川塵録

『インテグリティ ーコンプライアンスを超える組織論』重版出来!

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人間の是非 一夢のうち  良寛

2024年05月12日 | 古典・漢籍
月刊『致知』の巻頭言に、良寛のいい詩があった。

回首五十有余年 
(首〈こうべ〉を回〈めぐら〉せば五十有余年)

人間是非一夢中
 (人間〈じんかん〉の是非一夢の中〈うち〉)

 こちら(致知ウェブ版)

ーーーーーー

人間の是非は、一夢のうち。
人間社会の良い悪いなんて、一瞬のもの。

50年経てば、歴史が証明する。

たとえば、安保反対!とかも、世間から反対された岸信介が独り正しいってことが、50年経って、証明されています。

30年とか50年前の、ロッキード事件とか、マクリーン判決とか、尊属殺人罪とかいう刑罰の存在とか、、、

当時は「正義」だったものが、50年経って「不正義」だってことは、歴史を紐解けば、いくらでも転がっている。

鬼畜米英、ユダヤ虐殺、原水爆開発、、、 

こういう50年、100年の視点を持つにはどうすればいいのか。

インテグリティ研修とかでも問いかけたい。

「何を遺して死にたいか」かなぁ。
 
財産を残して死にたいのか、なんらかの業績を残して死にたいのか、それとも、美しい精神を残して死にたいのか。

その辺の違いのような気がする。

この辺はまた掘り下げます。



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