月刊『致知』の巻頭言に、良寛のいい詩があった。
回首五十有余年
(首〈こうべ〉を回〈めぐら〉せば五十有余年)
人間是非一夢中
(人間〈じんかん〉の是非一夢の中〈うち〉)
こちら(致知ウェブ版)
ーーーーーー
人間の是非は、一夢のうち。
人間社会の良い悪いなんて、一瞬のもの。
50年経てば、歴史が証明する。
たとえば、安保反対!とかも、世間から反対された岸信介が独り正しいってことが、50年経って、証明されています。
30年とか50年前の、ロッキード事件とか、マクリーン判決とか、尊属殺人罪とかいう刑罰の存在とか、、、
当時は「正義」だったものが、50年経って「不正義」だってことは、歴史を紐解けば、いくらでも転がっている。
鬼畜米英、ユダヤ虐殺、原水爆開発、、、
こういう50年、100年の視点を持つにはどうすればいいのか。
インテグリティ研修とかでも問いかけたい。
「何を遺して死にたいか」かなぁ。
財産を残して死にたいのか、なんらかの業績を残して死にたいのか、それとも、美しい精神を残して死にたいのか。
その辺の違いのような気がする。
この辺はまた掘り下げます。