですね。」
「ありがとうございます。
またお電話させていただきます。」
フイットネスから帰って、お腹ペコペコです。
町のレストランで昼食をいただきました。
スッキリした汗を流し、お腹を見たし
写真選びの元気が出ました。
元気が出過ぎたようです。
遺影選びはつらいです。